オーレン小屋の夜は、17時半に晩飯を食ったあと、星空も見えなかったので速攻で爆睡。 と言いたいとこだが、夜中にふと気が付くと「カサカサ、ゴソゴソ、、、トコトコトコトコ…」と音がする。 最初は窓の下のひさしの上を小動物が歩いてるのかと思ったんだが(夏沢峠の山びこ荘のモモンガのように)、 どうやら天井裏(荷物スペースとひさしの間の空間)で何かが走り回っている(出口を見失ってジタバタしてる?)。 そのうち部屋の中に侵入してくるんじゃないかとドキドキしてたが、 そんな隙間も無いようなので気にせず寝ることにした(爆 で、2日目の朝、部屋の中では曇りかなと思ったんだけど、結構いい天気。 今日は天狗岳(東と西)を目指す。 途中で、箕冠山とか根石岳とか、名もない岩山とか、アップダウンを繰り返しながら、そして硫黄岳の爆裂火口を眺めながら、 さらにはほぼ計画通りの時間(コースタイムの1.2~1.5倍)で進行しながら、目的地に到着&無事に下山。 下山後、駐車場に戻ると、なぜかBRZにアブがたかっていた。 軽く追い払ってエンジンをかけてエアコンをフルパワーでかけ、 一度トイレに行って戻ってくると、大量のアブにたかられていた!(((;゚Д゚))) どうやら熱に引き寄せられてるようで、マフラー周辺がえらいことになってた。 トイレ前のアブもすごかったけど、これはちょっとシャレにならん(汗 俺はアブを追い払いながらなんとか運転席に乗り込んだが、 後から戻ってきた相棒さんが乗り込む隙がない…。 そこで、駐車場でスピードを上げて急停止し、その隙に相棒さんが乗り込むという荒業で何とか回避。 しかしその後砂利道を慎重に下る間もアブにたかられ続け、 所々の障害物をシャコタンBRZでクリアするために相棒さんが下りて外から確認するたびに アブとのバトルを繰り広げる羽目に・・・。 そんな訳で、山以外の部分で(我が家にとってw)難易度の高い登山だった。orz ※2018/6/27追記 YAMAPの動作に1点文句があった。 朝、オーレン小屋からスタートするとき、 電波(GPSではなく通信回線の方)が圏外だったんだが、活動記録が開始できなかった。 YAMAPがログオフ状態になっていて、通信が切れてるからログインもできなくて、 オフライン地図が開けなかった。 結局、建物から出て少し歩いたら電波が拾えて、ログインできたから良かったものの、 せっかくオフラインで使えるはずの地図が入口で躓いてしまうのはいかがなモノかと。 スタート地点が圏外の山なんてザラにあるだろうに。
ご来光はあきらめてたんだけど、モルゲンロート風に赤く照らされる山が見れた
森に差し込む朝日が神秘的
苔の森
箕冠山だそうな。森の中なので山頂っぽさが全くない(笑
急に視界が開けて根石岳。下ったり登ったりで相棒さんがテンション↓↓↓
根石岳の山頂に到着
根石岳からのパノラマ。目的地の西天狗・東天狗からぐるーっと振り返って硫黄岳まで。
突如白い地帯。まぶしい。
キャベツのようなつぼみ。 花が開くと黄色いけど。
東西天狗岳
画像だと立体感がないけど、ハシゴより右側は結構な崖。岩の色がカラフルで面白い。
ケルンのように積みあがった岩。自然になったんだよね??
東天狗岳までもう一息
東天狗の山頂に到着。遠くに見える台形の山のは蓼科かな?
西天狗への道中の一コマ
相棒さんと硫黄岳
西天狗岳の山頂に到着。ちょっとかすんでるけど、うっすらアルプスらしき山並みも。 当初ここでメシ食おうと思ってたんだけど、日差しが強い・風がない・虫が多い ので、早々に引き返すことに。
その代わり、脇の岩山に一人で登って遊んでみた。
岩山側から見た風景
白い地帯が意外と風が通って気持ちよかったので、ここでメシにする。 気圧差で膨れたカップ麺のフタをはがしたら、粉末を顔面に浴びる羽目に。orz
白い地帯からの風景。谷になってて風が通りやすいようだ。
もひとつ脇の岩場を制覇(笑
岩場から見た硫黄岳。爆裂火口の断面がよく見える。が、画像だと迫力半減…。
コマクサ、のつぼみ。
オーレン小屋まで戻ってきた。餌箱に鳥が来ていた。蓼科かどっかでも見た鳥だな。
夏沢鉱泉のピーチ半玉シャーベット。 暑かったせいか、とてもウマい。皮まで食ってしまった(笑
不思議な模様の岩棚
下山後、何気なく立ち寄ったトコロテラスにて。「本来のところてん」と「メガクリームあんみつ抹茶付き」ところてんの出汁がウマかった。
この活動日記で通ったコース
桜平-硫黄岳 往復コース
- 06:05
- 10.0 km
- 1039 m
- コース定数 24
標高1900mの桜平から夏沢峠をへて硫黄岳へ。峰ノ松目をへて桜平へ周回する。夏沢峠まで急登も特記するべき難所もない。1日目、オーレン小屋に宿泊するプランとすれば初日の歩行時間は1時間30分ほど。2日目はオーレン小屋に不要な荷物を置いて山頂を目指せる。またコース中には、夏沢峠にやまびこ荘、ヒュッテ夏沢、夏沢沿いに夏沢鉱泉など要所に山小屋もあり、緊急時にはエスケープもできるなど初心者でも安心の入門コース。初心者向けとはいえ、硫黄岳からは荒々しい光景の爆裂火口、八ヶ岳の主峰・赤岳から横岳へと続く稜線の大展望が望め、アルペンムードが満喫できる。