堂平山ファストハイク

トレランだけは誘われても断っている。 普通に登るだけでも辛いのに、平地を走るだけでも辛いのに、山の中を走るなんてムリ。 頻繁に誘われるけど、そのたびに頑なに断る。意地でも行かない。 ある日、それならばファストハイクに行こうと誘われた。なんでもいつものペースより少しだけ速く動けば、あら不思議？横文字のカッコイイ山行になるんだそうだ。 トレランの誘い文句「登りは走らないよ。下りもジョギング程度。怪我したらいけないからね」 ファストハイクの誘い文句「登りも下りも走らないよ。ただ少し速めに動くだけ」 …嘘臭い。どっちもオブラートに包まれているけど、嘘の臭いがプンプンする。 ていうか、あなた達はいい歳して元気過ぎなんだよ。あなたは毎日出勤前に走ってんでしょ？あなたはこの前トレランレース出て肋骨折ったばっかりじゃねーか‼︎ と職場の先輩方に対して必死に抵抗するも、結局参加するはめに。 結果はヘロヘロ。やっとの事で小川町まで降りてきて、あとは小川町駅までのバス待ちだった筈なのに…まさか目の前を🚌が通り過ぎるとは。 1時間に一本だけの路線バスはしょうがない。自分の膀胱の小ささを呪いたい。