活動データ
タイム
04:42
距離
7.3km
のぼり
563m
くだり
564m
活動詳細
すべて見る先週の北アルプス遠征の興奮はようやく落ち着いて来ました(^^)今週からはしっかり気持ちを切り替えて、次の遠征に向けてじっくり楽しく山を歩いて行こうと思います(来年ですね)。 と思っていたら、日曜日から月曜日にかけて天気は下り坂。秋の鈴鹿シリーズで鈴鹿に行こうかと思ってたんですが、天気が思わしくない。そこでまさにそんな時用にキープしていた、京都北山の雲取山へ向かうことにします! 結局天気の崩れは遅れたみたいで、近畿一円はいい天気だったようですね。 雲取山は京都市右京区に位置する標高911mの山で、関西百名山にも選定されている京都北山を代表する山です。今日スタートした登山口は左京区になります。 京都市の中心部から車で30分以上離れた山間部。貴船・鞍馬からさらに北、花背峠を越えた先にある雲取山が右京区・左京区なんですね!?右京区・左京区はバカでかい!(^_^;) 北山エリアでも特にとり立てて特徴のない雲取山が、なぜ皆子山、桟敷ヶ岳と並んで関西百名山に選ばれているのか?今日はその謎を探ってみようと思います! 結論から申しますと、雲取山はとても不思議で、かなり面白くて、めっちゃ楽しい山でした*\(^o^)/* この辺りの山域だと自宅からはかなり近い。オール一般道で距離53.4km、所用時間は1時間35分。楽ちんです(^-^) 途中、上賀茂神社の鳥居の前を通過。さらに鞍馬寺を通過。え?こんな観光地を通るの?道も狭いし…帰り絶対渋滞するやん!(>_<) 登山口は国道沿いだしアクセスは楽勝!…と思っていたら、花背峠は結構タイトな山道が続く。離合はできますが、時折道幅の狭い区間もあるので要注意。そのまま別所の集落に入ると、道の左手に有料駐車場の目立つ看板。ここが今日の駐車地です。6:20に到着。未舗装ですがとても広い敷地にイブキくん1台(^_^;)こんなもんでしょ。 気温は12度。少し肌寒い。天気は良好!青空も広がっています☆ 準備をして6:50に出発!今日は花背高原バス停から寺山峠、一ノ谷出合からニノ谷出合。そして雲取山、雲取山北峰、雲取峠を経て一ノ谷出合に戻る周回ルートです。 バス停は駐車場のすぐ先。ここからまずは林道に入ります。 閉校になった別所小学校があります。なんか廃校舎って切ないですね。昔は確かにここに子供たちの笑顔があった…草の生えた運動場を眺めながらぼんやりと思う。 さらに先にはフェンスに囲まれた草原の斜面…ここは一体…?寂れた小屋の横に壊れたスノーモービル…そこには「花背スキー場」の文字… あー、スキー場があったんだ… 後で調べてみると、往時は周辺に宿泊施設やお店も沢山あって賑やかだったそうです。今は見る影もありません… なんかスタート直後からかなりセンチメンタルになっちゃいました。。。 林道を離れ、植樹帯を登り、穏やかな上りを斜行した先が寺山峠です。出発してからおよそ35分。ここが右京区と左京区の境界になります。ここから先は右京区ですね。 そのまま峠を乗り越え一ノ谷へ下る、下る…せっかく登ったのに下る。 一ノ谷まで下ったら、そこからは谷筋の沢沿いをニノ谷に向かって…さらに下る(~_~;) 面白いですね。山に登りに来たのにひたすら沢沿いを下る。しかもこの一ノ谷からニノ谷への下りがめちゃくちゃ楽しいんです! とにかく沢渡りが多い!緩やかな傾斜でほとんど下っている感覚はありませんが、道が右岸から左岸へ、左岸から右岸へと目まぐるしく入れ替わる。その度に沢を渡らなければいけません。 豊かな森の中、ルート全体を通じての沢渡りは10回や20回じゃききませんね!数えてはないですが、おそらくもっと多いと思います。 それなりの踏み跡やマーカーはありますが、沢を渡るところに来ると道はなくなる。マーカーを探し、対岸に道がないかを探し、道らしきものがあれば安全に渡れる渡渉ポイントを探す。それをひたすら繰り返すわけです。 もう山人としての五感をフルに使って道に集中する。楽しい!スイッチ入っちゃいました*\(^o^)/* 沢渡りはそれほど難しいものではありません。踏み外したところでケガをするわけでもない。ただ靴の中まで水が入って来るだけです。