【百名山】蓼科山 ❄️独歩

2022.10.30(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 30
休憩時間
30
距離
5.0 km
のぼり / くだり
640 / 641 m

活動詳細

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急峻。 ゴロゴロ大岩の急峻。 山頂に近いところで32度の傾斜がある。 それも雪が溶け残っている。 雪で滑る石の急登は、難しい。 零下の空気は肌に突き刺さり、耳の感覚がなくなる。 冷たい石につかまりながら登って行くが、指先は寒さで感覚がなくなり、力の入れ加減が難しい。 山で雪の上を初めて歩いたのは前日の八ヶ岳 赤岳。 まだ雪への対応やアイゼンの使い所など、何もわかっていない。 それに加えて、大きな岩が累々と連なる蓼科山の山頂付近を攀じ登るは私には難易度が高い。 一手一足を確実に進め、悪戦苦闘の末、やっと緩やかな登りに出た。 そこで少し気が抜けたのかスッと足が滑り、右膝を岩に強く打ちつけてしまった。激痛が走る。足が折れたか膝の皿が割れたかしたのかと思うほど痛みがあって、膝を抱えてうずくまった。痛みで動けないので道の脇に座り、しばらく休んで足が動くか、痛みがないか確かめてみた。打撲ですんだようだ。あとで膝のあざを見るのがこわい。 動けないでいたところは、山頂目前の山小屋のすぐ手前だった。痛みをこらえつつ、足の動きを確かめ、山頂に向かう。 なんと広い山頂。 大きな岩がゴロゴロ転がっているだけの広地で、周辺を360度見渡せる大パノラマが広がっている。山頂の標識が見えたがそこに向かうだけでも厳しい。痛みで体のバランスが崩れ、大きな岩を渡り歩くのが困難な状態だ。手をつき、這うように山頂に向かう。 蓼科山 2,530m 登頂。 またあの雪のかぶった大岩の急峻を下りていくのかと考えると恐怖に近いものを感じたが、山頂の祠にお参りして安全祈願をして気持ちを落ち着けた。 七合目からのピストンで短い時間の山登りではあったが、山の難しさを思い知らされた。 蓼科山、また来るぞ。

蓼科山・横岳・縞枯山 昨日の赤岳(八ヶ岳)に続き、日本百名山の蓼科山に登る。

蓼科山 七合目駐車場。
6:30 霧が立ち込めてきた。
昨日の赤岳(八ヶ岳)に続き、日本百名山の蓼科山に登る。 蓼科山 七合目駐車場。 6:30 霧が立ち込めてきた。
蓼科山・横岳・縞枯山 蓼科神社の鳥居に一礼し、入山。
今日も新しい山と出逢いに行くぞ。
蓼科神社の鳥居に一礼し、入山。 今日も新しい山と出逢いに行くぞ。
蓼科山・横岳・縞枯山 七号目スタートだとコースタイムは短い。
それにしては山頂まで標高差がある。
相当な急登が予想される。
七号目スタートだとコースタイムは短い。 それにしては山頂まで標高差がある。 相当な急登が予想される。
蓼科山・横岳・縞枯山 スタート付近は牧歌的な穏やかな登りの森。
なんとかの前の静けさか。
スタート付近は牧歌的な穏やかな登りの森。 なんとかの前の静けさか。
蓼科山・横岳・縞枯山 岩は現れ始めたがまだ緩い斜面をまっすぐ進む。
岩は現れ始めたがまだ緩い斜面をまっすぐ進む。
蓼科山・横岳・縞枯山 急に斜度が上がり、急な登りになり始める。
急に斜度が上がり、急な登りになり始める。
蓼科山・横岳・縞枯山 溶けきれていない秋の雪が現れ始める。
溶けきれていない秋の雪が現れ始める。
蓼科山・横岳・縞枯山 ガスが晴れてきた。
ガスが晴れてきた。
蓼科山・横岳・縞枯山 ここは天狗の露路と呼ばれるらしい。
蓼科山頂方面へと向かう。
ここは天狗の露路と呼ばれるらしい。 蓼科山頂方面へと向かう。
蓼科山・横岳・縞枯山 急登が現れる。
かなりの斜度がある。
やはりという感じ。
まだ雪は気になる程度ではない。
急登が現れる。 かなりの斜度がある。 やはりという感じ。 まだ雪は気になる程度ではない。
蓼科山・横岳・縞枯山 後ろを振り返るとガスが晴れて、雲海から頭を出した山々が見える。
後ろを振り返るとガスが晴れて、雲海から頭を出した山々が見える。
蓼科山・横岳・縞枯山 苔についた雪に陽が当たって美しい。
苔についた雪に陽が当たって美しい。
蓼科山・横岳・縞枯山 八ヶ岳の一番北の蓼科山。
苔が美しい八ヶ岳の片鱗を感じる。
八ヶ岳の一番北の蓼科山。 苔が美しい八ヶ岳の片鱗を感じる。
蓼科山・横岳・縞枯山 平和な時間は短かった。
このあとの急峻ではこんな平和な写真を撮っていられる余裕がなくなった。
平和な時間は短かった。 このあとの急峻ではこんな平和な写真を撮っていられる余裕がなくなった。
蓼科山・横岳・縞枯山 急登から雪のかぶった大きな岩の急峻の切り替わりに蓼科荘はあった。
休憩、お買い物に心は動くが先を急ぐ。
急登から雪のかぶった大きな岩の急峻の切り替わりに蓼科荘はあった。 休憩、お買い物に心は動くが先を急ぐ。
蓼科山・横岳・縞枯山 あれも欲しい。これも欲しい。
商売うまいなぁ。
あれも欲しい。これも欲しい。 商売うまいなぁ。
蓼科山・横岳・縞枯山 あれも飲みたい。
これも呑みたい。
まだまだですよ。
あれも飲みたい。 これも呑みたい。 まだまだですよ。
蓼科山・横岳・縞枯山 B I Gなカップ。
これも食べたい。。
B I Gなカップ。 これも食べたい。。
蓼科山・横岳・縞枯山 バケツの氷。
顔や耳、指先などいつの間にかものすごく冷えてます。
バケツの氷。 顔や耳、指先などいつの間にかものすごく冷えてます。
蓼科山・横岳・縞枯山 来ました!大岩の急峻のはじまりです。
来ました!大岩の急峻のはじまりです。
蓼科山・横岳・縞枯山 キツい、キツい、、
滑る、滑る、、
一手一足を確実に進めます。
キツい、キツい、、 滑る、滑る、、 一手一足を確実に進めます。
蓼科山・横岳・縞枯山 ふと視線を上げるとこんなに晴れていました。
ふと視線を上げるとこんなに晴れていました。
蓼科山・横岳・縞枯山 まだまだ続く大きな岩の登り。
岩が凍っており、そこに着く手が寒さで感覚がなくなっています。
まだまだ続く大きな岩の登り。 岩が凍っており、そこに着く手が寒さで感覚がなくなっています。
蓼科山・横岳・縞枯山 大きな岩の壁を攀じ登って行く感じです。
大きな岩の壁を攀じ登って行く感じです。
蓼科山・横岳・縞枯山 蓼科山頂ヒュッテ前の案内図。

