沢講習で梨谷川美ヶ谷を遡行

合掌作り集落で有名な南砺市五箇山の「たいらスキー場」奥に位置する梨谷川美ヶ谷。林道からアプローチして遡行、つめたあとは送電線の巡視路を使って戻ってくる。ナメ滝と小滝、最後は藪漕ぎと、沢登りの要素が詰まった沢。沢登り初めてのお客様をご案内。 ＜アプローチ＞ たいらスキー場への道をスキー場に入らずにそのまま進む。梨谷川にかかる橋を渡ったあたりに車を止めるスペースがある。林道分岐を左へ入り10分ほど歩くと入渓地点。 ＜美ヶ谷＞ いきなり赤い滑滝が始まる。両岸から樹木が覆い被さっている箇所もあるが、明るい渓相で気持ちがいい。傾斜は緩くひたひたと歩いていける。この日は水量が多く、大滝はずぶ濡れになるので左岸を高巻いた。高巻きさへ間違わなければ特に困難な箇所はない。 ＜ツメ＞ 水が枯れると藪漕ぎが始まる。細かい地形なので、あらかじめ稜線のどこに出るか、GPSで目標を定めておいた方がいい。最後は笹が生い茂って滑りやすい急斜面になる。軽アイゼンがあれば最高。 ＜鉄塔巡視路＞ 稜線に出ると巡視路がある。いくつか下山ルートは選択可能。途中、滑りやすいトラバースやキュ斜面もある。 ＜装備＞ フェルト底の沢靴、ヘルメット、GPS、初心者がいる場合はロープ