活動データ
タイム
09:15
距離
6.7km
のぼり
862m
くだり
857m
活動詳細
すべて見る中々実現できなかった娘👧との登山、 焼岳⛰に登ってきました。 過去に立山と乗鞍岳に登ったが、 バスを使わずに樹林帯から登り始め、森林限界を超えて戻ってくる本格登山は初めての経験となった。 本当は疲れることはしたくないし、紅葉🍁や山の絶景よりプールが好き。 雨中下山もあった。 それでも最後までダダをこねることもなく、泣き言一つも言わず、最後まで頑張った。 パパと一緒に頑張ることしてみよう。 きっと、この言葉を心に秘めながら。 -------------------- 以下、思い出記録で大変長文となります。 写真も娘目線で撮ったものもあり多めになってるので、長いレポが苦手な方は飛ばしてください🙏 -------------------- 先月、娘👧と約束した山登りが中止になって数日後、 一緒にお風呂入っているとスンスンと泣き始めた。 どうやら当時がっかりした俺の様子を察し、ずっと気に病んでいた様子。 娘にごめんねと謝り、 もう一度、お山に登ってパパと一緒に頑張ってみない❓と聞いてみると、 「うん」といって、ぎゅっとしてあげると元気が戻った。 ようやく休みと天候の折り合いがつけたのは、 立山の初冠雪から3日後のこの日だった。 立山で紅葉🍁登山を考えてたけど冠雪登山はさすがにきついので予定変更。 妻から、あまり辛い思いをさせるとトラウマになるからね、とプレッシャーもきてたので、 家族で軽め散策の方がいいのかな❓と聞いてみる。 娘の希望はパパと2人で高い山のてっぺんに登ることだった。 温泉と同じ匂いがでてる(実は温泉があると勘違いした説も)というのが決め手になり、焼岳⛰に決まる。 今まで経験したことない累積標高に、避難小屋、トイレなしと不安要素あるが、 今が旬の紅葉焼岳と、活火山が醸し出す雰囲気を体験するのは面白いかもしれない。 天候が午後から崩れそうなので早めに出発した🚙 ~⛰往路⛰~ 安房トンネル平湯料金所手前で娘👧を起こし、朝ごはん、その後、焼岳登山口に6時に到着。 駐車場は既に満車で溢れ、路駐して登山開始した🚶♂️ 急登に入り10分ほどでおやつ要求🍭 今日はたくさんお菓子持ってきた😁 娘のリュックの中身は、半分近くがおやつ袋。 前回の乗鞍岳は座り込みが多かったが、 疲れた〜、という言葉は出てくるものの、今回は座らずにすぐに歩き出す。 今日は登山者が多い。 他の登山者に抜かされると闘志が湧くのか一時的にペースをあげる。 が、すぐに失速するのを繰り返す。 ゆっくりでもいいから、同じペースで歩き続けるんだよ、と伝えると言う通りにするところが子供らしくて可愛い😊 👧「90%まできた❓」(進行を%で聞いてくる) 俺「まだ10%だよー」 👧「(小高い地点を指さして)あそこがお山のてっぺん❓」 俺「まだ前半だよ〜(森の中だし)」 👧「うぇ〜〜😣」 こんな会話がいいか悪いかは別として、お話すると気がまぎれるようで、足は進むようになる😅 今回は、チューインガムが威力を発揮した。 噛みながら登ると、辛さを紛らせてくれたり、適度な糖分補給もしてくれる。 色んな色の丸いボール型のガムが入ってて、数が少ない白いボールが出ると、おまけが出たと大喜び。 おおよそ中間あたりで、森林から低木帯に変わり、焼岳の双耳峰が見え始める。 合わせて紅葉🍁がいっぺんに見え始めた。 俺は、紅葉斜面🍁に夢中になりテンション上がりまくる。 娘👧も、あそこがお山のてっぺん❓(正確にはまだ隠れてるけど)、きっつー、まだまだやん、と言いながらも、写真撮ってる俺の周りをウロウロ歩き回りってテンション上ってる(ような気がする) ここから斜度が上がり、中々進まなくなってきた。 10〜15分おきに、今何%?と聞いてきて口数も減ってくるが、頑張って登り続けてる様子から頂上を目指したいという意思を感じる。 同じくらいにスタートした人達と、折り返し下山でスライドし始める。 すれ違う度に色んな方に応援いただきます🧑👩🦳🕵️♂️ 娘👧は黙々と登り、応援されても真剣で無表情で登ってるが、元気を貰ってる様子を感じます。 皆さんありがとうございます🙏 娘👧に、みんながすごいって、と言うと、ニヤリと照れ笑いする表情も😄 キツい斜面が続くが、岩場が多くなるとテンションあがってきた。 ⭕️印の回れ道を無視して、わざわざ正面の大岩から登ろうとしたり、危険な岩場も自分の力で積極的に登っていく。 というか、ルート云々は関係なくて、目の前の岩登りしか見えてないようだ。 ハラハラするので娘の落下地点からは離れられないが。 遊具施設のボルダリングが好きで、岩場も大好き。 来年は西穂高独標越えも行けそうか、と親バカ目線で想像します。 頂上が近づいてくると、 蒸気の噴出口の周りに人が立ってるのが見えた。 俺「あそこから温泉♨️の匂いがする蒸気が沢山出てるよ🙋♂️」 娘👧「あそこに行きたーい😻」 程なくして、双耳峰の鞍部に到着。 火山湖の正賀池がとても綺麗だけど、娘の表情は遠い目線。 おぉ…❗️目が逝ってらっしゃる:(;゙゚'ω゚'): よくここまで頑張って登り切った。