【百名山】甲斐駒ヶ岳 〜疲労困憊〜

2022.11.05(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
8 時間 32
休憩時間
21
距離
9.3 km
のぼり / くだり
1178 / 1179 m

活動詳細

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《仙丈荘駐車場の朝》 甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳の登山道にバスが発車する仙丈荘駐車場の早朝。夜明けもまだ遠い漆黒の闇の中、列が出来はじめたのは午前4時過ぎ。列といってもザックやストックを置いて順番を取るのがここの慣わし。零下になるこの時期、外で長い時間並ぶのはちと酷すぎる。 5時を過ぎると荷物だけの列に人が並び始める。 今日の始発は 6:05。その30分前にはチケットの販売が始められる。手荷物代込みの往復チケット2740円を自販で購入。購入の列から乗車の列に移動。さらに30分そこで並ぶ。、、これが寒い。外で待つので底冷えがする。ダウンを上下着ている人もいる。これが正解。 6:00ようやくバスに乗車。登山口のある北沢峠に向けて出発。席は一人分となり荷物を乗せたければ別料金となるため、ザックは膝の上。狭い車内、キツ過ぎる。バスは定員いっぱい、ギュウギュウ詰めの満員だ。 細く険しい林道を手馴れた運転手がマイクでガイドしながら上がっていく。ネパールのバス移動を思い出す。カトマンズからポカラへの道は、対向車ありでもう少し狭く、ガードレールもない年間に何台も転落事故が起きる超デンジャラスロードだった。 南アルプスの険しい山々が朝陽に照らされて美しい。山好きには夢に出てくるような絶景だ。 バスに揺られること45分。北沢峠に到着だ。 そこには 100円の有料トイレがあるだけで、他の施設は全て閉まっている。 《山小屋は休業中》 山小屋などの施設は二つのトイレを除いてすべて冬季休業期間に入っていて食事も休憩も出来ない。ピンバッジさえ売っているところがない。もっとも困るのはトイレ。バス停たテント場のそばのトイレ以外はすべてクローズ。7〜8時間の行程をトイレなしとはかなりツラい、、、特に女性陣はどうしているのだろうか。後で聞いた話では、朝から水は控えて行程中もまったく飲まなかったという、、これはこれでやばい。 《いざ、甲斐駒ヶ岳へ》 少しのんびり登っただろうか、、序盤から休みなしの急騰が始まる。深田久弥が日本百名山の中で「日本アルプスで一番つらい登りは、この甲斐駒ヶ岳の表参道かもしれない。」といっているが表参道ではないものの、山麓の三千米に近い頂上まで、殆ど登りずくめなのは変わらない。手強い。手強すぎる。 《流行病ワクチンの副反応?》 二号目あたりまで来て体が動かない。重い。いつもなら、山頂近くで出る疲労感が序盤から襲ってくる。これは頂上まで無理かなと判断に迫られるほど動かない。 実はこの週の火曜日に流行病の4回目のワクチン接種をしたばかり。翌日には38.8℃まで高熱が出たばかり。3日間、熱が下がらなかったが、やっと落ち着いたので山登りに来たところ。 日常の生活では、いつもの体力に戻ったと思っていたがまったくダメダメだった。兎に角、息があがる。心臓のバクバクが早く、そして長く続く。心臓と肺が弱っている。副反応がまだ続いている?それとも後遺症? 体と相談しながら、撤退を視野に入れつつ、ゆっくり登ることを決意。気になるのは帰りのバスの時間。このペースでは間に合わない。序盤から焦りと絶望感を抱えて超スローで登っていく。 