朝、JR橋本駅北口6時20分の始発バスに乗り、蛭ヶ岳と檜洞丸を目指します。 蛭ヶ岳に11時半までに着かないと、日没時間の関係で檜洞丸は諦めることにします。 始発バスには10人前後の登山客と一般人が乗っていました。 私の心を暗くしたのは、前に座っていた一人の登山客です。二人用シートの真ん中に座り地図を広げて、通路を隔てた登山客と話し込んでいたのです。バスが発車しても、途中のバス停から人が乗ってきてもです。他の登山客も空いている座席にザックを置いて二人掛けのシートを占領していました。これだから、登山客のマナーを疑われるんだ。登山客全体がそう見られるじゃないかと思いました。 そして、注意できない自分にもガッカリして、前に座っている登山客を呪いました。山で転んでしまえ!と。 ところが、これがいけなかったのか、神様は知っているんですね。お前に言う資格があるのかと、この後バチが当たりました。 1.道迷い 東野のバス停で降りたのは私一人でした。案内板が行手に出ているので普通は迷いません。林道もかなり進んで、進入禁止のゲートがありました。お行儀の良い?私は素直に従って、右脇の林道を進みます。車が通れる道です。5分位進むと工事現場がありました。ところが、山道がないので、YAMAPで確認すると、登山道から大きく外れていました。急いで進入禁止の所に戻ると、ちゃんと案内板があるではありませんか。見逃していたのです。10分位ロスしました(T_T) 2.滑って、引っ掻いて。 蛭ヶ岳には目標よりも早く着きました(*^^*)。おにぎりも食べ、トイレ(200円)も済ませて(目標ギリギリだった場合は、歩きながら食べようと思ってましたw)檜洞丸へ向かいます。ところが、蛭ヶ岳の頂上も泥んこだったように、下りも道の悪い所がありました。慎重に下っていたけれど、滑る!イヤだなーと思っている所で見事に滑った。左手で枝をつかみ尻もちは着かずに済んだものの左腕に痛みを感じました。見ると、服の上から擦ったにも関わらず10センチ以上の引っ掻き傷が出来ていました。幸いにもウィンドブレーカーなどはなんともなってませんでした。けれどヒリヒリします。痛かったぁ~。 3.頭を2度ぶつけて、倒れこみ手袋真っ黒け! 檜洞丸にも予定よりも早く着きました。ラッキーではありません。太陽も隠れて、冷たい風が吹き荒れていました。若い登山客が一人いましたが、檜洞丸の頂上標識の所で震えていました。彼はそそくさと下山しました。 私は写真を撮ったり、行動食を食べたり周りの景色を確かめたり・・・うっかり檜洞丸のヤマスタチェックインを忘れるところでした。 長居しても寒いだけなので、下ろうと思っていたら、一人の若者が犬越路方面からやって来ました。挨拶もそこそこに下ります。 こちら側も陽の当たらない所はぐしゃぐしゃです。下っていると、登山道を一本の木の枝が道を遮るように横に伸びていました。 その木の枝を潜りました。頭は潜ったけれどザックの頭が引っかかり、身体が戻されます。後頭部を枝にぶつけました。コナクソと態勢を立て直すもその弾みで今度は前頭葉を同じ枝にぶつけます。痛!衝撃で龍馬は後ろに倒れこみます。もとい98℃です(T_T)。 瞬間的に両手を後ろにつきます。そうしないと下はぐしゃぐしゃだから。ザックがあったので尻は着かなかったと思います。 両手の手袋は真っ黒けでした。左右入れ替えて手にはめました。後で、ザックとズボンを見たけれど全然汚れて居なかったのは、不幸中の幸いでした。この部分だけ神様はワシもやり過ぎたと許してくれたのかもしれません(-_-)。 そして、この無様なシーンを後から下ってきた若者に見られなくて済んだのが何よりの救いでした。 ●今回の丹沢8座で最難関だと思っていた2座にチェックイン出来たのは良かったけれど・・・。なんだか「試合に勝って勝負に負けた」ような気持ちがします。ブルーな1日でした。 ヤマスタも残す所あと2座、雪が降るまえにやります。
JR橋本駅北口の階段を降りて、赤丸矢印の所でバスに乗ります。6時20分始発三ケ木行き。トイレは直ぐ近くにあります。
10人位の登山客が乗り込む。中継地点の三ケ木。
他の客は全て途中で降りて、東野のバス停で降りたのは、私一人でした。寂しい!
