書策(カイサク)新道は、書策小屋のご主人が旧鉱山道を改修した登山道であり、昔から難解ハードながら、水が豊富で変化に富む山歩きが楽しめる秀逸コースでした。 しかしながら、小屋は2000年代に入って休業、現在はご主人も亡くなり小屋は撤去されています。書策新道は廃道と記載(東丹沢登山詳細図)され、荒廃が進んでいることが予想されました。 今回、コース状況を把握するため約5年ぶりに訪れました。結果……主な道標類は撤去され、以前からの崩壊地は拡大傾向、ほぼVルートと化していました。 地図とコンパス、GPS等でルートファインディング出来る人でないと、本ルートの通行は困難と思います。興味本位での入山は、丹沢といえども遭難の危険がありますので、十分に注意して下さい。自分も日帰りでしたが、念のためチェルト持参で行動しました。 追記:踏み跡は所々薄いですが残っています。大小様々な崩壊地にはボランティアによってザイルが固定されています。 感謝m(_ _)m
戸沢P(協力金300円)
通行止めのテープが設置されている
よい雰囲気です!
水無川本谷の滝
真鶴半島方面が見える
静かな静かな登山道.廃道にするにはもったいない.
セドノ沢(白竜ノ滝)
苔むす斜面
表尾根も近い
美味しい珈琲(木ノ又小屋のオリジナルカップで頂く)
木ノ又小屋の広場にて
丹沢らしい・・・かも①
ガス塔(T_T)/~~~
丹沢らしい・・・かも②
「氷」から「うどん」へ.冬ですから~(#^.^#)
戸沢へ戻ります
お疲れさまでした
煮沸して飲んで下さい(と書いてあります)
(1)最初の堰堤で左岸へ渡り階段を上る.水流があり滑りやすい.道標は無い.
(2)堰堤を越えて左手の尾根に取りつく.赤テープが目印.見逃して本谷方向へ直進しやすい.ログ記録は実際に迷っている.この後に写真No.2がある.
(3)中央の支柱が折れている.沢に下りて渡った方が安全.
(4)経路の右側が崩壊している場所が多い(登る時).ロープを補助にトラバースする.古いので頼るのは避けたい.
(5)本谷を左岸側へ渡る.水流が多いので注意.
(6)唯一残る道標.本谷は広いのでこの道標を目印に進む.迷いやすいところ.
(7)左岸側の尾根取付き点の印(黄色のペットボトル)に注意.迷いやすいところ.
(8)小さな道標もどき.
(9)セドノ沢の右岸へ飛び出す.ここから100m程度が沢登りとなる.「沢の左手登る」と書かれているが,ようは右岸のこと.逆に下るときは,この右岸側のポイントが非常にわかり難い.
(10)正しいルートだが沢のため踏跡はゼロ.不安になるところ.
(11)白竜の滝が見えたら滝の右側(左岸)を高巻き,さらに右上方向に進む.
(12)セドノ沢左岸の離脱点(ペットボトル)に注意.迷いやすいところ.
(13)最後は小尾根の急登.ロープもある.
(14)書策小屋跡から三ノ塔方面(おわり)