《南アルプスの女王》 少し登ると背後に大きく見えてきたのは南アルプスの女王、仙丈ヶ岳。その美しい容姿に見惚れてしまう。美女を眺めていると元気がでる! 明日は仙丈ヶ岳に登る予定ではあるが、この体調で大丈夫か、、その前に今日の甲斐駒ヶ岳が登れるのか、まずは今日である。 《二子山〜駒津峰》 四号目の二子山辺りから岩が大きくなり、足を上げるのがツラい。すでにヘトヘトだ。 駒津峰を越えると切り立った岩が続く。まるでキレット。私には大キレット。 部分的に残った雪が凍った箇所が現れ滑る。 《甲斐駒ヶ岳の砂場》 いよいよ甲斐駒ヶ岳の山頂付近が目の前に現れる。 深田久弥は「甲斐駒の広大な胸にとりつく」と表現したがまさにそれだ。「一面に真白な砂礫で目映ゆいくらい」砂礫というのか、なるほど。ザレ場ではなく、ほぼ砂山。花崗岩の細かい砂に足がとられ前に進まない。まるで他の惑星を歩いているようだ。 もう心臓も肺も、そして足も限界を超えた。 前に進めない。10歩歩いては止まり、また10歩歩いては止まって心拍と呼吸を整える。 頂上が見えてから、ほとんど進まない。あと30分のところから1時間以上が過ぎている。 エネルギー切れも考えられるのでいろいろ口に運びながら一歩一歩先に進む。 《オコジョの祝福》 晴天の甲斐駒ヶ岳。頂上付近で急にガスが上がってきた。前が見えなくなってきた。ゆっくり過ぎてどれだけ前に進んだかわからなくなったころ、目の前に大きな岩場。あとこの岩をいくつか登れぼ山頂だ。 岩に手をかけた時、目の前の岩の間を肌色の細長い体がシュッと通り過ぎる。オコジョだ。初対面。 先日、オコジョの山のてぬぐいを買ったよ。 やっとやっと甲斐駒ヶ岳の頂上 2,967m登頂。 このヘトヘト疲労困憊の奴の登頂をオコジョが祝福してくれた。 真白な世界は、日本のヘソの山の頂。 《バス時間との戦い》 喜びも束の間。というより、焦りの方が強かったかもしれない。登りにあまりにも時間をかけ過ぎた。 頂上ではザックも下ろさず、写真をサクッと撮って下山。 急いで下ってバスの最終にギリの状態。 もし乗り遅れたら、帰る手段がない。頼りの山小屋もすでに冬季閉鎖期間でどこにも泊まることもできない、、、 砂礫の道を下るが足が埋もれ、なかなか速度が上がらない。駒津峰までなんとか降りたがそこから岩場の下り。この岩がデカくて急な道が長く長く続く。岩に高さがあり、膝への負担が大きい。両足とも膝に痛みが出てきた。 下り切ったところに仙水峠があった。 なんだここは?!また別の惑星に来てしまったようだ。 ゴロゴロと大きな溶岩の岩が延々と続いている。 蓼科山の頂上の風景のようだ。 下山道でこの岩ではスピードは出ない。 また長く続く、溶岩の岩の道。 ああ、時間がない。 予測時間は16:00の最終バスの時間に近づいてきている。焦る気持ちをおさえて、踏み外さないよう溶岩の上を着実に歩を進める。 仙水小屋に近づいたところでやっと溶岩の岩道が終わり、あとはスピードを上げバスに間に合うようラストスパート。テント場の横を抜け、北沢峠のバス停に到着。 やったー!俺はやったぞ! この日は登頂より、バス時間に間に合った下山の喜びが爆発した変な登山となった。 《ありがとう 甲斐駒ヶ岳》 3回目の登場、深田久弥は甲斐駒ヶ岳のことを「もし日本の十名山を選べと言われたとしても、私はこの山を落とさないだろう。」と絶賛だ。 私は副反応の影響もあったこともあり、この難関の山は日本十難山に選出したい。あくまで少ない経験の中ではあるけれど。 疲労困憊。汗まみれのヨレヨレ、ヘロヘロ。 膝はガクガク、全身筋肉痛。 今日は近くの温泉で何時間でも体を癒そう。 明日は南アルプスの女王に会えるかな。

