無念 笠ヶ岳

2018.07.14(土) 日帰り

活動データ

タイム

08:54

距離

11.0km

のぼり

1238m

くだり

1239m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
8 時間 54
休憩時間
1 時間 58
距離
11.0 km
のぼり / くだり
1238 / 1239 m

活動詳細

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7月の3連休。毎年連休なのに梅雨の明け前で山に行かない事が多いのだけど 今年は梅雨は明けて快晴予報だったので北アルプスに向かった。 山は笠ヶ岳。長いきついでお馴染みの笠新道を登って1泊、翌日は状況を見てクリヤ谷を下りるという計画。 仕事を終えて買い物をして次の日の為にエネルギーになるパスタを夕食として 一眠りぐっすり2時間。23時過ぎに出発。忘れ物なし。 順調である。先日の豪雨の影響があるかと心配した行きの道もほとんど問題なく 休憩しながら下道を走ったにも関わらず新穂高には3時半に到着できた。 しかし平湯から新穂高に向かう道中、車の量が多いのが気になった。 さっさと車を停めて少しばかり寝るかとスノーシェッドの所の登山者用無料駐車場に向かうとまさかの満車。3時半でダメ? 笠ヶ岳から反対方向に登った所にある鍋平の駐車場に停めるのは時間的にあまりにもリスキーなので却下。とりあえずダメもとで先まで行ってみたがどこも満車。登山指導センターの前には途方にくれる車多数。 新穂高ロープウェイの駐車場まで突っ込んでみたが、皆引き返してるのはオープンが7時だからとの事。指導センターのところの車も7時のオープン待ちということか。ちなみにこの時点で鍋平の駐車場もまさかの満車だった。 近くにいた登山者に、この状態で皆どうしてるのか聞くと 平湯かあかんだな駐車場に停めてタクシーという手もあるが金銭的に余裕がないとできないので基本的に7時まで待つ以外にないと。彼はぼくと同じく笠ヶ岳に行く予定だったがテントを持っての登りだと時間的に厳しいので双六岳に予定を変更したと言っていた。 しかし彼は笠ヶ岳方面のゲートの方まで行ってみる事をすすめてきた。あそこなら数台路駐ができるしまだギリギリ大丈夫かもしれないと。 お礼を言ってゲートまで行くと数台の駐車スペースあり。急いで車を停めた。 パトカーはウロウロしてたが林道ならレッカーの問題もないはずである。 時間までゆっくりしたかったが車の横を登山者が続々歩いていくので気になって眠れない。それでも頑張って30分くらい寝て準備して6時前に出発した。 機動力の不安はレッドブルから翼を授かる事でごまかした。 今日は色んなものを試す山行でもある。まずリュック。 先日THULE(スーリー)のガイドポスト 75Lを型落ちではあるが激安で入手できたので それの使い心地のテスト。 そして今回は半袖の白シャツを着て歩く。Teton Bros.のRun T 、奇跡の撥水、速乾性がウリの高機能シャツ。腕が出る部分はよくトレランの人がつけてる腕カバーみたいなものをつけて対応、こちらも初挑戦。パンツは Houdini の MTM スリルツイルパンツ(テスト済) スタートしてしばらくはダラダラと林道を歩く。 過去の経験上、ここで焦って飛ばすと後々に響く事がわかっているので敢えてゆっくり。たくさんの人から追い越されてしまうが我慢。 1時間ほどで笠新道の入り口に到着、ここからがひたすら登りである。 焼岳に登る時のようなブナやらが多い気持ちのいい樹林帯が続く。 綺麗な緑色に染まる樹林帯歩きであるが、いかんせん変化がなさすぎる。 我慢の登りである。どうでもよいが汗がとめどなく出る。鼻の下に汗、額からしたたる汗、そんなに暑さは感じないのだけどとにかく汗だ。 だからといって辛いわけでもなく逆にエンジンがかかって調子がでてきた。 登るスピードは速くなったわけではないが前を歩いていた登山者を追い越したり、周りの人とお話をしたり、同じパンダの手ぬぐいをしてる登山者と記念撮影をしたりして楽しい時間を過ごした。 ちなみにシャツであるが汗が凄いのでびちょびちょになるのだけどリュックを下ろして休憩してるとあっという間に乾いくという素晴らしい働きっぷり。Dry Action をうたってるのも納得である。腕カバーは風が少なかったので途中で脱いだ。 樹林帯も半分を過ぎたあたりから風が通り始める。風の気持ちよさと引き換えにジリジリとした日差しが攻めてきた。日除けで腕カバーを着用。冷感仕様なので風があると非常に気持ちがいい。これは使えた。 しかし異変は突然訪れた。 日陰で休憩をとるといきなり気持ち悪くなった。しばらくすると悪寒も。 これはいかんとエナジージェルを投与。そしておにぎりを・・・ といつもなら具合が悪くても物を食べて復活できるはずが、おにぎりが喉を通らない。ちょびちょび無理矢理食べようとするもダメ。 熱中症か。水を呑みたかったがもう少しもう少しと先延ばしにしたのがいけなかったか。それ以前に睡眠不足が原因であることはわかりきっているのだが。 しばらく休んで悪寒が治まったところで立ち上がったら足がつった。典型的なやつ。 5時間以上歩いてゴールまで残り3時間。激登りはほぼ終えてこれから大展望と気持ちのいい稜線歩きが待っているが、この状態で日差しから逃れられない稜線歩きは厳しいと考えた。潔く撤退。自力で歩けるうちに下る事にした。 睡眠不足 長距離運転後の休憩なし登山 猛暑 リュックの重量(テント泊装備) 上記のうち1つでもクリアできてれば問題なくゴールできたのであろうが 今回は重なりすぎてしまった。残念だが今回はおしまい。 帰りの林道でオコジョとたくさん遊べたので十分。と思う事にして帰路についたがやっぱり悔しいので新穂高の湯(橋の下の公共温泉)で川と温泉を楽しんで鬱憤をはらして無理矢理終了させた。 最後に THULE のリュック 稼働式のヒップベルト、重さを感じさせないバランス感は噂どおり素晴らしかった。が、75Lのわりに物が入らない気がした(恐らく入る)。オスプレーのイーサーに比べて縦に長いのがそう思う原因なのではないかと思う。使い慣れが必要。

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