11月18日、漢字で書くと十一と十八、「土木」という漢字をバラバラにすると「十と一」に「十と八」、という日本人だけにしかわからないだろう理由で、この日は「土木の日」だそうです。 で、この日にちなんで11月22日に開催された、湊川隧道通り抜けに行ってきました。 山と海が近く、ひとたび大雨が降れば河川の氾濫が多発する神戸。その暴れ川を治めるために大掛かりな河川のつけかえが行われました。今回歩いた隧道はその一部、楠木正成の最後の地で知られる会下山の地下に掘られた全長約600メートルのトンネルです。 平成7年の阪神・淡路大震災でこの湊川隧道も被災し、山側に新しい隧道が建設されたのですが、普通ならそのまま埋め立てられてしまうところ、多くの方々の働きかけで近代土木遺産としての価値が認められ、保存されることになりました。 レンガで造られたこのトンネルはアーチ形状が美しく、歩いているだけでふっと異次元の世界にはいりこんでしまったような錯覚すら覚えます。
湊川隧道入り口は神戸電鉄湊川駅から歩いて15分ほどです。
土木の日にちなんだ通り抜けイベントです。関係者の皆様、ありがとうございます。
緩やかな連絡通路を下りて行きます
隧道の中は薄暗く、天上からは水滴が落ちてきます
途中までは足下に木材舗装があります。
舗装が途切れた先は普段立ち入り禁止になっている区域です
隧道の後半はコンクリートの転流坑になっています。
吐口が見えてきました
煉瓦の赤とアーチが綺麗です
兵庫の元祖ゆるキャラ、はばタンも元気に応援してくれました♪