甲斐駒ヶ岳・日向山 仙丈荘バス停の朝は早い。
4時には乗車の列、乗車券の列それぞれに順番を取り始める。ここの掟はザックやストックなどを置いておいてもいいというもの。
夜明け前の薄暗がりに荷物が並ぶ。
仙丈荘バス停の朝は早い。 4時には乗車の列、乗車券の列それぞれに順番を取り始める。ここの掟はザックやストックなどを置いておいてもいいというもの。 夜明け前の薄暗がりに荷物が並ぶ。
甲斐駒ヶ岳・日向山 5時も過ぎると事務所に灯りが灯り、その様子を見て自分の荷物のところに人影がちらほらと並び始める。

6:05始発予定の乗車券は30分前に販売が開始され、人々は乗車券片手に乗車の列に再度並ぶ。
5時も過ぎると事務所に灯りが灯り、その様子を見て自分の荷物のところに人影がちらほらと並び始める。 6:05始発予定の乗車券は30分前に販売が開始され、人々は乗車券片手に乗車の列に再度並ぶ。
甲斐駒ヶ岳・日向山 5:50に乗車開始。補助席まで使って満員。
特別に荷物の分のチケットを買わないと荷物は膝の上から下ろせない。
5:50に乗車開始。補助席まで使って満員。 特別に荷物の分のチケットを買わないと荷物は膝の上から下ろせない。
甲斐駒ヶ岳・日向山 仙丈荘バス停から北沢峠のバス停まで45分かかる。
朝の南アルプスを一望しながらの移動は夢に見るような山の展覧会。
仙丈荘バス停から北沢峠のバス停まで45分かかる。 朝の南アルプスを一望しながらの移動は夢に見るような山の展覧会。
甲斐駒ヶ岳・日向山 6:43 北沢峠着。
6:43 北沢峠着。
甲斐駒ヶ岳・日向山 北沢峠から左右に分かれて甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳に向かえる。なんと豪華な百名山二本立て。
北沢峠から左右に分かれて甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳に向かえる。なんと豪華な百名山二本立て。
甲斐駒ヶ岳・日向山 有料100円トイレ。
山小屋は冬季閉鎖期間に入ったため、
テント場を除いて、山に向かうとこのトイレが最初で最後。7〜9時間の長い間、大丈夫だろうか。
有料100円トイレ。 山小屋は冬季閉鎖期間に入ったため、 テント場を除いて、山に向かうとこのトイレが最初で最後。7〜9時間の長い間、大丈夫だろうか。
甲斐駒ヶ岳・日向山 甲斐駒ヶ岳へ向けて出発。
序盤、傾斜はやや急だが歩きやすい道。
甲斐駒ヶ岳へ向けて出発。 序盤、傾斜はやや急だが歩きやすい道。
甲斐駒ヶ岳・日向山 二号目付近で体が重いことに気づく。