この後、姫次まで一般人二人を見たっきり、登山客は全く見かけませんでした。寂しいーーー!
ここは左に
ここも左に
左ですね
綺麗だった!
案内があり迷わないはず…だが、見落として下の進入禁止を素直に受け止めて右の林道を進んでしまった(-_-;)
進入禁止だが、案内板があり脇を抜けて行きます。
鹿に見られました!この際、鹿でもシカたない。寂しい!
案内板の所。林道を外れて上の細い道を進みます。
階段だ・・・
工事現場の建物があります。
それにしても、誰にも合わない・・・。
もしや!?ホオノキ仮面さんが…(*^^*)疾風のように現れて疾風のように去っていったのかなぁ!誰もいなかった。寂しい!
尾根に出ました。これまで短いですが結構急な上りでした。
東海自然歩道の案内板
霜柱が
八丁坂ノ頭分岐
でた!木道。階段よりこの方が良いなぁ。
蛭ヶ岳が見えます。スカイツリーやビル街もよく見えましたが、このスマホでは映らないので省略。
東海自然歩道最高標高点
やっと人を見ましたぁ(^_^)。姫次です。富士山がどーんと出ています!
姫次
姫次から見た富士山
蛭ヶ岳と山荘も見えてます
撮影してたら上の方から蛭ヶ岳はアレですかと声を掛けられた。防護柵の中からなので迷い込んだのか???
蛭ヶ岳山荘が見えてますが結構な登りになりそう!
階段
檜洞丸、青ヶ岳山荘、富士山、南アルプスと遠くまで見渡せる天気
そしてこの階段
檜洞丸と富士山が整列!
右端が大室山(だと思う)
更に階段を登り高度を上げパチリ
大室山から右の方
登ってきた階段を写す
11時8分なんとか間に合いました。蛭ヶ岳到着!うわぁ~泥んこ!
3度めの正直!やっとここで富士山を見ることが出来た\(^o^)/
ヤマスタチェクイン!
すると空から?こんなモノが落ちてきたヾ(´^ω^)ノ♪
神奈川県最高峰と日本一の富士山…目出度いので(*^^*)
どうしても撮ってしまう
ミレービスケットの新作のコーヒー味。あんまりコーヒー味しないけど・・・
時間が来たので檜洞丸に向かいます。約4.6kmあるそうです。
世界遺産の絶景だ!
相模湾や伊豆半島もよく見えました。
蛭ヶ岳を振り返る
檜洞丸を見る。この時点ではまだ肉眼で富士山は見えていた。
足元はこんな感じの所が多かった。青ヶ岳山荘手前はもっと酷かった。
蛭。あの左側の稜線の階段を登ったんだぁ・・・。
蛭ヶ岳から丹沢山方面へのなだらかな稜線。また歩きたいなぁ。
臼ヶ岳に到着!
蛭ヶ岳が遠くなった。
泥んこ道(-_-;)
青ヶ岳山荘。この道の状態を見て早い時期にヤマスタを完了しなければと思った。
青ヶ岳山荘。缶バッチ(300円。登山道修復、其の他の費用のボランティア基金)を購入。気さくなおばちゃんが小屋番でした。
振り返る
檜洞丸到着。
実は忘れるところだった(-_-;)。。。なんか一番綺麗!
富士山閉店ガラガラ!
結局水は400mlしか飲まなかった。もっとのまなきゃ!反省(-_-)。
西丹沢自然教室へ下ります。夏とは大違いの木道。
木の根を覗いて撮影!そして、この後又もや悲劇が襲うのであった。
ゴーラ沢出合の所で意外にも女子2人組に追いついた。
黄色
まだ、2.2kmある。私の足で2kmは約1時間と見ている。
黄赤。きれいでした。
赤
西丹沢自然教室の裏?の権現山でしょうか。
ひたすらなだらかな道が続きます。これだと1時間かからないな!
落ち葉の積もった登山道に時々紅葉が現れ心を和ませてくれます。
登山道入口に着きました。バス停までは、もうちょい!
西丹沢自然教室。そこの脇にバス停があります。
おまけ。青ヶ岳山荘で購入した缶バッチ。他に2種類ありました。
翌朝、腕を見たら・・・。全然痛くありません。昨夜風呂に入ってもシミませんでした。・・・もう既に死んでいる!?
前回2015年6月1日に撮った写真。ここが問題の頭をぶつけた個所。