裏剱に行こう。仙人池ヒュッテに泊まろう。

2022.09.28(水) 2 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 31
休憩時間
16
距離
10.8 km
のぼり / くだり
1492 / 889 m
3 47
3 20
10
DAY 2
合計時間
6 時間 50
休憩時間
17
距離
10.4 km
のぼり / くだり
809 / 1508 m
9
2 48
3 39

活動詳細

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今年、未だ通行不能。昨秋訪れた下ノ廊下。 憧れは強くなるばかり。仙人池からの裏剱。 電車とバスの山行。登りと別を下れる自由。 計画書にコンディション別ルート、幾つか。 人っこ一人いない内蔵助出合から剱沢まで。 この山域を独り占めとばかり、雨を楽しむ。 夜更け過ぎ、予報通り上がった雨は星空に。 逢いたかった、夜空に浮かぶ裏剱と仙人池。 モルゲンロートに光る水面の岩と雪の殿堂。 少しの夜雲と、日の出を弱める後立の薄雲。 それでも、ここ迄歩いた者だけのパノラマ。 山屋さん好みの山小屋。飾りっ気無くいい。 ご主人、スタッフさんと山談義、何時間も。 お風呂もお米も会話も、ほっこりする至福。 初日午前に痛めた左足。翌朝山小屋に相談。 サクッと剱沢雪渓登り返しが最適な選択と。 仙人新道。痛めた左足は下りに向いていた。 サクッとピストン。昼過ぎ下山。勿体無い。 【photo】 https://photos.app.goo.gl/ibndyDRGog47aAtg7 【天候】 初日は、のっけから分かっていた雨模様。ほとんどの行程は小雨だったが、スリッピーな下りに左足、痛めてしまう。 翌日未明には星空。夜空の剱岳には、少し夜雲が掛かるが夜光雲の様で素敵。 朝から晴天。裏剱をモルゲンロートに染める朝日は、後立に掛かる雲が日差しを弱めてしまう。 【アクセス】 久しぶりに電車での山行。信濃大町で前泊。帰路、室堂から富山、阿曽原から欅平、信濃大町戻りか最後まで迷うことに。結局は信濃大町から「あずさ」と「しなの」に。 【コース状況】 内蔵助谷出合から真砂沢ロッジとの分岐までは、出合う人もほとんどないルート。危険箇所は無かったが、怪我をしても(と云う僕が左足を痛めた)救助は困難なルート。 剱沢を渡る橋は、直前に整備頂けて感謝。 【その他/周辺施設など】 大糸線のダイヤには注意ですね。もちろんチェック不足が原因乍ら、さすがに平日昼間、特急も在来線も含めて1時間1本未満とは・・・。1時間以上の待ち。しかも、駅前にはコンビニもない。あー、大糸線。

剱岳 勤務先に、これだけの荷物を背負って!
山行の前々日に準備。剱沢雪渓を登る計画とあって、軽アイゼンも。靴もワラーチとラスポルティバのローカット。 トレッキングパールの調子が悪くなり、この後設備投資。シナノ フォルダーTWIST125(アーバンカモフラージュ)
勤務先に、これだけの荷物を背負って! 山行の前々日に準備。剱沢雪渓を登る計画とあって、軽アイゼンも。靴もワラーチとラスポルティバのローカット。 トレッキングパールの調子が悪くなり、この後設備投資。シナノ フォルダーTWIST125(アーバンカモフラージュ)
剱岳 松本で「しなの21号」下車。大糸線の各駅で信濃大町まで。
松本で「しなの21号」下車。大糸線の各駅で信濃大町まで。
剱岳 Web予約、前日15時前迄と知らず。でも、扇沢までのバスは余裕!
Web予約、前日15時前迄と知らず。でも、扇沢までのバスは余裕!
剱岳 扇沢から黒部ダムまでの電気バスも、Web予約、間に合わず。でも、始発に余裕!
扇沢から黒部ダムまでの電気バスも、Web予約、間に合わず。でも、始発に余裕!
