初心者でも満喫 絶景を楽しむ唐松岳(日帰りハイク)

2022.10.02(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
8 時間 32
休憩時間
2 時間 46
距離
10.1 km
のぼり / くだり
949 / 802 m
25
37
22
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53
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1 17
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活動詳細

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唐松岳のピークハント自体は断念しましたが、それでも絶景をずっと楽しめる素晴らしいコースと、自力で1000m近い標高差を登ることができ、登山歴5か月(8回目の登山)の中で、成長を実感できる機会となりました。 視程も素晴らしく、登れば登るほど空の青さは濃くなり、山容の美しさを心の底から堪能できる素晴らしい山行でした。 ◆総括 ・再来週にもまた行きたいと思うほどの大絶景。歩いていて飽きることがない最高の地。観光もセットで満足度極大。 ・人生初の獲得標高900m超えの割には体力的にかなり余裕もあり、美しい景色の撮影も十分できて満足。 ・黒菱駐車場に5時までに到着しておきたかった。そのためにも平日・前日の準備が十分でなかった。 ・YAMAPの週末登山の日記を確認しておき、初心者向けのペース配分なども知っておいた方が良かった。 ・到着時間の点と合わせて、モルゲンロートの素晴らしい光景をベストポジションで撮れなかったのは無念の一言。これだけでも来る価値がある。(登山をやる前だったらきっとそれだけだったはず) ・八方エリアから黒菱駐車場までの所要時間が意外とかかり(当日のナビ検索で分かった)、到着時刻の想定が遅くなった。 ・広角と望遠の両方を撮りたい場面があるので、ズームレンズが望ましい。 ・日が出てからは暑かった。特に八方池以降、汗をかなりかいたことでミネラル分が不足し、なんとなく足がふらつく感じがした。早めにミネラル補給のタブレットを摂っておけばよかった。(服装はベストだった) ・大汗をかいたこともあり、持参した1.8Lの水ではやや不足気味であった。 ・扇雪渓で小休止(エネルギー補給と日焼け止め塗りタイム)を取ったところ、休憩後のスタート直後に急登があって息が続かずダメージ大。休憩はもっとコンパクトにして、丸山ケルンでの休止でも良かったかもしれない。 ・丸山ケルン以降、それほどきつい登りはなかったがペースダウンの傾向があった。恐らくミネラル分不足の影響があったので、このあたりを気をつけたい。 ・総合的に疲れにくい歩き方がまだまだできていない。ガイドさんの歩き方にはほど遠い状況。 ・カメラの撮像面のホコリ付着時対策として可能ならブロワーを持参する。 ◆登山までの経緯 初心者にとって、唐松岳を日帰りで往復するのは難しいのでは……と考えていました。とあるガイドブックには「健脚であれば日帰りも可能」とあり、夏季営業期間の午前6時30分のリフトでなければ難しいという情報も目にしました。 山行予定日(10月2日日曜日)の場合、八方尾根の麓からのリフト(八方アルペンライン)は午前7時30分営業開始であり、どうしても登山のスタートが遅くなります。 ところが、前々日に黒菱駐車場という中間地点まで車で上がれることを動画を見て気づき、前日にリフト運営会社の公式サイト(白馬八方尾根サイト)を見ていると、黒菱駐車場から黒菱平までは午前5時からモルゲンロート・ご来光運行をしているとアナウンスされていたのです。 黒菱平から八方池山荘までは八方アルペンラインのリフトは使えず自力にはなりますが、やはり挑戦してみようと考え、早朝出発を決意しました。 ちなみに唐松岳は自分にとっても絶対に行きたい場所でした。過去に仕事の関係で、白馬村ともご縁があり、その魅力は百も承知です。唐松岳の素晴らしさを絶対に味わえるときにこそ行きたいと願っていたので、今回の登山は、念願の旅が叶ったという思いで一杯です。 ◆天候と服装 (結論) 日中はかなり暑かったです。しかし丸山ケルンへ向かう途中から、微風であるながらも徐々に風が冷たく感じられるようになり、グローブを着用しました(気にならない人もいるかもしれませんが)。 太陽の弱い早朝時はベースレイヤー+極薄アクティブ・インサレーション(ミレー アルファ ライト スウェット Ⅱ ジャケット)+ソフトシェルで正解でした。 ただ、予想よりは太陽の光が強く、八方池山荘に着く頃には暑くなってきたので、インサレーションとソフトシェルを脱ぎ、長袖シャツ(山と道 ULシャツ)を羽織る形にしました。 (準備) 白馬村関係者から日中は山の上でも結構暑いよと聞いていたので、脱ぎ着しやすいようにすることと、とはいえ早朝5時台は10℃を下回ることもあるデータが出ていたので、やや保温力のある格好を意識しました。 ◆登山口付近の駐車場(黒菱駐車場)と道路状況 八方エリアにあるホテルを午前5時25分に出発したのですが、黒菱駐車場到着は5時50分頃でした。すでに黒菱駐車場のほとんど満車状態で、完全に出遅れましたね……。(登山客以外の観光客もいます) とはいえ、駐車は可能でした。駐車場ではスタッフの誘導もあってスムーズに駐車できます。リフトも待ち時間なく乗ることができました。 駐車場までのルートは1.5車線程度の道のりですが、道路はよく整備されていて、走りにくくはないです。途中雲海も楽しめる素晴らしい眺めもあります。 ◆眺望 これ以上にない絶景です。足が止まってしまうこともしばしばありました。 このあたりの素晴らしさは写真が雄弁に物語ってくれます。どうぞご覧ください。 ◆初心者にとっての体力問題 獲得標高が約950メートルということで、人生初の900メートル台だったのですが、体力的なきつさはありませんでした。 登山道全体がよく整備されていて、大きな段差もほとんどないことと、森林限界を超えていて木の根や滑りやすい箇所があまり無い点は大きかったです。 北八ヶ岳のニュウのような泥と木の根の多い坂や、安達太良山の登山道のような地盤の流出箇所もありません。特に八方池までは気軽なハイキング客にもアクセス可能なように木道なども整備されていたので、疲労の蓄積が大幅に軽減されたように感じました。 ◆撮影機材 9月に発売されたばかりのGoPro HERO 11を投入しました。新型バッテリーの持ちがよく、結局交換をせずに済みました。従来では考えられないことです……。 水平ロックなどもしっかりかかっており、自撮りであっても歩行時の縦揺れ処理も自然でした。 10bit撮影にも挑戦したかったのですが、今まで変更操作をしていなかったので、方法が分からず設定できていません。 写真はFUJIFILM X-T4で撮影。前夜にブロワーでホコリを取ったはずなのですが、撮像面にホコリが付いており、後処理で直すことに。山にもブロワーを持ち運んだ方が良さそうです。 ◆結果 帰宅の交通を考えたときの時間的な安全マージンと、往復の楽しみをより濃くするため、唐松岳のピークハントは断念しました。(ただ、この二点のあまりこだわらなければ、確実に行けたと思います) しかしながら、唐松岳頂上山荘手前の小ピーク前(登りで狭くなっている地点手前)までたどり着くことができました。写真・動画撮影も十分可能な時間的余裕を設けることができたので、大満足の山旅と感じています。

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