このすぐ手前で右足の膝から転び、しばらく動けないでうずくまっていました。
痛みに耐えながら、足が動くか確かめつつ、歩き出したところです。
蓼科山頂ヒュッテ前の案内図。 このすぐ手前で右足の膝から転び、しばらく動けないでうずくまっていました。 痛みに耐えながら、足が動くか確かめつつ、歩き出したところです。
蓼科山・横岳・縞枯山 ヒュッテで休もうと思いましたがまだ開店前。
ヒュッテで休もうと思いましたがまだ開店前。
蓼科山・横岳・縞枯山 ゆっくりと山頂に向かいます。
なんだか体のパワランスが取れずに、ゴロゴロした岩の上をうまく歩けません。

それにしても八ヶ岳が美しい。
昨日登った赤岳がかっこいい。。
ゆっくりと山頂に向かいます。 なんだか体のパワランスが取れずに、ゴロゴロした岩の上をうまく歩けません。 それにしても八ヶ岳が美しい。 昨日登った赤岳がかっこいい。。
蓼科山・横岳・縞枯山 頂上はゴロゴロと大きな岩が転がった広野です。
頂上はゴロゴロと大きな岩が転がった広野です。
蓼科山・横岳・縞枯山 サッカーグランドほどある広野の向こうに八ヶ岳が聳えます。
サッカーグランドほどある広野の向こうに八ヶ岳が聳えます。
蓼科山・横岳・縞枯山 やっと山頂。
三角点にタッチ。
やっと山頂。 三角点にタッチ。
蓼科山・横岳・縞枯山 百名山 蓼科山
百名山 蓼科山
蓼科山・横岳・縞枯山 凄いゴロ岩の広野ですね。
凄いゴロ岩の広野ですね。
蓼科山・横岳・縞枯山 標高2,530mです。
いつも向こうに八ヶ岳が広がっています。
標高2,530mです。 いつも向こうに八ヶ岳が広がっています。
蓼科山・横岳・縞枯山 山よ、空よ、私に回復のパワーを分けてくれ!
山よ、空よ、私に回復のパワーを分けてくれ!
蓼科山・横岳・縞枯山 美しいという言葉を今まで使ってきましたが、この美しさは心の底から感じる美しさです。
なんだろうこの感覚。
どこから来るのだろう。
美しいという言葉を今まで使ってきましたが、この美しさは心の底から感じる美しさです。 なんだろうこの感覚。 どこから来るのだろう。
蓼科山・横岳・縞枯山 生命の根源的記憶から来るものなのだろうか、、
生命の根源的記憶から来るものなのだろうか、、
蓼科山・横岳・縞枯山 ゴロゴロ岩と大きな森林帯のコントラストが見事。
ゴロゴロ岩と大きな森林帯のコントラストが見事。
蓼科山・横岳・縞枯山 大きな岩がよくもこんなにたくさん、頂上に平らな広地を作ったもんですね。
大きな岩がよくもこんなにたくさん、頂上に平らな広地を作ったもんですね。
蓼科山・横岳・縞枯山 山の多様な表情、美しさが凝縮されている
山の多様な表情、美しさが凝縮されている
蓼科山・横岳・縞枯山 下山しようと通りかかったら、開店していました蓼科山荘ヒュッテ。
いろいろおもしろいグッズがたくさんありました。
ピンバッジ購入。
下山しようと通りかかったら、開店していました蓼科山荘ヒュッテ。 いろいろおもしろいグッズがたくさんありました。 ピンバッジ購入。
蓼科山・横岳・縞枯山 おこじよ手ぬぐいもほしかったなぁ。
おこじよ手ぬぐいもほしかったなぁ。
蓼科山・横岳・縞枯山 足の痛みもかなり治まり、七合目までもどることができました。
七合目で助かりました。
山の厳しさを体で覚えられた山登りでした。
感謝。
足の痛みもかなり治まり、七合目までもどることができました。 七合目で助かりました。 山の厳しさを体で覚えられた山登りでした。 感謝。

活動の装備

  • スカルパ(SCARPA)
    ZG トレック GTX
  • ブラックダイヤモンド(Black Diamond)
    CAPITAN ヘルメット
  • ミレー(MILLET)
    SAAS FEE 30+5 MIS0640-8440

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