剱岳 さぁ、昨年のこの時期、黒部ダムから欅平まで歩いたワラーチで。尤も2代目のゼロシューズ XERO Shoes ジェネシス。
ダム下、旧日電歩道へ向かう人たちをカウントして頂いている男性から。
「登山ですか、何処まで?」
「あのー、失礼ですがそのサンダルで行かれるのですか?」と心配頂く。
「靴も背負ってますから」と。
さぁ、昨年のこの時期、黒部ダムから欅平まで歩いたワラーチで。尤も2代目のゼロシューズ XERO Shoes ジェネシス。 ダム下、旧日電歩道へ向かう人たちをカウントして頂いている男性から。 「登山ですか、何処まで?」 「あのー、失礼ですがそのサンダルで行かれるのですか?」と心配頂く。 「靴も背負ってますから」と。
剱岳 下ノ廊下は、核心部の 「白竜峡」 が残雪で埋められているらしく、不通。それが為、一緒にダム下から降りたのは3名のみ。みんな、下の廊下を行ける範囲で散策。
つまり、内蔵助谷出合からの登山は、僕一ひとり。
下ノ廊下は、核心部の 「白竜峡」 が残雪で埋められているらしく、不通。それが為、一緒にダム下から降りたのは3名のみ。みんな、下の廊下を行ける範囲で散策。 つまり、内蔵助谷出合からの登山は、僕一ひとり。
剱岳 雨模様でも、水量はそれほど多くない感じ。
雨模様でも、水量はそれほど多くない感じ。
剱岳 下ノ廊下に繋がる谷。
下ノ廊下に繋がる谷。
剱岳 小雨が故に、湧き立つ霧も幻想的。
小雨が故に、湧き立つ霧も幻想的。
剱岳 内蔵助平、渡渉。橋を掛けて頂いていること、本当に有り難い。
内蔵助平、渡渉。橋を掛けて頂いていること、本当に有り難い。
剱岳 真砂岳との分岐。ここ上がれたら素敵だよなぁ。
真砂岳との分岐。ここ上がれたら素敵だよなぁ。
剱岳 前々日、午後2時に掛けて頂いた橋。快適に渡らせて頂く。
内蔵助谷出合から、ここまで、出合った人は真砂沢ロッジの有名な女性スタッフの方のみ。
「あー、人に逢えました!」と歓喜の声を上げる僕。
「ちょっと散歩に来ました」と彼女。
この女性スタッフさんに、この橋のこと、内蔵助谷出合からのルートとこと、剱沢雪渓のこと、いろいろ電話で相談させて頂いていた。逢えて嬉しかった!
前々日、午後2時に掛けて頂いた橋。快適に渡らせて頂く。 内蔵助谷出合から、ここまで、出合った人は真砂沢ロッジの有名な女性スタッフの方のみ。 「あー、人に逢えました!」と歓喜の声を上げる僕。 「ちょっと散歩に来ました」と彼女。 この女性スタッフさんに、この橋のこと、内蔵助谷出合からのルートとこと、剱沢雪渓のこと、いろいろ電話で相談させて頂いていた。逢えて嬉しかった!
剱岳 四峰からの・・・沢なんだろうか。
四峰からの・・・沢なんだろうか。
剱岳 二股の少し手前。剱沢は何だかんだ言っても、流れは速い。雨もあってか水量も多い。
二股の少し手前。剱沢は何だかんだ言っても、流れは速い。雨もあってか水量も多い。
剱岳 しっかり、足元をチェックしていれば、チェーンは添えて持つ程度でOK。
しっかり、足元をチェックしていれば、チェーンは添えて持つ程度でOK。
剱岳 ん、1箇所だけ、渡り木が少し緩んでいたなぁ。
ん、1箇所だけ、渡り木が少し緩んでいたなぁ。
剱岳 二股の橋。おひとり様ずつとあるけれど、随分と立派な橋。のっけからの単独行。行き交う人もない山域だから、心配せず・・・。
二股の橋。おひとり様ずつとあるけれど、随分と立派な橋。のっけからの単独行。行き交う人もない山域だから、心配せず・・・。
剱岳 北股の雪渓だろうか。仙人池ヒュッテへ、最後の一踏ん張りの仙人新道。湧き立つ霧がいいなぁ。
北股の雪渓だろうか。仙人池ヒュッテへ、最後の一踏ん張りの仙人新道。湧き立つ霧がいいなぁ。
剱岳 15時を少しまわってのヒュッテ到着。コースタイム的には問題ないか。下りが遅れがちなワラーチだし。ハシゴ谷乗越からの下山での負傷を考えたら、贅沢言えない。
とはいえ、15時前の到着でなかったことをオーナーさんに謝る。
「ぜんぜんいいですよ。チェックインの前にお風呂をどうぞ!」
なんて素敵なオモテナシ。
15時を少しまわってのヒュッテ到着。コースタイム的には問題ないか。下りが遅れがちなワラーチだし。ハシゴ谷乗越からの下山での負傷を考えたら、贅沢言えない。 とはいえ、15時前の到着でなかったことをオーナーさんに謝る。 「ぜんぜんいいですよ。チェックインの前にお風呂をどうぞ!」 なんて素敵なオモテナシ。
