石垣島フルコース弾丸ツアー

2022.11.21(月) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 31
休憩時間
1 時間 16
距離
38.4 km
上り / 下り
736 / 878 m
2
3 36
24
23
1 37

活動詳細

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 週間天気予報とにらめっこする日々。  一つには「goto与那国島」の好機を窺っていたから。  もう一つは、副業「天使ガイド」(📌メモ参照)でお迎えするゲストの満足度を大きく左右するからだった。  今回は弊社初めての団体様、しかも女子4名様からの申し込みとあって、プレッシャーが大きかった。晴れてくれないと困る。  何度も書いている通り、石垣島の天気は真夏を除くと不安定で、特に12~3月は太陽が長期ストライキを敢行する。今季は、なぜか10月半ばから天気が変。  絶景のお山に登って、陽光に映えまくる美ら海を眺め、「きゃー♡」と喜んでいただけるかどうか。宝くじみたいなものだった。  📌天使ガイド———  「美ら島ヘタレ天使のガイド㈱」の通称。石垣島在住の主が2022年、YAMAP㈱に寄生する形で創業した。  ツアー会社としての実体はなく、登記も財務諸表もなく、許認可も得ていない。主が在宅中の副業的趣味とされる。  YAMAPER限定のサービスで、ふつーの観光客が見向きもしない山系の穴場を得意とする。無料という革新性も相まって、一部マニアの評価は高いらしい。  主が地球放浪(本業)に復帰し、在宅中も酷暑・曇天だと外出したがらないため、不定休が多い。ホンダ・スーパーカブ(1人乗り)しか持っておらず、送迎不可。  ——————————————————  果たして、晴れた。  ただし、20日からのご旅程のうち、初め3日は良好、残り2日は崩れるようだ。  晴れているうちに「絶景系」のアクティビティーをできるだけ寄せたほうがいいな。お役に立てるとすれば、そのアレンジだな......と思いつつ、20日夜、初顔合わせの酒宴にお邪魔した(大変ご馳走様でした)。  酔っ払いながら真剣に議論した結果、「翌21日の晴天に『絶景系』を全部周っちゃえ」というアグレッシブなプランが決まった。  アルプスをガンガン縦走する手練れの団体様なので、楽勝だろう。すなわち、  ①屋良部(やらぶ)岳②ぶざま岳③野底(のそこ/ぬすく)マーペー④平久保半島エコロード——という、石垣島の山系フルコースである。    🌴  🌴  🌴  🌴  🌴  21日は、晴れ&白い雲、最低22.8℃、最高28.1℃。  ツアーは9割方、成功したも同然だった。  ①屋良部岳  林道が通っていて、山頂下まで車でワープできる。ただし、9月に石垣島を直撃した台風12号による土砂崩れで、林道の反対側からはアクセスできなくなっていた。  山頂の奇岩からの絶景で、まずは朝の眠気を覚ましていただいた。    ②ぶざま岳「テラス」  川平湾を真正面から望めるスポットで、石垣島最高級。それにもかかわらず、今なお普通の観光客には全くバレていない。山頂は眺望ゼロで、今回はパス。  ジャングル登山道を往復2時間ほど歩くだけだが(ヒルは多い)、山派にとっても「超穴場」のまま。4月にゲストと登って以来、YAMAP投稿は1件しか見当たらない。  きょうは「きゃあ」「すごーい」をそれぞれ4人前も頂戴し、ガイド冥利に尽きた。やはり「テラス」でのリアクションが一番強い。  ③野底マーペー  石垣島北部の360度パノラマを楽しめるアイコニックな名山(しま山百選)。  山頂下まで車でワープする予定だったが、ここは土砂崩れで麓から通行止め。やむなく下からジャングル登山道を歩いたものの、それでも往復1時間で済んだ。  ④平久保半島エコロード  原生・石垣島の雰囲気を味わえる海沿いの至高のダート(市道)。市のPRが余程ヘタなのか、ぶざま岳と同じく見向きもされない。  ご一行は、この日のツアーの後、与那国島行き最終便に乗る予定だったので、制限時間の中でオーシャン・ビューの美味しいところをピストンした。  幸い、馬も牛もいてくれた。「ビーチでたむろする牛」を初めて目撃した。  🌴  🌴  🌴  🌴  🌴  上記4大絶景スポット(マニアック含む)については、南部の市街地から石垣島を一周する手間暇はかかるものの、歩き慣れたハイカーなら1日弾丸ツアー可能と分かった(もちろん夏は不可)。  団体様をお迎えするのは初めてだったが、閑散とした各スポットを仲間の歓声だけに包まれて歩くという幸せな時間を過ごせた。「すいているのに賑やか」っていう。  ご一行は、与那国島のみならず西表島にも日帰りツアーでお出かけになるという。  旅人のバイタリティーって、すごい。それを分けてもらえて、これまた幸せだった。  なお、酒宴やツアーの道中、「Keithさんって何者?」といった各種ご質問を頂いた。  不思議がられるのは当然だと我ながら思いつつ、「謎は多いほうがいいので」と取り付く島もない答えを返してしまった。  現時点では「地球放浪家」という答えが近いと思われる。実際のところ。  📌おしらせ  次回は、フィリピン・ダバオ市から無事お届けできるように努力します。

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