平山明神〜小明神〜岩古谷山 ヒルとカモシカ

2022.09.25(日) 日帰り

活動詳細

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久々の奥三河2座。以前は4座周回ルートだったが、メインの雄大な岩壁を選択。下山後の帰路は車道をPまで歩くことにする。 皆がいかない時計回りルートにした2座間は下り基調となる。その間約4つのアップダウンがあるので逆ルートとの比較も面白かろう。両方使うことでよりルートが明確化された。基本、尾根道を選んでい行けば迷わないことも分かった。 例によって登山口からヒルさんの猛襲。最初にたっぷりスプレーをかけておくが容赦ない。小枝でそのつど払っていたが、きりがないので見つけ次第行動中でも指でつまんで放る。休憩のつど靴を脱いでこまめに点検。この2つが最良の対策と分かる。乾燥し日当たりの良い岩古谷の方が多少ましだが全行程でヒルの絨毯に惑わされた。昔はそんなことは意識もしたことがなかっただけに昨今の多雨、温暖化を感じてしまう。 西の覗で休憩。展望のない山頂。東の覗で三瀬明神を観る。隣のピークは小明神?馬の背は高度感と展望が良い。ヒルもここには来られない。 しばらくは稜線の風もあり快適。 867ピーク、次のピークは分岐あり、下りの方が景色を眺められ、ロープや鎖が良く見えるので面白い気がする。それにしても両山を結ぶここは変化にとんだロングコースだ。次のピーク経由で堤石峠。いずれも13カーブで里に下りるという。 本日のルートは古設楽火山カルデラ縁の堅い石英安山岩リッジをつま先立ちで歩くようなものだ。特にドーム状の平山明神はどこからでも目立つし、岩古谷も全山が厳しい絶壁の岩山城だ。結局このカルデラ防御ラインがあるので天竜川と豊川は交わったことが無いらしい。もともとは中央構造線の作用によるものだろうが列島形成の不思議は測りようがない。 岩古谷山頂は以前は見なかった城跡に関する新掲示が目立つ。城郭ブームもあるだろうが登山と合戦、歴史はもともと結びついている。この城は戦国書状にも出てくる重要拠点の一つなので歴史学・城郭考古学方面からの一層の解明が望まれる。堀切や切岸も人工的で深い。西側の割れ岩~山頂にみる岩壁は人為的な防御壁のようにも見える。ちょうど徳川、武田両国の境目なので十分あり得ることにも思える。 鎖場ではカモシカさんにも遭遇。好奇心からずっと離れずにこちらの様子をうかがっていた。 堤石トンネルに降りて涼しい坑内をクールダウン。スリルとたっぷりの上下移動山行感を楽しめた。しいて言えば帰路車道が登山口Pまで登りがちことと弱1時間かかってしまうのが難点だ。 グループ立ち上げなので初級さんを募集しています。 興味のある初級者は コミュニティ→ブラリトレックで検索して下さい。

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