剱岳 自分の他、何度もここを利用されている山小屋ファンのソロ男性の方。地元のガイドさんに誘われての初老の男女4人。スタッフさんはオーナーさん含めると6人。あれれ、一人、客人が多いだけ。そんなわけで、個室状態。
自分の他、何度もここを利用されている山小屋ファンのソロ男性の方。地元のガイドさんに誘われての初老の男女4人。スタッフさんはオーナーさん含めると6人。あれれ、一人、客人が多いだけ。そんなわけで、個室状態。
剱岳 その個室。窓がどうやっても閉まらない。こんなところが、山小屋ならではで、大好き。
その個室。窓がどうやっても閉まらない。こんなところが、山小屋ならではで、大好き。
剱岳 お米が美味しい。さすが富山の山小屋。笹錦だったかコシヒカリだったろうか、教えて頂いたが、記憶は定かでない。美味しいと云う記憶が全て塗り替える。「富富富」も美味しいが都会向けに作った品種だとか。
お米が美味しい。さすが富山の山小屋。笹錦だったかコシヒカリだったろうか、教えて頂いたが、記憶は定かでない。美味しいと云う記憶が全て塗り替える。「富富富」も美味しいが都会向けに作った品種だとか。
剱岳 午前2時頃から、ゴソゴソ。満点の星空、とまではいかないが、西空の裏剱をパシャ。レリーズを忘れると云う痛恨のミス。ISOを上げ30秒開放縛りで。
午前2時頃から、ゴソゴソ。満点の星空、とまではいかないが、西空の裏剱をパシャ。レリーズを忘れると云う痛恨のミス。ISOを上げ30秒開放縛りで。
剱岳 緩やかに流れる雲も、良いなぁ。薄ら仙人池に裏剱も映る。
緩やかに流れる雲も、良いなぁ。薄ら仙人池に裏剱も映る。
剱岳 朝食。個別のお料理と云うよりも、おばんざい的な品々が嬉しい。
朝食。個別のお料理と云うよりも、おばんざい的な品々が嬉しい。
剱岳 コレを見たくて、誰もいない山域を歩いて来ました。まだ、モルゲンロートは暫し時間がある。iphone12promaxでパシャ。
コレを見たくて、誰もいない山域を歩いて来ました。まだ、モルゲンロートは暫し時間がある。iphone12promaxでパシャ。
剱岳 少し角度を変えて、モルゲンロート前をデッカいカメラで。薬師岳なども。
少し角度を変えて、モルゲンロート前をデッカいカメラで。薬師岳なども。
剱岳 折角なので、撮って頂く。
折角なので、撮って頂く。
剱岳 何枚も何枚も撮ってみた。いつもの事だが気にいるものは、ほんの僅か。
後立山に少しの雲。それだけのことで裏剱の山肌の赤みは不足感。それでも、ほんの少し、先っぽだけ主峰、見えることができた。さすがは裏剱と云われるだけの事はある。チンネのジャンもなるほど。
何枚も何枚も撮ってみた。いつもの事だが気にいるものは、ほんの僅か。 後立山に少しの雲。それだけのことで裏剱の山肌の赤みは不足感。それでも、ほんの少し、先っぽだけ主峰、見えることができた。さすがは裏剱と云われるだけの事はある。チンネのジャンもなるほど。
剱岳 後々への戒め、帰宅後撮!
前日、ハシゴ谷乗越から剱沢への下り。雨に濡れた岩、石、木の根。気をつけてはいたがスリップ。左足、くるぶしを痛めた。それでも歩くには何とかなる状態。仙人新道の中腹辺りから、左足の裏にも違和感。まぁ、少しの痛みと一緒にヒュッテへ。
朝、あれー、何だか階段下りるのも・・・。まぁ、何とかなるさっ。でもとりあえず・・・。
オーナーさんにテーピングを貰う。足裏を固定。帰路も相談。痛めた足なら登りの方が、と予定通り剱沢雪渓から室堂へ。
歩き出す。仙人峠までの僅かな登りより、長々とした新道が歩きやすい。撮影タイム含みの1時間弱。室堂の紅葉も捨て難いが、ハシゴ谷乗越からの主峰と内蔵助平の眺望で、サクッと帰ろう。
後々への戒め、帰宅後撮! 前日、ハシゴ谷乗越から剱沢への下り。雨に濡れた岩、石、木の根。気をつけてはいたがスリップ。左足、くるぶしを痛めた。それでも歩くには何とかなる状態。仙人新道の中腹辺りから、左足の裏にも違和感。まぁ、少しの痛みと一緒にヒュッテへ。 朝、あれー、何だか階段下りるのも・・・。まぁ、何とかなるさっ。でもとりあえず・・・。 オーナーさんにテーピングを貰う。足裏を固定。帰路も相談。痛めた足なら登りの方が、と予定通り剱沢雪渓から室堂へ。 歩き出す。仙人峠までの僅かな登りより、長々とした新道が歩きやすい。撮影タイム含みの1時間弱。室堂の紅葉も捨て難いが、ハシゴ谷乗越からの主峰と内蔵助平の眺望で、サクッと帰ろう。