あともうちょっとだ👍 少し休憩し、蒸気出てるところに行く❓ と聞くと目覚めてテンションUP↗︎ 登山道逸れた蒸気口まで少々危ない道だったが、全く臆せず到着。 娘👧「温泉♨️どこ〜〜😫」 俺「温泉♨️は…ない💧(ごめん説明不足だったわ)」 蒸気を間近で見て、すごっ、ってびっくりしてたけど、 風強いし(ちゃんと風上デスヨ)、動画撮ってみるもすぐにウロウロして危なっかしいので、早々に退出する。 ラスト、南峰への崖登り、 あちこちの岩から蒸気が漏れて岩が温かい。 が、娘👧は興味を示さず上を目指す。 すぐそこに頂上があるとわかり、気が逸ってるようだ。 程なくしてついに頂上へ到着❗️ よく頑張った😆沢山褒めてあげました😊 流石に疲れて表情硬めだけど、山頂標識の前で記念撮影してる時、とても嬉しそうな表情だった。 風に当たると寒いので、少し下がって岩陰でご飯食べようか❓と聞いたら、 下に行きたくない、てっぺんでご飯食べたいと言います👧 少し寒いけど頂上でお昼ご飯。 娘が大好物の焼きそば(パン)を出すと夢中で食べました。 アルプスの山々の中にいる娘👧 この姿がとても好きで一生忘れない景色になります。 娘も一生忘れない思い出になってくれるといいな😊 〜頂上にて 本日最大の難関〜 頂上で景色を楽しんでいると、娘👧の表情が芳しくない。 👧「寒い」 と言い出す。やっぱりちょっとキツかったか❓と思うと、次に 👧「漏れそう……」 俺「……」 ここ頂上です😱 身を隠せる場所がない(;▽;) ついでに言うと、中間過ぎの下堀沢出会から稜線まで、とても見晴らしのいい斜面_:(´ཀ`」 ∠):_ この景色を楽しみたい、もう少し頂上で景色を、、 じゃなかった、とりあえず隠れ場所を探しに下山開始。 娘👧の名誉にかけて、記憶に汚点を残すわけにはいかない😱 登山道沿いに、岩陰多い焼岳直下の死角を見つける。 前後に人はいない、さぁ今がチャンス❗️ 1〜2分なら大丈夫👍 娘👧「う…n…k…」 俺「くぁwせdrftgyふじこlp」 登山道沿いimpossible🙅♂️ まぁ、簡単に済ませようというのがそもそもの間違いであって、 正面から向き合わなければいけない問題だったということです(遠い目)。 荷物デポして登山道外から外れます。結構危ないし、人も割といる💧 どうにかして、しゃがむと死角になるギリギリ座れそうな斜面を見つけ、 携帯式の簡易なんちゃらを広げます。 斜面に転がらないよう娘をささえ、無事に完了。 娘の顔色も戻り、何とか元気に。 ジャンダルム登るよりよりメンタル削れました🫠 〜下山〜 下り始めめて間もなく、雨☔️が降り出してすぐに本降りになった。 昼過ぎから天気が降り始めるのはわかってたが、本降りは16時頃からと思っていたので、想定以上に早かった。 雨はさほど冷たくないので低体温の心配はなさそうだが、下山までは長く、娘には少々酷な道のりになってきた。 娘は、カッパ着用は上着だけと希望したので、俺もそれに合わせて上着のみ着用。 雨足は強めだけど、案外ズボンは濡れないんだな。 緩やかな斜面は娘が先導する。 カッパが歩いているような小さい姿を見て、 少し無理をさせてないか切ない気分になった。 会話はするようにしてたが、徐々に口数が減ってきた。 森林帯に入り、降り斜面の角度が出てきたあたりで、 👧「抱っこ」 ついに限界かな。 ここまででも良く頑張った。 頭を撫でてあげた。後は俺が運んであげるからな😊 👧「抱っこしたらママに怒られるかな」 大丈夫、絶対に褒めてくれるよ。抱っこしても、立派に自分の足でこの山を登ったって自慢してもいいんだぞ👍 👧「うん」 300mほど抱えて歩くと元気が出た模様。 自分で歩くと、もう一度歩き始めた。 おやつでじゃがりこを取り出し、雨で濡れないよう蓋をして持ち歩く。 2〜30m置きを目安に、大きい段差を降りると一本娘の口に入れてあげる。 俺「あー」←じゃがりこ 👧「んっ❗️」←じゃがりこパクリ 延々と2人のこの会話だけが森の中で響き渡り、じゃがりこで元気を繋げる。 俺が前でリードしながらも、ずっとカッパの上から手を繋いであげた。 途中、土手で滑ってズボンが泥まみれになったけど、それでも泣き言言わずに歩き続ける。 時折、追い越していく登山者がいると、 まだ他にもいるんだ、という安心感が娘を支えてくれた。 斜度が緩やかになりゴールが近づいてきた。 娘と入れ替わり、先頭に出てもらう。 そして、最後は自分の力でゴール❗️ 初めての北ア本格登山。 ほぼ自分の力で登り切った😊 良く頑張った❗️パパの思いに応えてくれてありがとう。 すぐに家に帰ってみんなで温泉♨️に行こうな。 ママに褒めてもらいながら好きなご飯食べに行こう。 -------------------- この日、ガスも覚悟し、終盤雨になると分かってて臨んだ山行、どうなるかと思いました。 娘と過ごした秋雨降る焼岳🍁登山は、最後まで頑張った姿が一生忘れられない、とても大切な思い出になりました🥲 娘もいつか今日のことを思い出し、良かったと思う日が来るように✨
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