足が上がらない。呼吸が乱れる。
すぐに心臓がバクバクする、、、
なんだろうこと感じ。と違和感。
二号目付近で体が重いことに気づく。 足が上がらない。呼吸が乱れる。 すぐに心臓がバクバクする、、、 なんだろうこと感じ。と違和感。
甲斐駒ヶ岳・日向山 振り返るとそこには仙丈ヶ岳が雪を被っている。
今日の甲斐駒ヶ岳が順調に登れれば、明日は仙丈ヶ岳に挑むつもりだ。
振り返るとそこには仙丈ヶ岳が雪を被っている。 今日の甲斐駒ヶ岳が順調に登れれば、明日は仙丈ヶ岳に挑むつもりだ。
甲斐駒ヶ岳・日向山 石が大きくなってきた。
足が上がらない。体力を使う分、心臓と呼吸の速度が速くなる。
石が大きくなってきた。 足が上がらない。体力を使う分、心臓と呼吸の速度が速くなる。
甲斐駒ヶ岳・日向山 四号目。まだ10分の登り。
頂上まで130分ある。
四号目。まだ10分の登り。 頂上まで130分ある。
甲斐駒ヶ岳・日向山 甲斐駒ヶ岳の懐が見えてきた。
あの胸にこれから取りつきにいく。
甲斐駒ヶ岳の懐が見えてきた。 あの胸にこれから取りつきにいく。
甲斐駒ヶ岳・日向山 双児山でひと休み。
もうすでに息があがってへばっているが甲斐駒ヶ岳はこの先が本番。その男らしさを登るものに突きつけてくる。まだまだその片鱗は見えない。
双児山でひと休み。 もうすでに息があがってへばっているが甲斐駒ヶ岳はこの先が本番。その男らしさを登るものに突きつけてくる。まだまだその片鱗は見えない。
甲斐駒ヶ岳・日向山 駒津峰に向かって緩やかな尾根を登っていく。
駒津峰に向かって緩やかな尾根を登っていく。
甲斐駒ヶ岳・日向山 双児山から駒津峰に向かう道を振り返る。
向こうにそびえる仙丈ヶ岳が美しい。
双児山から駒津峰に向かう道を振り返る。 向こうにそびえる仙丈ヶ岳が美しい。
甲斐駒ヶ岳・日向山 雲海の向こうに中央アルプス、北アルプスが広がっている。
雲海の向こうに中央アルプス、北アルプスが広がっている。
甲斐駒ヶ岳・日向山 駒津峰 2,750m。
駒津峰 2,750m。
甲斐駒ヶ岳・日向山 そしてそこは甲斐駒ヶ岳の六号目でもある。
そしてそこは甲斐駒ヶ岳の六号目でもある。
甲斐駒ヶ岳・日向山 一日、晴天の予報だが、
だんだんとガスが上がってきているのが気になる。
一日、晴天の予報だが、 だんだんとガスが上がってきているのが気になる。
甲斐駒ヶ岳・日向山 来た来た!甲斐駒ヶ岳の懐がどどーんと正面に立ち塞がった。いよいよ、日本のヘソと呼びれる甲斐駒ヶ岳の胸に張りつくぞ。
来た来た!甲斐駒ヶ岳の懐がどどーんと正面に立ち塞がった。いよいよ、日本のヘソと呼びれる甲斐駒ヶ岳の胸に張りつくぞ。
甲斐駒ヶ岳・日向山 岩はデカく、傾斜は急。
岩はデカく、傾斜は急。
甲斐駒ヶ岳・日向山 キレットのような尖った尾根が連なっている。
キレットのような尖った尾根が連なっている。
甲斐駒ヶ岳・日向山 凛々しく逞ましいお姿。
凛々しく逞ましいお姿。
甲斐駒ヶ岳・日向山 細く鋭く尖った尾根。
ヘルメットがあってよかった。
細く鋭く尖った尾根。 ヘルメットがあってよかった。
甲斐駒ヶ岳・日向山 甲斐駒ヶ岳の懐に入るぞ。
甲斐駒ヶ岳の懐に入るぞ。
甲斐駒ヶ岳・日向山 厳しい岩場が連続して待ち構えている。
厳しい岩場が連続して待ち構えている。
甲斐駒ヶ岳・日向山 11月1日に雪が降ったそうだが陽が当たるところはほとんど溶けてなくなっている。
11月1日に雪が降ったそうだが陽が当たるところはほとんど溶けてなくなっている。
甲斐駒ヶ岳・日向山 ここを登ることもできるが回避も可能。
ここを登ることもできるが回避も可能。
甲斐駒ヶ岳・日向山 懐に入りました。
八号目。
懐に入りました。 八号目。
甲斐駒ヶ岳・日向山 先に岩を登る人が、こっちは行かれないと大声で叫んでいました。
先に岩を登る人が、こっちは行かれないと大声で叫んでいました。
甲斐駒ヶ岳・日向山 ここを上がるコースと右に迂回して山頂に向かうコースがあるよう。
ここを上がるコースと右に迂回して山頂に向かうコースがあるよう。
甲斐駒ヶ岳・日向山 右のコースを行きますがこちらのコースも傾斜は凄い。
右のコースを行きますがこちらのコースも傾斜は凄い。
甲斐駒ヶ岳・日向山 胸に取り付きました。
ザレ場というより、砂利場。
この先、さらに細かくなり白い砂場のようになっていく。
胸に取り付きました。 ザレ場というより、砂利場。 この先、さらに細かくなり白い砂場のようになっていく。
甲斐駒ヶ岳・日向山 細かい石や砂に足がとられ、前に進まず体力が奪われていく。
細かい石や砂に足がとられ、前に進まず体力が奪われていく。
甲斐駒ヶ岳・日向山 遠い遠い頂上。
登っても登っても先に進んだ気がしない。
遠い遠い頂上。 登っても登っても先に進んだ気がしない。
甲斐駒ヶ岳・日向山 右へ右へと回り込む。
右へ右へと回り込む。
甲斐駒ヶ岳・日向山 この辺りはコースを間違えるとかなり厳しい状況に追い込まれる。
この辺りはコースを間違えるとかなり厳しい状況に追い込まれる。
甲斐駒ヶ岳・日向山 他の惑星にいるよう。
他の惑星にいるよう。
甲斐駒ヶ岳・日向山 突き出た岩。
突き出た岩。
甲斐駒ヶ岳・日向山 歩いてきた道がガスに呑まれていく。
歩いてきた道がガスに呑まれていく。
甲斐駒ヶ岳・日向山 頂上付近は白い岩と白い砂の世界。
頂上付近は白い岩と白い砂の世界。
甲斐駒ヶ岳・日向山 下山は3時間とある。
最終のバスに間に合うか。
下山は3時間とある。 最終のバスに間に合うか。
甲斐駒ヶ岳・日向山 白い砂の上で少し歩いては立ち止まり、
少し休んでは歩き出し、、、