剱岳 痛めた足が、何処まで持つのか。時間と距離だなぁ、とヒュッテで山談義して頂いた皆さまを後に。振り返ると、後立の山々から朝日。山小屋にサヨナラしてっと。
痛めた足が、何処まで持つのか。時間と距離だなぁ、とヒュッテで山談義して頂いた皆さまを後に。振り返ると、後立の山々から朝日。山小屋にサヨナラしてっと。
剱岳 仙人峠から仙人新道。あー、剱、カッコいい。この位置からでは主峰は見えないけれど、剱岳でしかない山の姿。考えてみれば、主峰なくても分かる山って、スゴいなぁ。
仙人峠から仙人新道。あー、剱、カッコいい。この位置からでは主峰は見えないけれど、剱岳でしかない山の姿。考えてみれば、主峰なくても分かる山って、スゴいなぁ。
剱岳 北股の雪渓が見えて来た。池ノ平小屋も行ってみたい。ここから見ると遠そう。
北股の雪渓が見えて来た。池ノ平小屋も行ってみたい。ここから見ると遠そう。
剱岳 昨日iphoneで撮影したポイント。また、iphoneで。やっぱり、晴天より湧き立つ霧の中がいいかも。
昨日iphoneで撮影したポイント。また、iphoneで。やっぱり、晴天より湧き立つ霧の中がいいかも。
剱岳 このルート、ハッキリと剱岳主峰が見えるのは、ここだけかなっ。デッカいカメラをザックから出すべきだった。それにしても遠く彼方だなぁ。
このルート、ハッキリと剱岳主峰が見えるのは、ここだけかなっ。デッカいカメラをザックから出すべきだった。それにしても遠く彼方だなぁ。
剱岳 ハシゴ谷乗越を下って少し。内蔵助平が一望。確かにこのV字谷ばかりの山域には似つかわしくない。遠くに双耳峰に見える山が気になる。
ハシゴ谷乗越を下って少し。内蔵助平が一望。確かにこのV字谷ばかりの山域には似つかわしくない。遠くに双耳峰に見える山が気になる。
剱岳 さぁ、内蔵助谷出合まで戻って来た。12時前かぁ。6時20分くらいに仙人池ヒュッテを出立した事、左足の状況を考えれば、悪くないペース。頑張ってくれた左足に感謝。
だけど、見えている出合まで急坂。時間が掛かったなぁ。
さぁ、内蔵助谷出合まで戻って来た。12時前かぁ。6時20分くらいに仙人池ヒュッテを出立した事、左足の状況を考えれば、悪くないペース。頑張ってくれた左足に感謝。 だけど、見えている出合まで急坂。時間が掛かったなぁ。
剱岳 ダム下で往路、旧日電歩道へ向かう人たちをカウントして頂いていた男性の方と再会。随分と話し込んで、レコはここいらで止める。
その男性の方に、
「昨日のスリッパの者です。帰って来ました。ありがとうございました。」
「あっ、皆んなで噂になってたんですよ。ちょっと心配してたんです。いや、とっても心配してた。」と。
何処までワラーチで行き、どこで足を痛めてしまって、何故復路で昨日伝えた剱沢雪渓を登らなかったなどなど。
もうお一人の職人の方と共に、我が事の如く聞き入り「良かったぁ」と安心して頂く。山に生きる人は有り難い。
ダム下で往路、旧日電歩道へ向かう人たちをカウントして頂いていた男性の方と再会。随分と話し込んで、レコはここいらで止める。 その男性の方に、 「昨日のスリッパの者です。帰って来ました。ありがとうございました。」 「あっ、皆んなで噂になってたんですよ。ちょっと心配してたんです。いや、とっても心配してた。」と。 何処までワラーチで行き、どこで足を痛めてしまって、何故復路で昨日伝えた剱沢雪渓を登らなかったなどなど。 もうお一人の職人の方と共に、我が事の如く聞き入り「良かったぁ」と安心して頂く。山に生きる人は有り難い。
剱岳 Xero Shoes Genesiは2代目は今春から。毎日の秋田犬・ビーグルの散歩でも、常にフォアフット。やはり、接地箇所だけソールがすり減ったワラーチ。これがスリップに繋がり足を痛めた原因か。帰宅後、よくよく観察。
Xero Shoes Genesiは2代目は今春から。毎日の秋田犬・ビーグルの散歩でも、常にフォアフット。やはり、接地箇所だけソールがすり減ったワラーチ。これがスリップに繋がり足を痛めた原因か。帰宅後、よくよく観察。

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