西穂丸山・西穂独標・ピラミッドピーク・チャンピオンピーク・西穂高岳・割谷山・焼岳(北峰)

2022.10.08(土) 2 DAYS

先月は台風の影響があり登れず約2か月ぶりの登山です。 今回は初の北アルプスに挑戦。 目指すは西穂高岳です。 西穂高岳への道はさすがにこれまでの中では 最もリスクの高いコースです。 ゆっくり歩いても時間に余裕があるようにするため 前日は近隣で宿泊し朝一番からスタートしました。 新穂高ロープウェイは10月中旬ぐらいまでは 土日等に7時の早朝便があるのでこれに乗りました。 駐車場はロープウェイより少し離れたところに 有料と無料があります。 今回は2日目に歩く量を減らそうと少し離れた無料に停めました。 ※後程、予定がひっくり返りますが・・・。 ロープウェイから降りたら早速活動開始です。 登山者出口は4階です。 早い時間帯だからか、出口のシャッターが下りてましたが 鍵がかかっているわけでもなく上げることができました。 西穂山荘まではある程度整備された山道です。 特筆することはないです。 山荘はそのまま素通りし丸山を超え独標へ向かいます。 初日は丸山ー独標のあたりで少し晴れ間が見えてきて 期待がわきます。 西穂の紅葉も見ることができとてもきれいでした。 ・・・が、晴れ間はそれだけ。 これ以降、あたりは真っ白でした。 丸山を超えたあたりから岩場も増え危険も増します。 このあたりでヘルメットをかぶりました。 独標の直前から西穂高まではずっと岩場です。 このあたりからかなり危険なので注意が必要です。 足場を確認し3点支持で移動します。 ピラミッドピーク、チャンピオンピークを越え西穂高岳へ。 山頂から周りが見えると最高でしたが この日はあいにく真っ白でした。 独標の下りでは矢印が付いている大きめの岩が浮石なので 注意しないと危ないです。 そのほかに、9歳ぐらいだと、一人で渡るには厳しい トラバースなどもあります。 大人が自分の足場をしっかり確保して サポートしないと危ないです。 下りは大人が先、上りは子供が先で進みました。 西穂高岳山頂に無事登頂、西穂高山荘に向けて戻ります。 登りもそうですが下りもかなりペースに余裕を持った方がよさそうです。 子供の場合、手足が短いので大人と比べて選択肢が減るので 下りにかなり手間取りました。 その分も加味してスケジュールを組んでいましたが、 そのスケジュールをめいいっぱい使った感じです。 山荘についたのは3時前でした。 前々日ぐらいに雪が降り一応雪装備も持っていきましたが ほとんど溶けてなくなっていました。 風が穏やかだったこともあり、西穂高岳への移動中は 雨もなかったので、滑る等の危険もありませんでした。 また、岩は冷たいですが、思ったほど寒くなかったので 景色が見えないというマイナスを除けば 良い天候だったのかなと思います。 さて、山荘につくと問題発生。 焼岳へのルートでは中尾への登山道が通行止めとのこと。 ヤマップのコース設定では通行止めが入っていなかったので 通る予定のルートがなくなりました。 う回路もありません。 ここで急遽、コース変更が必要になりました。 いろいろ悩んだのですが、翌日早く出発し ロープウェイの時間ぎりぎりでもよいので 山荘ー焼岳を往復することにしました。 というわけで、2日目は5時ごろ出発し焼岳へ向かいます。 往復確定なので、荷物の大半を山荘に置いていきました。 ルートの開始地点はテント泊のあたりに道があります。 5時ごろスタートなので最初はヘッドライトをつけて出発しました。 このルート、ほぼ2時間苦行です。 景色が見える場所がかなり限定されており林の中をひたすら進みます。 さらに前々日の雨で道中がものすごくぬかるんでいます。 途中、割谷山付近で北アルプスが一望できたので 少しテンションアップ。 その後、焼岳が見えるともう一度やる気が回復します。 小屋までは危険な個所はありません。 道中、座るところがほぼなかったため焼岳小屋で朝食。 西穂山荘で受け取った弁当を食べました。 その後、焼岳へ出発。 登山中は、硫黄のにおいのする水蒸気や 地面が暖かい等、活火山を感じるところが多いです。 これまで苦行だったので結構ワクワクします。 1時間弱で登頂です。 また、とても景色も良く北アルプスが一望できました。 前日登った西穂高岳が見え、その向こうのジャンダルムから穂高岳 さらに槍ヶ岳も良く見えました。 焼岳登頂後、裏側に回り間欠泉を見たら山荘へ戻ります。 目指すは14時前。 西穂山荘でラーメンを食べるという目標で頑張ります。 このルートではこういった目標を立てないと大人はともかく 子供のテンションを維持できないです。 ひたすら歩いて1時前に山荘へ到着。 無事、ラーメンを食べることができました。 山荘で荷物整理をして出発しようとすると かなり強い雨が降ってきました。 再度、ザックも含めてカッパ装備。 ちゃっちゃと降りてロープウェイ乗り場につきました。 西穂山荘ー焼岳コースはかなり苦行なので 山荘日帰りと焼岳日帰りの方が良いかもしれません。 せめて中尾へ降りられればまだましかと。 西穂山荘は山荘とは思えないしっかりした作りです。 食事もバリエーションがあります。 ラーメンは味噌味がおすすめです。