神室山/役内口左回り

2022.10.02(日) 日帰り

活動データ

タイム

06:07

距離

12.4km

のぼり

1257m

くだり

1260m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 7
休憩時間
58
距離
12.4 km
のぼり / くだり
1257 / 1260 m
2 3
54
2 2

活動詳細

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神室逍遥。 いつまでも暑い9月ですこと…と思っていたのも過去の話となりました。山は秋の色を纏い、朝晩の冷え込みが気になる季節になりましたね。10/6には、ついに鳥海にも初冠雪がやってきたようです。我が家も灯油など買って、冬への備えを動き出しました。 さて、今回は私的定番の役内口に参りました。過去に数度の履歴はあるものの、そのすべてが右回りであったところに一抹の寂しさを覚えたためです。したがって今回は左回りということで、パノラマコースから入山しました。 前だけを見て歩き続けているわけではありません。後ろを振り返って写真を撮ることもたくさんあります。でも、やはり、逆回りにするだけで登山経路の印象は変わりますよね。歩き易い尾根をシンプルに詰めて、余裕を残しながら前神室に到達し、連峰の北半分を秋晴れの空の下に俯瞰したとき、確かにまた一歩、この山域に対する理解は深まったような気がしました。…とはいえ、まだまだ夏の一般登山道限定ではありますけども。 一時でも目を離したら大切な瞬間を取りこぼしてしまいそうな危うさを持ちながら、少しずつ理解が深まりつつある今。塩梅良く収まらないパズルのピースを弄ぶような逍遥に、今しばらくお付き合いいただければと。 【参考文献】 ・『神室連峰の山遊び』  (坂本俊亮, 1998) ・『山形百山』  (坂本俊亮/菅原富喜, 1991) ・『日本登山大系1北海道・東北の山』  (柏瀨祐之・岩崎元郎・小泉弘, 初版1980ころ) ・『神室山と最上の山々』 入手できず悲し。  (坂本俊亮/菅原富喜, 1987)