通常タイムより倍は時間がかかっている、、、
白い砂の上で少し歩いては立ち止まり、 少し休んでは歩き出し、、、 通常タイムより倍は時間がかかっている、、、
甲斐駒ヶ岳・日向山 目の前に頂上。

岩に手をかけて登ろうとすると、肌色の細長い生き物が目の前の岩の中を通り過ぎる。オコジョだ。

はじめまして、オコジョさん。
目の前に頂上。 岩に手をかけて登ろうとすると、肌色の細長い生き物が目の前の岩の中を通り過ぎる。オコジョだ。 はじめまして、オコジョさん。
甲斐駒ヶ岳・日向山 やっとこさで頂上。
予定のタイムよりかなり遅れている。
やっとこさで頂上。 予定のタイムよりかなり遅れている。
甲斐駒ヶ岳・日向山 三角点にタッチ。
お疲れ様でした。
いやいや本当に疲れました。
疲労困憊。
三角点にタッチ。 お疲れ様でした。 いやいや本当に疲れました。 疲労困憊。
甲斐駒ヶ岳・日向山 駒岳神社の草鞋。
駒岳神社の草鞋。
甲斐駒ヶ岳・日向山 登頂はしたものの、最終バスにギリの時間となり、ザックもおろさず撮影。
登頂はしたものの、最終バスにギリの時間となり、ザックもおろさず撮影。
甲斐駒ヶ岳・日向山 駒岳神社の裏手。
三角点はここにある。
駒岳神社の裏手。 三角点はここにある。
甲斐駒ヶ岳・日向山 甲斐駒ヶ岳 2,967m。
甲斐駒ヶ岳 2,967m。
甲斐駒ヶ岳・日向山 甲斐駒ヶ岳  2,967m到頂。
限界の領域。

かなりガスが上がってきた。
甲斐駒ヶ岳 2,967m到頂。 限界の領域。 かなりガスが上がってきた。
甲斐駒ヶ岳・日向山 一気に辺りがガスに包まれる。
真っ白な世界。
雨の気配もする。
これは急いで下山したほうがいい。
一気に辺りがガスに包まれる。 真っ白な世界。 雨の気配もする。 これは急いで下山したほうがいい。
甲斐駒ヶ岳・日向山 バスの時間もギリギリ。
天候もガスってきて、かなり焦りが強くなってきた。

最大限に急いで下山、、
バスの時間もギリギリ。 天候もガスってきて、かなり焦りが強くなってきた。 最大限に急いで下山、、
甲斐駒ヶ岳・日向山 少し下りて振り返ると山頂のガスが薄っすら晴れてきた。
少し下りて振り返ると山頂のガスが薄っすら晴れてきた。
甲斐駒ヶ岳・日向山 ザレ場を足を滑らせながら下山。

砂に足が取られてなかなか思うように進まない。
ザレ場を足を滑らせながら下山。 砂に足が取られてなかなか思うように進まない。
甲斐駒ヶ岳・日向山 薄っすら凍った岩も下りは滑る。
一歩一歩を着実に進む。
薄っすら凍った岩も下りは滑る。 一歩一歩を着実に進む。
甲斐駒ヶ岳・日向山 駒津峰の分岐で仙水峠方面へ。
大きな岩場の下りを選ぶ。
駒津峰の分岐で仙水峠方面へ。 大きな岩場の下りを選ぶ。
甲斐駒ヶ岳・日向山 森林帯に戻るとなかなか高さのある岩の下り。
それが永遠と続く。

