高野参詣道（高野山から京大阪道で高野下まで）-2022-11-24

ゲストハウス 八八から 高野山 奥之院を参拝して 京大阪道で高野下駅まで。 朝早い高野山は静かです。 お遍路だとお寺は7:00から納経をしており、参拝者も居るのですが、高野山では7:00にお寺は開いておらず、納経者も居ません。 静かに参拝出来るので、人気の無い壇上伽藍や金剛峯寺を参拝して般若心経を読経しました。 壇上伽藍では一人の修行僧が全ての建物に対して読経をしていました。 奥之院への入口の一橋にも人が居ませんでした。 静かに参拝出来るのが早起きの特典ですね。 奥之院への参拝道の両側には多くの武将や企業家の墓碑があります。 弘法大師の霊力にあやかりたいと奥の院の近くに墓碑を建てているそうです。 権力者やお金持ちは貪欲ですね。 仏陀は私欲を捨てる事で解脱する事を望んだのに。 この貪欲さに仏様はどう対処するのでしょうか？ 奥之院のピリッとした雰囲気の中で、今回最後の般若心経を読経して、旅を締めくくりました。 京大坂道を降りる時に感じるのですが、旧京大坂道の山道を通る道標は登る人向けに付いており、下りの人には不親切に感じました。降りに使う人が少ないのでしょうか？ 今回は学文路(かむろ)駅ではなくて高野下駅に向かってみました。 学文路駅への道は殆どが車道で住宅街も多いので、高野下の方が人家が少なくて山道ぽいかと思いました。 思った通り山道主体で歩いても楽しい道でした。 石の道標もあり、良く歩かれているみたいです。 山道は刈萱堂までですが、そこからも殆ど車が通らない細い道です。　人家も少なくて駅近くまで車にも人にも出会いませんでした。 ノンビリと山道を楽しみたいなら学文路に行くより良いですね。 高野下からは南海電鉄で難波に出て、ここで高速バスの発車時刻まで大阪のB級グルメをハシゴしました。 最後に蓬莱551で豚まんをお土産に買ってバスに乗り帰路につきました。 夜行バスは高速の工事と事故で１時間遅れて到着。 予定では出勤前の奥さんが駅に迎えにきてもらう予定でしたが、到着遅れで奥さんは出勤が先になってしまい、お迎えは期待出来なくなったので、駅から家まで2kmを歩きました。 すでに紅葉は終わって落葉した街路樹を見て、四国の暖かさを実感しました。 家に着くとよそよそしい猫達のお出迎えを受け、暫くしたら思い出した猫達の歓待を受けました。 これで私のお遍路が完了しました。 無事に帰られて良かったです。