活動データ
タイム
05:37
距離
10.7km
のぼり
878m
くだり
896m
活動詳細
すべて見る久しぶりに木曽川の南岸・鳩吹山に登ってみました。7月に登って大好きになりましたが、カミさんは足に若干の不安があったので今回はパス。単独行となりました。 前回はカタクリ口から登り西山までのピストンでしたが、今回は西山から継鹿尾山を経て寂光院に下るプチ縦走です。到着地の犬山からは名鉄電車で登山口近くの可児川駅まで戻ってくる計画ですが、両登山口が駅に近いからこそできることですよねー。……これ、やってみたかったんです! 出だしが遅く、カタクリ口近くの可児川下流域自然公園駐車場に着いたのが9時前。2カ所に分かれた駐車場は手前がほぼ満車状態でした。「紅葉まつり」ののぼりが立っており、麓を紅葉狩りで散策する方も多いようです(みんなが山に登るわけではないんですね。付近にはウォーキングコースもたくさんあるようです)。 カタクリ口から鳩吹山頂までは30分ほど。低山ながらいきなり結構な急登が続きますが、とにかく眺望が良いので、登るのが楽しくなってしまいます。途中、2つの展望台からは噴煙を上げる御嶽山と遠くに霞む恵那山の姿を観ることができました。ガスがかかってはいましたが、前回7月に来た時はどちらも一切観られなかったので、まずは達成感! 頂上を経て、稜線を西山方面に向かいます。今回は、途中で稜線を離れ、沢を渡る「北回りルート」に転進。 西山の山頂手前の展望台に立ち寄りました。北東のガスが少し晴れたのか、鳩吹山からは観られなかった乗鞍岳がうっすらと姿を現しました。恵那山方面に目を移すと、中央アルプスの峰々もぼんやりと宙に浮かんでいます。何だか得した気分です♪ ここは空気の澄んだ冬に来たら、素晴らしい眺望が楽しめるでしょうね。白山や南アルプス(北岳、間ノ岳)も観られるらしい…。また来ねば。 展望台から尾根道に戻り、サクッと西山に登り、継鹿尾山方面・南西に伸びる長い尾根道を石原口めざして進みます。この道は最後の下りが粘土、赤土まみれ。雨上がりはとにかく滑りますね。うかつにも一回転倒してしまいました。石原口から登って来られる方も多く、みなさん滑る上り坂に苦労されてました。 大平林道が横切る峠が石原口。案内板もたくさん設置されています。一方、林道を挟んだ登山口が継鹿尾山への登山口のはずですが、表記は何もなし。東海自然歩道でもあるはずですが、非常に不安になります。 その先、進めど進めど、案内板には「継鹿尾山」の名は一切なく、案内には「犬山城」や「犬山ユースホステル」など、山中にはない場所の案内ばかり。ここを歩く人は、山頂や登山口までの距離や時間が知りたいと思うのですが、どういう意図なのでしょうか…。なんとも不思議に思ってしまいました。 さらに継鹿尾山の山頂に着いても「継鹿尾山」の表記は一切なし。立派な東屋や展望図もあるのに「三角点展望図」とは…。「継鹿尾山」と言ってはいけない、深い事情があるのでしょうか。諱的な何か? 「継鹿尾山」が麓の寂光院の山号だからでしょうか? むむむ、よくわかりません…。もし事情を知っている方がいたら教えてください。 継鹿尾山の山頂周辺は、山帰来の実がたわわに実っていて、目を楽しませてくれました。麓の寂光院は大変な人出で、登山の格好の自分がすっかり浮いてしまいました。なんでもこの寂光院は、昔から紅葉の名所なのだそうです。思いがけず見事な紅葉を楽しむことができました。 犬山遊園駅へ向う途中、紅葉狩りに来られ、帰りのバスを待っておられる女性とお話をしました。どこから下りてきたんだと聞かれるので、可児の鳩吹山から稜線伝いに歩いてきたんですと答えたら、「縦走してきましたか。楽しかったでしょう!」 …山の方でした(笑)。近所の低山に登るのが日課と仰っていましたが、最近遠征して九州の名峰の数々に登ってきたとか。アルプスもがんがん登られていたようで…。いやー、世の中にはすごい人がたくさんいらっしゃると実感。自分も精進しないといけません。 モンキーパーク、犬山成田山の脇を通って犬山遊園駅へ。ゆっくり歩いて徒歩30分弱ほどだったでしょうか。名鉄電車に乗り、犬山で乗り換え、広見線で可児川駅まで。駅から駐車場は徒歩20分弱ほど。 なんとか無事、帰ってくることができました。コンパクトながら楽しみ多いコースでしたが、今回、振り返った時の景色も素敵だったので、次回は逆方向に歩くのもイイかなーと思っています。
もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。