阿蘇五岳の絶景を堪能 田子山

2022.10.30(日) 日帰り

活動データ

タイム

06:00

距離

7.1km

のぼり

555m

くだり

413m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間
休憩時間
2 時間 53
距離
7.1 km
のぼり / くだり
555 / 413 m
4 40
13

活動詳細

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前日は細川たかし風に「私、バカ尾根🎵」と口ずさみながら(ウソです。そんな余裕なし)バカしか登らない急登をこなし、中岳あたりでガスが晴れて火口から噴き上がる噴煙と青空の絶景を堪能した。  で、いったん福岡に帰って、翌日は同世代の山の会で、また阿蘇へ。今回は会の熊本女子部の人たちと「お見知り」山。熊本側からは世話人のMさんをはじめ女性5名とフィリピン男性1名、福岡からはオッサンとNさん、Yさんの男性3名の計9名。女性陣は「10分に1回は立ち止まる」レベルだそうで、それに合わせて選んだのが低山の田子山(653m)。前日、ハードな山をこなしたオッサンにとっては丁度いいクールダウン山行だし、前日とは反対側の外輪山を登るので興味があった。  北九州からNさんが自宅まで迎えに来てくれて、6時前に出立。高速はオッサンが運転、今日も天気はよさそうだ。目測誤って9時の集合時間よりかなり早く着いてしまったので、近くのコンビニで時間を潰した。  少し遅れて全員集合、自己紹介。熊本の女性はMさんを除くとどうもオッサンよりお姉さんのようだ。オッサンはしんがりを務める。ルートはてっきりアプリ上のものかと思っていた。ピストンで2キロ弱、獲得高度180m、周回しても3キロ弱、高度200mくらい。ところが、最近、好山病が進行している様子のMさんが、通常ルートでは歯ごたえないと、オッサンたちに気を遣ってくれたのか、ルートにないコースを案内してくれた。どうもこのルートを歩いた人の記録を辿るようだ。  オッサンはしんがりなので、ルートファインディグはお任せ。久しぶりに緊張しない、楽な歩きができる。早速、歩きながら会話。「びきたん(カエル)」「とつけむにゃー(とてつもない)」など、自然に熊本弁になるのが、楽しい。  しかし、ルートにない道なので早速、藪に入る。リボンがたまにあるが、ほとんど無いに等しい。アプリ使う前はファインディグやって、リボンをロストして迷ったことが懐かしい。砂防ダム建設の下を通って、コンクリート道に出た。  外輪山の上を見上げると、「阿蘇ブルー」。振り返ると…おお!阿蘇五岳全体がきれいに見渡せる絶景だ。昨日歩いたバカ尾根の稜線がはっきり見える。こちら側から見るのは大観峰くらいで山行でこの景色を見たのは初めて。かなり近く見えるし、天気がいいので、まるで写生画を観ているようだ。  コンクリート道を終えていよいよ山道に入るが、ここから苦戦。ロストして引き返し、戻って探す。ついに急斜面の下に着いた。すでに標高は700mを超えていて田子山の標高より高い地点にいる。先行隊が道を探す。トラロープが急斜面にさがっているようだ。後続組のことを考えて断念。正解だったと思う。  再びコンクリート道に戻って、五岳を眺めながら山飯。このロケーションで飯を食える幸せをかみしめながらワイワイ楽しんだ。いつもならお神酒、ウインナー、おにぎり、、カップ麺という味気ない山飯だが、女性と登ると出るわ出るわ色んなおかずとお菓子、フルーツ…Mさんお手製の「一文字のぐるぐる」(熊本の郷土料理で茹でたわけぎをぐるぐる巻いて酢味噌で食べる)は懐かしい。寒くもなく暑くもないので、過ごしやすい。のんびりした贅沢な時間が過ぎていく。こういう山行もたまにはいい。  さて、下山。ピークハントは出来なかったが、怪我の功名というか絶景を見ながらの山飯という贅沢な時間を過ごせたのに満足。後は駐車場に戻って帰るだけ。と思っていたら、頂上近くまで車で行けて、最近人気がある「そらふねの桟橋」に行こうという話になっていた。なぜか分からないが、オッサンとMさん、Yさん三人だけは山頂まで登ることになっていた。まったく…本人は車で行くことに決めているNさんの罠にかかってしまった。  3人で頂上へ向けて登り始めると、なかなかいい道がしばらく続く。これくらいの斜度なら楽だなと思っていると…とんでもない「階段責め」が待っていた。上が見えないくらいの階段だ。最後の最後で鍛錬か。先行するYさんを追ってもも上げするが、きつい。上を見たら休みたくなるので、ひたすら下を見て何とか休みなしで頂上に到着。  昼下がりなのに観光客がかなりいる。山なのになぜ「そらふねの桟橋」なのか。今朝調べてみると、阿蘇には、大昔、外輪山に囲まれた阿蘇谷が大きな湖だったという伝説が残っており、田子山は、船着き場と呼ばれていたことから付けたそうだ。  桟橋で写真を撮ってもらった女性からどこから来たのか尋ねられると、彼女たちも福岡からだったので、しばらく談笑。一人はヒマラヤを歩いたことがあるというので、目の前の五岳、遠くに見える祖母、傾、くじゅうを教えながら「こんなおいしゃんも登れるから、是非山をはじめんしゃい」とここでは博多弁。興味を持ったようで彼女たちが山ガールになることに期待したい。決して下心はありません。  少し下りると、茶屋があって展望できるデッキがある。ソフトクリームは終わったようなので、「レスカ」、レモンスカッシュを注文した。特殊な砂糖と蜂蜜で漬けたレモンを使っていて、酸っぱくなくて、味わい深いスカッシュだ。  車組もやってきた。再び桟橋に戻って記念撮影。ここでもしばらく景色を目に焼き付けるように堪能した。  少し離れた駐車場へ下りるとヤギの夫婦。少し下の小屋にはかわいい子ヤギがいた。Nさんの運転で出発点の駐車場にも下るが、道が狭い。案の定、登ってくる車が立ち往生、若葉マークを付けた女性が運転する車をオッサンが車から降りて、誘導して何とか通した。出発点で挨拶して、福岡へ。  道をロストするハプニングもあったが、絶景と山飯という大満足の山行になった。世話人のMさんに感謝。今週末は二回延期になった石鎚山に登る。鎖を全部登ろうと思っているので、鉄アレイで筋トレだ。 令和4年の山行はこれで38回目。ピーク数は60(重複なし) ※軌道は書いた通り、ルートになく、ロストしやすいのでおススメしません。出発点と終了地点が違うのは、上の駐車場で車に乗ったため

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