野湯を求めて虎毛沢(赤湯又沢左股下降) 2022.10.8-9

2022.10.08(土) 2 DAYS

活動データ

タイム

19:44

距離

22.9km

のぼり

1411m

くだり

1548m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
9 時間 35
休憩時間
2 時間 16
距離
11.6 km
のぼり / くだり
655 / 702 m
12
DAY 2
合計時間
10 時間 9
休憩時間
3 時間 34
距離
11.2 km
のぼり / くだり
752 / 845 m

活動詳細

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前々から行ってみたかった野湯のある沢、虎毛沢。 今回機会があって行くことができました。 ・湯ノ又温泉跡地→赤湯俣沢下降点 9日早朝に虎毛山登山口に車をデポして予約していたタクシーで湯ノ又温泉跡地へ。料金は5,010円。  林道しばらく歩き、湯ノ又ガンジャ分岐で右へ。湯ノ又沢沿いの登山道を登ると稜線の高松岳-虎毛山縦走路に出る。縦走路は藪が登山道まで生い茂っているが道はあるためガチ藪漕ぎにはならなくて良かった。 南に30〜40分歩いたところの沢形から赤湯又沢左股への下降を開始。 ・赤湯又沢左俣→虎毛沢分岐 最初はぬめる1〜2mぐらいのナメ滝、中盤は平らな沢で平坦ですが最後の右股との出合200m手前ぐらいで6mぐらいの滝二つとへつりが出てくる。 ロープを出した記録もあるが自分達は使わずに慎重に下りました。 出合いより20〜30分ほど歩くとすぐに野湯に到着。ここは大きなテントが張れそうなスペースと湧き出る温泉で地面が温かく快適! ここで焚火をしながら幕営したらこれ以上ないぐらい最高なんだろうな・・・が、3日目の天気予報が悪く1泊2日で沢を抜けることにしたので少しだけ足湯を楽しんだ後は後ろ髪を引かれながら野湯を出発••• 虎毛沢出合まで平坦な沢をひたすら下る。出合は6mほどの滝で下降ができないため、右岸側を乗り越えて虎毛沢へ入渓。 赤湯又沢は温泉成分が混ざるので濁っていますが、虎毛沢は通常の沢の色合いに。出合いから1時間ほど遡行した右岸の川原の一段上がったところに最適な幕場があり、そこを今夜の宿に決定。 ・虎毛沢 幕場の河原地帯から1時間も遡行すると岩が大きく川幅も狭くなってきて、このあたりから水流で岩がくりぬかれたように削られ一種官能的な曲線を描く白い岩肌のゴルジュ帯?に入る。川幅が狭いわりに水底は深いが、水がもの凄く澄んでおりブルーともグリーンとも言えない美しい色合い。あまりにも澄んでいるため魚が時折走るのがはっきりと見えるぐらい! ゴルジュ内の深い釜が出る度にへつるのか巻くのか悩みながら一つずつ丁寧に超えていくと、そのうちまた川幅が広く浅くなってくる。澄んだ水底にはいつの間にか虎毛沢の名物とも言える赤い筋でできた亀甲模様が現れ、不思議な模様を楽しみながら穏やかなナメの多い河原を2時間ほど歩き、標高700mあたりの右の枯れ沢より詰めへ ・詰めの支流沢 入り口だけ枯れているがすぐに水流が現れる。この支流は倒木や草で荒れており時折2mほどの小滝が現れるが、足の置き場や持ち手が少なく意外と登るの難しい。2~3か所でお助けスリングを出しながらひたすら登ると急登の二股へ。左手の支流はぬめぬめだがそちらが登山道の方向なので気合で登り、最後は藪の激急登に突っ込むこと1時間。ようやく登山道へ復帰・・・あとは登山道を3時間ほど下って下山。 1日早く下山できたので夜は鳴子温泉の湯治場の宿に泊まり翌日ゆっくり帰京となりました。 ○ルート解説 ・沢靴は時期的にコケもなくラバー使用。ただし一部で非常にぬめる箇所もあるのでフェルトでもいいかも ・詰め・・・激急登につき灌木を使うために自分たちは藪に入りましたが最後まで沢筋をたどった方がいいかもしれません。 ・下山道・・・詰めから復帰後一度虎毛山分岐までアップダウンあり。地味に長く辛い・・・。 分岐後はずっと下り。ここもかなり急なのでストックがあってもいいかもしれません。

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