雨になっちゃったけど楽しかった「医王山」

私には、楽しく嬉しい出会いがあった。ムコ殿の友人「諏訪のしばちゃん」と一緒に山歩きが出来た事と、2年前白木峰に出掛けた時、車に乗せてもらった方の登山靴まで、私の荷と共に降ろしてしまい、その方のお住まいも分からず、いろんな方々に情報を求めた方の一人、福野山岳会の大家氏であった。（後に、他の方に私の拙いHP経由で、その方のお所を教えてもらいました。） その大家氏から、知らないながら、「コーヒーでも飲んでいかんか？」と、ヒッテから声を掛けてもらい、雑談の中、ご当人である事が分かったのである。 「諏訪のしばちゃん」と、イオックスアローザで待ち合わせをした。しかし、大きなイベントがあり、唯でさえ不慣れな私たちは、管理棟の方に、夕霧峠までの道順を尋ねた。快く教えてもらったものの、狭く一部崩落箇所もあった。 夕霧峠から、トンビ岩を目指すが、「山ノ神」は、不安がいっぱい。手前でストップは予定の行動。(+_+) 若い二人は、トンビ岩のてっぺんまで駆け上がった。私は、年のせいかバランスが悪く、程々までで、久しぶりに医王山の岩の感触を味わった。 再び夕霧峠へ戻るのであるが、白兀山頂で、山では久しぶりに高嶋氏に出会った。私と同い年だと思っているが、彼は、「私はずっと若い！」などと、譲らない！(o^_^o) 夕霧峠から奥医王山に駆け上がるのに、見返り杉までの浄土坂288段の階段に、皆は疲れ切っていたか、お腹を空かしていたせいもあり、頑張り通したのである。 怪しい空模様もあったが、既に午後1時を回っており、あれだけたくさんの登山者とすれ違ったのに、山頂には人影はなし。 そんな事はどうでもよく、持ち寄った食材を出し、食事の準備を始めた途端に雨が降り出した。雨は強弱を繰り返したが、その間隙を縫うように、思わぬ珍味に舌鼓を打った。 山は楽しい。気の合った人達と行くと尚更である。こうして、私達は、ムコ殿を通じて、また若い友人（山の友）が出来たのである。 夕霧峠から、百万石道路を通り、国見ヒュッテ経由で304号線に出た。