活動データ
タイム
07:52
距離
11.7km
上り
1464m
下り
1185m
活動詳細
すべて見る岩木山は八合目まで車やバスで来れるし、また九合目までリフトがある。 多くの人はそれらを利用して登るのはいいとして、今年北アルプス縦走で知り合った健脚男性も聞くところによると岩木山は八合目から登ったとの事。あちこちハードな縦走していらっしゃる方なのに。。。 岩木山が可哀想。しっかり下から登ってその魅力を十二分に感じようと百沢ルートと嶽ルートを計画。ハードなのでトレーニングにもなる。もちろん標高差が中々あるのでアルプスに登る位の気合は入れた。 弘前バスターミナルから始発のバスに乗り岩木山神社で途中下車。バスは日曜日だが全員着席で混んではいなかった。 厳かな岩木山神社に参拝の後、左手から登山道へ。途中キャンプ場を通過し、いよいよ本格的な山道へ。整備された歩きやすい道が続く。前夜カラオケバーで知り合った地元の男性から熊がいる事を聞いていた。近畿のツキノワグマは人を見ると逃げるが、青森のツキノワグマはニュースにもなった位に人身事故も多く、アグレッシブなので警戒しながら登る。 しかし登山道に熊の好物のドングリが沢山落ちている。というか木から断続的にドングリが落ちてきていて傘をさしたい位だった。 標高1100mくらいから景観の良い独特な沢に入るがここは岩場が続き、滝の高巻きなど滑落注意だった。 晴れていた天気も雲が多くなりやがてガスガスに。 翌日の登山があるのでセーブしながら登ったが、結構ヘロヘロになったので錫杖清水でランチ。 皆さんが汲んでいた水を私も汲んでみた。 ここからリフト方面との出合いまでが特に苦戦した。しかし山頂直下のガレ場は余力があったのかどんどん登れた。リフトからの道の合流するとそれまでの静寂の道から一転、富士山の様な渋滞に。。。 登山のマナーも知らない人だらけで、特に山頂はJ-POPを大音量で流しながら神社の前で踊る若者など、まさにカオスだった。 百沢ルートは20人位に遭遇したが、嶽ルートは誰とも会わなかった。下山中に晴れてきて、帰りのバスから岩木山を見ると雲一つなく、山頂がハッキリ見えていた。 八合目から登っていたら青空の山頂に十分間に合っていたのに。。。可哀想なのは岩木山ではなく私だった。。。 しかし両登山道の壮麗な森。そして百沢の最後の沢は良かったので、良しとしよう。 ~コース状況~ 百沢ルート:ずっと整備されていて緩やかな歩きやすい道が続くが、沢沿になってからは岩場が続く。滑落危険箇所も。 山頂付近:ガレた歩きにくい岩場の急登。 嶽ルート:最初はガレて歩きにくいが、それを過ぎると緩やかな快走路となる。
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