活動データ
タイム
06:42
距離
16.3km
のぼり
1309m
くだり
1310m
チェックポイント
活動詳細
すべて見るほぼ廃村状態の越波集落のさらに奥地から登る山ですが、 他に登られた方のレポを見ると、尻込みするような情報ばかり(>_<) 熊遭遇、藪と急登、倒木、マダニ、タイヤがパンク・・・等々 今の時期を逃すと、来年の梅雨前位まで通行止めでチャンスが無いので、覚悟を決めて行ってきました。 根尾西谷川の能郷から越波へ抜ける川沿いの道は現在全面通行止めです。 越波集落へ辿り着くには、温見峠道路から猫峠を越えるか、上大須から折越峠を越える必要があります。 しかし岐阜県側なら距離が短く道路状況もいい折越峠越えが最適です。 越波集落を越え、猫峠分岐を右折すると道がダートになり、次第に石ゴロゴロのいつパンクしてもおかしくないような道になります。 車輌進入禁止ゲートまで入る方が多いようですが、自分はオフロード車ではないので、堰堤沿いの坂道の手前に駐車し、林道を屏風谷出合まで6㎞歩きました。 往復で12㎞!能郷の林道より長い😫 屏風谷出合に到着し、沢へ下り、堰堤を梯子で超えると屏風谷の渡渉が始まります。 登山靴だとすこぶる滑りますが、谷を詰めるだけなので道を選べば楽勝です。 渡渉が終わると熊避けの鐘がある登山口に到着。 ここから稜線まで登山道ははっきりしていますが、今まで経験したことが無いレベルの超激坂でした。 しかも倒木が登山道を覆っていたり灌木が張り出しているので、簡単には登れません。 稜線に出てから先も、急登は終わらないどころか、藪が本気を出してきます。 前半はシャクナゲメインの藪、後半は熊笹メインの藪漕ぎです。おまけに進路を塞ぐ倒木も多い。 灌木だろうが笹だろうが、とにかく掴めるものは何でも掴んで這い上がります。 しかし体を押し戻してくる藪ではないので、三周ヶ岳の藪よりも楽に感じました。 救いは、どれだけ藪が茂っていても、登山道が意外にも分かりやすい事。 道迷いの心配はほぼありませんでした。 登山口から山頂まで終始過酷で、楽な道なんて一切ありませんでしたが、 山頂からはほぼ360度絶景! 達成感は半端ないですが、帰路が気になるので、飯食ったら早々に下山しました。 下山中こそ滑落の危険がいっぱい。 こんな所で滑落したら助けも呼べないので、ほぼ後ろ向きで滑落しないよう下りました。 保険で懸垂具、行動不能時に備えビバーク用のツェルト等持っていきましたが、無事使うことなく帰って来れました。
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