途中から両膝がやられ、痛みを伴ってうまく曲がらない。
森林帯に戻るとなかなか高さのある岩の下り。 それが永遠と続く。 途中から両膝がやられ、痛みを伴ってうまく曲がらない。
甲斐駒ヶ岳・日向山 両膝がガクガク。
両膝がガクガク。
甲斐駒ヶ岳・日向山 この谷間で続く大きな岩のガレ道。
これは明日は動けんな。
この谷間で続く大きな岩のガレ道。 これは明日は動けんな。
甲斐駒ヶ岳・日向山 谷間の峠に到着。
また違った惑星に降り立ったような感覚。
谷間の峠に到着。 また違った惑星に降り立ったような感覚。
甲斐駒ヶ岳・日向山 不思議と退廃感のある広陵とした溶岩石の山。デプリ状に溶岩石が積み重なっている。
不思議と退廃感のある広陵とした溶岩石の山。デプリ状に溶岩石が積み重なっている。
甲斐駒ヶ岳・日向山 バス停のある北沢峠まで1時間。
ギリだ。
休みなしで下山を急ぐ。
バス停のある北沢峠まで1時間。 ギリだ。 休みなしで下山を急ぐ。
甲斐駒ヶ岳・日向山 下山道が平坦になったのでスピードを上げたいが、この溶岩石の上を速足で歩くのはちと難しく、スピードが上がらない。
下山道が平坦になったのでスピードを上げたいが、この溶岩石の上を速足で歩くのはちと難しく、スピードが上がらない。
甲斐駒ヶ岳・日向山 この荒廃感、好みですが
のんびりしている暇はありません。
この荒廃感、好みですが のんびりしている暇はありません。
甲斐駒ヶ岳・日向山 溶岩石地帯をようやく抜け、苔の蒸した林道に戻った。
急げや急げ。
溶岩石地帯をようやく抜け、苔の蒸した林道に戻った。 急げや急げ。
甲斐駒ヶ岳・日向山 仙水小屋。冬季休業中。

前に水場があり、給水ができた。
仙水小屋。冬季休業中。 前に水場があり、給水ができた。
甲斐駒ヶ岳・日向山 長衛小屋。冬季休業中。
バッジが手に入らない、、、
長衛小屋。冬季休業中。 バッジが手に入らない、、、
甲斐駒ヶ岳・日向山 テン泊者用にトイレのみ稼働。
テン泊者用にトイレのみ稼働。
甲斐駒ヶ岳・日向山 長衛小屋前のテント場。
小屋が冬季休業中のため、無料開放。

次回はここにテント張ってニ山登るぞ。
長衛小屋前のテント場。 小屋が冬季休業中のため、無料開放。 次回はここにテント張ってニ山登るぞ。
甲斐駒ヶ岳・日向山 ヘロヘロ、ヨタヨタ、疲労困憊。
遂に下山!最終バス10分前。
ホント、ギリでした、、、

この日は山頂に登頂した喜びよりも、最終バスに間に合ったことの方が嬉しい山登りとなりました。
ヘロヘロ、ヨタヨタ、疲労困憊。 遂に下山!最終バス10分前。 ホント、ギリでした、、、 この日は山頂に登頂した喜びよりも、最終バスに間に合ったことの方が嬉しい山登りとなりました。
甲斐駒ヶ岳・日向山 疲れた体にバスの揺れはたまりません。
乗客全員爆睡です。

下山後、近くの温泉「さくら湯」600円に行き、膝を揉みつつ、体がふやけるまで2時間近く湯に浸かって体の回復に努めました。
疲れた体にバスの揺れはたまりません。 乗客全員爆睡です。 下山後、近くの温泉「さくら湯」600円に行き、膝を揉みつつ、体がふやけるまで2時間近く湯に浸かって体の回復に努めました。

活動の装備

  • マムート(MAMMUT)
    アドオンボトルホルダー
  • モンベル(mont-bell)
    U.L.サーマラップ パーカ Men's
  • スカルパ(SCARPA)
    ZG トレック GTX
  • ブラックダイヤモンド(Black Diamond)
    CAPITAN ヘルメット
  • ミレー(MILLET)
    SAAS FEE 30+5 MIS0640-8440

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