神室山・天狗森・火打岳 今日はいつもとは逆回りで、パノラマコースから入ってみます。
今日はいつもとは逆回りで、パノラマコースから入ってみます。
神室山・天狗森・火打岳 いきなりの急登です。神室連峰の尾根には典型的なタイプの。
いきなりの急登です。神室連峰の尾根には典型的なタイプの。
神室山・天狗森・火打岳 いっぷく平で一休み…しません。
いっぷく平で一休み…しません。
神室山・天狗森・火打岳 構造色の鮮やかなカケスの羽。いつかの善知鳥を思い出します。
構造色の鮮やかなカケスの羽。いつかの善知鳥を思い出します。
神室山・天狗森・火打岳 第1ピークで、一休み。まだまだ始まったばかりの距離感ですが、既に標高の上昇量は2/3を消化しています。
第1ピークで、一休み。まだまだ始まったばかりの距離感ですが、既に標高の上昇量は2/3を消化しています。
神室山・天狗森・火打岳 高松岳に1pixel余りの山小屋、奥には栗駒が見えました。暫く行けていませんが、実は貴女のことも好きです。
高松岳に1pixel余りの山小屋、奥には栗駒が見えました。暫く行けていませんが、実は貴女のことも好きです。
神室山・天狗森・火打岳 第2ピーク。
第2ピーク。
神室山・天狗森・火打岳 ざんげ坂のトップ。ここで急登は終わったようなものです。
ざんげ坂のトップ。ここで急登は終わったようなものです。
神室山・天狗森・火打岳 山伏岳の向こうに霞んでいるのは焼石でしょうか。暫く行けていませんが、実は貴女のことも好きです。
山伏岳の向こうに霞んでいるのは焼石でしょうか。暫く行けていませんが、実は貴女のことも好きです。
神室山・天狗森・火打岳 ナイスな青空の下で第3ピークを通り過ぎていけば、
ナイスな青空の下で第3ピークを通り過ぎていけば、
神室山・天狗森・火打岳 連峰第三の高峰である前神室に着きました。刈払いが完了し歩き易くなりました。ありがとうございました。
連峰第三の高峰である前神室に着きました。刈払いが完了し歩き易くなりました。ありがとうございました。
神室山・天狗森・火打岳 枝尾根ながらすごい圧迫感を示す△944.0近傍。金山は雲海の下に沈んでいました。
枝尾根ながらすごい圧迫感を示す△944.0近傍。金山は雲海の下に沈んでいました。
神室山・天狗森・火打岳 前神室を降りながら振り返って一枚。そうですね、始まったばかりの紅葉を愛でる一日になりました。
前神室を降りながら振り返って一枚。そうですね、始まったばかりの紅葉を愛でる一日になりました。
神室山・天狗森・火打岳 熟れたミズキの真赤な珊瑚。この透明感は何でしょう?
熟れたミズキの真赤な珊瑚。この透明感は何でしょう?
神室山・天狗森・火打岳 初めての左回り、初めての景色が楽しいです。
初めての左回り、初めての景色が楽しいです。
神室山・天狗森・火打岳 紅葉が目立ち始めたのは、.1325への登路でした。
紅葉が目立ち始めたのは、.1325への登路でした。
神室山・天狗森・火打岳 有屋口から初めて登ったあの日は、ガスの稜線でしたかね。
有屋口から初めて登ったあの日は、ガスの稜線でしたかね。
神室山・天狗森・火打岳 さあ、鳥海へと続く県境の尾根がよく見えました。
さあ、鳥海へと続く県境の尾根がよく見えました。
神室山・天狗森・火打岳 レリーフピークにて、優しいお顔。…お酒、めっちゃ強いんすか?
レリーフピークにて、優しいお顔。…お酒、めっちゃ強いんすか?
神室山・天狗森・火打岳 他所の山では「今年は赤が甘いか?」といった声も聞かれましたが、どうなんでしょう?
他所の山では「今年は赤が甘いか?」といった声も聞かれましたが、どうなんでしょう?
神室山・天狗森・火打岳 ちょこんと肩乗りな山小屋を目指して、気持ちの良い稜線を歩きます。
ちょこんと肩乗りな山小屋を目指して、気持ちの良い稜線を歩きます。
神室山・天狗森・火打岳 さて、それでは最後の登りに向かいましょう。
さて、それでは最後の登りに向かいましょう。
神室山・天狗森・火打岳 非対称山稜の西面だけが色づいています。
非対称山稜の西面だけが色づいています。
神室山・天狗森・火打岳 台山尾根の登山道も明瞭に視認できますね。あちらは「ほんのり」な色加減。
台山尾根の登山道も明瞭に視認できますね。あちらは「ほんのり」な色加減。
神室山・天狗森・火打岳 山頂に到着しました。今日も大尺までよく見えました。
山頂に到着しました。今日も大尺までよく見えました。
神室山・天狗森・火打岳 昨年までは小又しか見えていませんでしたが、今は天狗森の量感も好きです。
昨年までは小又しか見えていませんでしたが、今は天狗森の量感も好きです。
神室山・天狗森・火打岳 山頂は人が多かったので、小屋横の草地に休みに行きました。
山頂は人が多かったので、小屋横の草地に休みに行きました。
神室山・天狗森・火打岳 ご褒美の一日でしたね。「神之亟森」「権太森」の特定を忘れていた心残りの稜線は、また今度。
ご褒美の一日でしたね。「神之亟森」「権太森」の特定を忘れていた心残りの稜線は、また今度。
神室山・天狗森・火打岳 それでは下山しましょう。役内川の沢音を聞きながら。
それでは下山しましょう。役内川の沢音を聞きながら。
神室山・天狗森・火打岳 金山川の源流にあたる「ウマゲタの沢」源頭でしょうか。名前があるって、素敵なこと。
金山川の源流にあたる「ウマゲタの沢」源頭でしょうか。名前があるって、素敵なこと。
神室山・天狗森・火打岳 勢いを失いつつある蜻蛉が映り込みます。
勢いを失いつつある蜻蛉が映り込みます。
神室山・天狗森・火打岳 足元には気紛れなハクサンフウロが居りました。
足元には気紛れなハクサンフウロが居りました。
神室山・天狗森・火打岳 崩壊斜面に露頭した真っ白な花崗岩が、まるで雪渓のようです。
崩壊斜面に露頭した真っ白な花崗岩が、まるで雪渓のようです。
神室山・天狗森・火打岳 三角石山を背後に控えたマミア平、これからどんな色になるのでしょう。
三角石山を背後に控えたマミア平、これからどんな色になるのでしょう。
神室山・天狗森・火打岳 これは御田の竜神様。
これは御田の竜神様。
神室山・天狗森・火打岳 ポツポツとシロバナトウウチソウが見られました。
ポツポツとシロバナトウウチソウが見られました。
神室山・天狗森・火打岳 それでは、西ノ又コースを下山します。水晶森や富喜新道よりは下りやすいと思いました。
それでは、西ノ又コースを下山します。水晶森や富喜新道よりは下りやすいと思いました。
神室山・天狗森・火打岳 水場、ありがたいですね。
水場、ありがたいですね。
神室山・天狗森・火打岳 記憶にあった危険領域も、予想を超えてくることはなく大丈夫でした。
記憶にあった危険領域も、予想を超えてくることはなく大丈夫でした。
神室山・天狗森・火打岳 やっぱり花崗岩の白い沢。今年の夏の沢の風景は、白の印象が大変強いものとなりました。
やっぱり花崗岩の白い沢。今年の夏の沢の風景は、白の印象が大変強いものとなりました。
神室山・天狗森・火打岳 いつもとは光の違う橋を渡って、
いつもとは光の違う橋を渡って、
神室山・天狗森・火打岳 土石に叩かれてヤレた味わいの砂防堰堤を横目に歩き、
土石に叩かれてヤレた味わいの砂防堰堤を横目に歩き、
神室山・天狗森・火打岳 最後に出会ったサワグルミの巨木の森に癒されて、今日は早めの下山となりました。お疲れ様でした。
最後に出会ったサワグルミの巨木の森に癒されて、今日は早めの下山となりました。お疲れ様でした。

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