活動データ
タイム
05:03
距離
8.2km
のぼり
567m
くだり
564m
活動詳細
すべて見る2022年10月22日、北八ヶ岳の白駒池とニュウ(2352m)、中山(2496m)を周回しました。紅葉の名所である白駒池の紅葉は終わりかけ。天気は曇り。それほどいいコンディションは期待せずに計画しましたが、山頂からの展望は抜群。素晴らしい北八ヶ岳登山が楽しめました。 また、この日は午後から同じ北八ヶ岳の蓼科山(2530m)に登りました。→https://yamap.com/activities/20421733 【お知らせ】 登山道の様子やルート詳細の解説動画を近日中に公開しました。ぜひご覧ください。 ★【ルート解説】ニュウ ~北八ヶ岳の絶景お手軽満喫コース~ (白駒池・ニュウ・中山を周回) https://youtu.be/fKrlDouywFU ★ひとり登山チャンネル https://www.youtube.com/channel/UCMIE12AHq1elXrToA88tqAg 【登山口までのアクセス】 中央高速道を諏訪南ICで下車し、八ヶ岳ズームライン、八ヶ岳エコーラインを経由して国道299号線、通称メルヘン街道で標高をあげていきます。最高標高地点の麦草峠を越えてすぐの「白駒池駐車場」に車を停めます。その駐車場の向かいにある「白駒の池」の入り口が登山口です。 ※メルヘン街道にはコンビニ等がないので、買い物はIC近くで済ませる必要があります。エコーラインにある「たてしな自由農園」は地元の野菜や果物などの品ぞろえが豊富です。 【駐車場情報】 ★白駒池駐車場(白駒池徒歩15分) 1日600円(前夜から車中泊の場合は2日分支払う)24時間駐車可 180台 冬季閉鎖 トイレ(50円)あり 売店あり 携帯電波あり 道の反対側の第2駐車場は混雑時に開場 混雑時は八千穂高原スキー場駐車場から無料シャトルバス運行 駐車場が満車の場合、佐久側の路肩に入場待ちの列ができます。諏訪側から来た車は一旦通り過ぎてUターンして列に並びます。紅葉のピークでも夜間や早朝なら空きがあるようです。 ※この日は朝6時の時点では空きがありましたが、11頃戻ってみると、駐車場待ちの長蛇の列ができていました。 ★麦草峠駐車場(白駒池徒歩30分) 無料 約30台 トイレあり 売店なし 携帯電波あり すぐ近くに麦草ヒュッテあり(ヒュッテの駐車場は宿泊者のみ可) 天狗岳、茶臼山、縞枯山、北横岳などの登山口でもある 【ルート概要】 ①白駒池駐車場~ニュウ(CT:1時間半) 駐車場向かいにある入口からはよく整備された木道を歩きます。すぐに右から麦草ヒュッテ方面からの道が合流します。なだらかな坂を15分ほど歩くと白駒池が見えてきます。白駒池直前にも分岐がありますが、池に向かって真っすぐ下り、白駒池の風景を楽しみながら西岸を進みます。 池のほとりにあるきれいな建物の白駒荘を通り過ぎると、右に「高見石小屋」への登り口が分岐します。帰りはここから降りてくる予定です。 そのまま10分ほど白駒池沿いに進み、やがて出てくる分岐を右に折れて白駒池を後にします。なだらかな道を10分ほど進むと「白駒湿原」に出ます。こじんまりした湿原の先には小高い丘のような「中山」が見えます。 白駒湿原を過ぎると「稲子湯」方面への分岐が出てきますが、「ニュー中山」方面に進みます。そこからようやく登山らしい登りが始まります。比較的急な岩の斜面を標高差200mほど登ります。その途中にも稲子湯への分岐と、中山への分岐が出てきます。スタートからニュウまで分岐が多数出てきますが、標識がしっかり整備されています。 中山への分岐の左手の岩場を登ると、切れ落ちた崖の上に飛び出します。右には天狗岳や硫黄岳、正面には富士山、そして左を見上げると険しい岩場が屹立しています。この岩峰がニュウの山頂です。厳しい岩場に見えますが、道がしっかり付けられているので特別な技術は必要ありません。 ニュウの山頂からは八ヶ岳の峰々や富士山、秩父の山々、妙義山や浅間山、白駒池と、蓼科山に続く深い森、日光の山々、槍穂高などの北アルプスの山々も眺められます。登山口から比較的簡単に来られる山頂としては、抜群の眺望が楽しめるポイントです。 ②ニュウ~中山(CT:1時間) ニュウの岩場を降り、先ほど通り過ぎた分岐から中山を目指します。しばらくは硫黄岳まで続く大絶壁の上を歩く道です。樹林帯の中の道で基本的に眺望は得られませんが、所々崖の上に出られるところがあり、降りてきたニュウの岩峰や天狗岳、硫黄岳の切り立った岸壁が眺められます。 崖沿いの道を45分ほど進むと、丁字路に突き当ります。左に行くと中山峠を経由して天狗岳に至りますが、ここを右折します。北八ヶ岳らしい縞枯れ林の中をゆるやかに歩き、50mほどの岩場を登ると中山に到着します。 中山の頂上自体は木々に囲まれた何の変哲もない森の中ですが、山頂直前と、山頂を過ぎて少し進んだところにある中山展望台からは素晴らしい眺望が楽しめます。特に中山展望台からは、天狗岳のバランスの良い姿や蓼科山、北アルプス、御嶽山、中央アルプス、南アルプスの名峰が見渡せます。 ③中山~白駒池駐車場(CT:1時間半) 中山展望台からは岩の急斜面が標高差200m以上、延々と続きます。急斜面の登山道としては珍しく、真っ直ぐな坂道が遠くまで続いているのが見えます。特に登りはうんざりしてしまう眺めかもしれません。 一旦坂を下り切って少し登り返すと高見石小屋に到着します。ここの名物は揚げパンで、この日も多くの方が順番待ちをしていました。小屋の裏手には巨大な岩が積み重なったピーク「高見石」があります。ペンキのマーキングに沿って登ると、足元には深い森に囲まれた白駒池、その向こうには浅間山や日光の山、荒船山や妙義山など北関東の名峰が見渡せます。 高見石小屋から200mほど下ると白駒荘横の分岐に出ます。白駒池からは多くの観光客の方々とすれ違いながら、来た道を駐車場へ戻ります。 【感想】 白駒池の紅葉は惜しくもほとんど終わっていましたが、行き帰りのメルヘン街道ではモミジや落葉松などが色とりどりに色づき、紅葉を満喫しながらの素晴らしいドライブが楽しめたので、物足りなさはありませんでした。 天気予報も曇りの予報でしたが、雲は遥か上空を覆っているだけで展望は抜群でした。 遊歩道のように整備された木道や、しっかりした道標があり、初心者の方にもお勧めできるコースです。ニュウ山頂からは東側の山々が眺められ、中山展望台からは西側の山々が眺められます。ニュウまでのピストンでも楽しめますが、とても気持ちのいい登山が楽しめるので、中山や高見石を周回するコースを歩くことをお勧めします。
動画
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