活動データ
タイム
13:50
距離
25.8km
のぼり
2950m
くだり
2951m
活動詳細
すべて見る以前から行きたかった白峰南嶺。去年数えて急に始めた百高山も3つある。 他の人のレポを見ると日帰りしてる強者が多い事多い事。日帰りのロングルートはコロナ禍で控ていた。でも久々だしオッサン化も進んで自信ないから、簡易テント&簡易寝袋&非常食等を持って出掛ける。ビバーク出来そうな場所があれば泊まれば良いし。 仮に朝3時頃出発すれば余計な荷物持っても明るいうちに日帰り出るかなと。しかし奈良田まであと30分の所で夜中に工事していて全面通行止め!5時か6時には通れるとの事。くそーーー。それでは遅すぎる。こうなったら工事の人の車が停めてある所に車を停め仮眠する事にしよう。案の定、予定より早く通れる様になり、それで何とか暗いうちにスタートする事が出来た。でも殆ど寝てないけど。 笹山山頂までは、ひたすら森の中を登って行くアルプス感ゼロの辛い道程。長い森を抜けて山頂に突然出ると、やっとアルプス感が少し出てくる。そして笹山北峰に立つとアルプス感100%となり、それがずっと続く。これだよこれ! 想定外の通行止めも、はっきり言って全然面白くない森の中の登りも、この絶景を見ながらの稜線歩きで全て報われる。しかも山での青空も久しぶり。 もう最高過ぎて下山したくない気持ちが強くなる。1人でニコニコしながら(危ない人?)幾つかのピークを踏んでいく。そして百高86座目の広河内岳の頂上から南に伸びる穏やかな尾根上に素晴らしいビバーク地を見つけた。でもしかし地図にはテント禁止地域と書いてある!山を愛する人間として闇テンする訳にはいかない。 でもこの下に大門沢小屋があって冷えたビールを飲むっていうのも最高じゃないか? まだ奈良田まで下れる時間だし体力も残ってるけど、ビールの事を考えると堪らず携帯の電波が1本立たる所を見つけて予約の電話をかけてしまった。小屋に着いて宿帳書いて、直ぐに冷えたビールを飲んだ。水の豊富な小屋ならではの冷水で冷した缶達。稜線歩きと同等の至福の時。ああ電話してしまって本当良かった。 ただコンパスで日帰りの登山届を出してしまった。電波の全く届かない小屋付近では変更出来ない。小屋の方に聞いたところ、30分程登った所で少しだけ電波が来てる所があるらしい。下山届出さないと、夜中に警察から妻に連絡が行く事になる。そうすると次に山に行き難くなる。 夕食後にヘッドランプ付けて上へ登る。弱電でかなり苦労したが、ななんとか下山届の画面を読み込む事が出来て無事に提出した。 小屋の方と心配してくださった宿泊者さん達に感謝。 そしてまたビールとワインを買って、他の宿泊者さん達と楽しい山談議をして就寝した。 次の日は少し下るだけだったので、下山後の日帰り温泉が開店前で困った。竿持ってくれば良かったかな~。釣り人を何人か見てそんな事も思ったけど、また余計な荷物が増えるからな~。 こうしてみると、やっぱり時間さえあれば日帰りより泊まった方が絶対楽しめるよなあ。現実は仕事等あって日帰りが殆どになってしまうんだけど。
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