二丈岳(にじょうだけ) / コックンさんの二丈岳・十坊山の活動日記

83座108山目は糸島の二丈岳。映画「エベレスト3D」の影響が山歩きにどう関係するだろうかと思って歩いたが、基本的にはなんにも変わらなかった。寒波がきていて風が強くて寒かった。そういうのはエベレストを観ているから、屁のような寒さだと思いこもうとしたが、用心のためユニクロのウルトラライトダウンわバックパックに入れていった。１年前、超低山歩きを始めたころは、山歩き専用の服装があるなんて考えてなかったので無印良品やユニクロの綿100％を着て歩き、汗でビショビショになっていた記憶がある。スポーツ店の店員さんからいろいろ教えてもらって今の服装になった。前奏なしで歌がはじまる歌には好きな歌が多いが、山歩きの前奏なしで、いきなり急坂は苦手だ。登山口までだらだら車道をあるくのも好きではないが、あれは準備運動みたいな時間帯になるらしく、登山口からの急坂に対応できるようになってるような気がする。今日は休日だったんだが、会社の健康診断があって、バリウムは飲まなかったが、オプションですい臓がん、肝臓がん、前立腺がんを検査してもらうため血液を4本取られての山歩きだったからか、なんとなく気合いが入らず、序盤でエネルギードリンクを飲んだり、チョコレートを食べたり、とにかく焦らず、ゆっくりゆっくり歩いた。ただ歩くただ働くただ瞑想するこのただ○○するというのはすごく難しい。なにかあれこれ考えてしまうのだ。山を歩きながらも。「エベレスト3D」のことやら、還暦同窓会のことやら、これから取り組む大事なことや、あれこれ考えてしまう。みんなもそうなんだろうか？そうだよね、きっと。あっ！ひとりで歩いているから、考えるのかもしれない。単独ソロだから話す相手は木々たちが中心だから、あれこれ考えるのかもしれない。考えたことや気づいたことを書くのも楽しいかもね。映画「エベレスト」で、なぜエベレストの頂上をめざすのか？とジャーナリストか出版関係の男が問う場面があるのたが、あの「なぜ？」に答えることができた人って今までにいるの？そこに山があるから！がベストの答えなの？そんなこと考えながら歩いているんだ。あと、まだ考えたこと思ったことがあるんだ。日常と非日常の違いについてなんだが、これは長くなりそうだから、省略するよ。たった２時間の山歩きだったけど、密度の濃い山歩きだったよ。女岳(めたけ)、浮岳(うきだけ)と思われる山がすぐそこにあった。午後４時からは大好きな歯医者さんの予約をしていたので、潔く帰ったのである。