とりあえず慎重に行きましょう! 沢が川らしくなってきた辺りでニノ谷出合の標示を発見!見れば対岸から山に向かって狭い沢が見える。 あー、あれがニノ谷の沢だな… ここまでは一ノ谷の沢を下って来て、ここからはニノ谷の沢を遡って山頂を目指す。面白いなぁ(^-^) ニノ谷に入っても沢渡りは続く。小さな沢なので難しくはありません。 しばらく登ると赤い屋根の小屋が見えてきます。立命館大ワンゲル部の小屋です。 ここで沢とおさらば。沢を離れ山頂に向かって急斜面を登って行きます。 しかしこの斜面の厳しいのなんの!さらにはシダ漕ぎの追い打ち!腰くらいまである深いシダ。ポールは絡むし、足は取られるし大変!(>_<)しかも葉が濡れてる!あっという間にびしょ濡れです。マイッタ(*_*) というわけで出発してからおよそ2時間15分、9:05雲取山山頂に到着です!*\(^o^)/* 雲取山山頂は木々に囲まれた小広場。展望はありません。ほっと息をついたら北峰を目指して出発です。 稜線?というほど稜線感はないですが、ブナでしょうか?美しい広葉樹林帯を歩きます。紅葉はまだまだですね。 15分ほど歩くと標示がありますので、標示に従って右の尾根に取り付きます。 ここは尾根ですね!北峰に続く尾根歩きです。なんか久しぶりに山を登っている感覚(^_^;) 分岐からおよそ5分、9:25雲取山北峰に到着です!*\(^o^)/* 山頂は開放的な広場になっています。東側が大きく開けてますね。展望良好です!(^-^) 比良の山並みが見えます。近いのは蓬莱山かな?山頂のリフトの施設が見えます。少し北側に見えるのは武奈ヶ岳です!いつ見てもカッコいい☆ 今日はこの気持ちのいい山頂で食事休憩をすることにします(^^) たっぷり1時間休憩して、10:25下山開始。 あっという間に分岐まで下りて、先を見れば雲取峠が見えています。 雲取峠からは補助ロープ付きの急斜面を一気に下る。3分も下ると…ありゃ!?また沢じゃん!結局下りも谷筋の沢沿いを下って行くことになります(^_^;) 後でわかったんですが、この小さな沢が一ノ谷の沢になるんですね。言わば一ノ谷の源流です。 この下りもやっぱり沢渡りが多い。もうわけがわからないくらい沢を渡りました。 下山開始からおよそ30分、一ノ谷出合まで戻ってきました*\(^o^)/*…あ、ここから寺山峠まで登り返しや…(ー ー;) もう必死に登って5分で寺山峠に到着。よーし、後は下るだけ! 穏やかに山腹を斜行しながら下り、荒れ気味の植林帯を下り、最後は林道をのんびりと下る。 寺山峠からおよそ30分、下山開始からおよそ1時間5分、11:30無事に駐車場まで戻って来ました*\(^o^)/* さて雲取山ですが…何が不思議って普通周回ルートを回ったら、上りが谷なら下りは尾根でしょ?上りが尾根なら下りは谷でしょ?経験上、周回ルートってのはそーいうもんです。 でも雲取山は…上りは谷!下りも谷!(^_^;)もう谷しか歩いてない! 谷以外を歩いたのは立命館小屋から山頂。北峰に登る短い尾根だけ。それ以外は全て谷筋の沢沿いを歩くことになります。 しかもその谷歩きが面白い!ルートファインディング、渡渉…こりゃ、ゾーン入りますよ!めっちゃ面白いし、めっちゃ楽しい!*\(^o^)/* この数えきれない渡渉、豊かな自然林…これが雲取山の素晴らしさですね。山の楽しみは展望だけじゃない!歩くことの楽しさをじっくりと味合わさせてくれる山…それが雲取山でした☆ 関西百名山、納得です(*´꒳`*) 自宅への帰路ですが…心配していた大渋滞はありませんでした。 ただ鞍馬寺近辺は観光客も多いし道も狭いので結構時間がかかりましたし、上賀茂神社辺りは軽く渋滞。堀川通は信号かかりまくって時間がかかる。 でも東山通なんかを走るよりはマシかな?まあ、いい天気だし、のんびりドライブですよ。いい一日でした(^-^) さあ、次の日曜日の天気はどーかな?鈴鹿はね、まだまだ歩きたい山がたくさんあるんですよ!丹波・但馬も捨てがたいなぁ! 1週間、じっくり考えます。考えるのも山の楽しみですからね☆
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