鍵掛峠(奥大山)の紅葉を求めて‼︎ 大山(伯耆富士)に！

大山(標高1,709m)は、鳥取県西伯郡大山町にある中国山地の最高峰の山で、日本百名山に選ばれている名峰です。また北・西側から眺める姿は、端正な円錐形で伯耆富士や出雲富士の異名を持っています。大山の名は全体を表し一般的な山頂は弥山です。 このたびは、鍵掛峠(奥大山)の紅葉を求めて大山に行きました。今回の登山コースは、夏山登山道を選びました。南光河原駐車場に車を停めて登山口を出発し、西日本最大のブナの森奥へと続く石段を登っていきます。大山は一合目から九合目までの表示があり、一合目から五合目までは良く整備された丸太の階段を登っていきます。古い建築物である阿弥陀堂を過ぎるとその先には美しいブナ林が広がり、二合目、三合目と少しずつ高度を上げいきます。五合目で、「山の神さま」の祠を過ぎ、元谷へと下る行者谷コース(下山で通るコース)を見送って、避難小屋のある六合目に出ました。六合目から先は灌木帯となり、生憎ガスが切れ目無く次々に発生し、弓ヶ浜半島や日本海、大山の荒々しい北壁は見ることができませんでした。更に、七合目、八合目を過ぎて、ガレ場の急斜面を登り切るとダイセンキャラボクの純林が一面に広がる山上台地へと出ました。切れ目無いガスの中を木道の上を歩き避難小屋の横を通って大山(弥山)山頂に到着しました。視界不良で山頂からの景色は何も見えませんでした。ガスっ晴れを期待して山頂避難小屋内で1時間余り粘りましたが願いは叶いませんでした。リベンジですね！下山は往路の木道を右に分けて直進し、ダイセンキャラボクの中を少し下り、石室を経て六合目まで戻って右の行者谷コースには入り、ブナ林の中を元谷(河原)まで下り涸れた沢を対岸に渡り、樹林帯の中を下っていきました。やがて大神山神宮に辿り着き、石段、石畳の道を下って大山寺に到着しました。ここで無事に下山したことのお礼(一拝)をして、夏山登山道登山口駐車場に戻ってきました。 今日の大山登山は、山頂中腹から上は切れ目無くガスが湧いて何も見えませんでした。しかしながら、中腹から下ではブナ林の中の紅葉は綺麗でした。 また前日、南壁を眺める絶景のポイントである鍵掛峠に行き、露出する山肌と中腹から続く紅葉とのコントラストは屈指の絶景ポイントでした。鍵掛峠から下る大山パークウエイの三ノ沢、二ノ沢では夕日に映える紅葉も最高でした。 今回の登山は秋を十分満喫した山旅でした。