活動データ
タイム
21:05
距離
25.4km
のぼり
2618m
くだり
2874m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る光岳小屋の新しい小屋番さんのブログを時々読んでいた。小屋準備の奮闘記。コロナ禍の休業を経て、この夏は営業。機会があったら泊まってみたいなぁと思っていた。 (⚫︎ブログ「わたし山小屋はじめます」https://bravo-m.futabanet.jp/articles/-/93124?page=1 ⚫︎小屋についてhttps://www.town.kawanehon.shizuoka.jp/soshiki/kankoshoko/kankoshinko/tekarigoya/8256.html) 直前だったけれど予約表の空きを見て川根本町役場観光課に電話してみた。希望日は満室だったが、翌日なら一人空きがあるという。天気は微妙だけど行くことにした。 天気予報は、一日目午前晴れ、15時頃から雷の恐れ。二日目は雨。 雷は怖い。車中泊して芝沢ゲートから歩くつもりだったけれど、聖光小屋に泊まれれば1時間も早く小屋に着けて、雷遭遇リスクも低くなる。幸い予約できた。 一日目予報通り午前晴れ。樹林の隙間から垣間見える聖岳、光岳が朝日に輝き神々しい。 急登を延々登り、易老岳に着いた頃には光岳の方向にはガスが押し寄せていた。エアリアマップで、易老岳から茶臼岳へ少し下ったところから聖岳が見えると書いてあったので、青空に鎮座する聖岳を見納めすべく寄り道した。 ガスが次第に濃くなるが、苔の森を歩くのは気持ちいい。 光岳小屋は、最奥地にある山小屋の一つだけれど、小屋番さんたちの心遣いが行き届いた山小屋だった。 40人ほど泊まれる小屋はコロナ禍で14名限定。手作りのベットがあり、その間隔も広い。マットもいい感じ。カーテンを引くと人目を気にせず過ごすこともできた。 食事は手をかけて準備され、どれも美味しかった。 夜の食堂は立ち飲みスペースになった。選りすぐりの日本酒などが並ぶ。折りたたみのカウンターも手作りだそう。意外とお客さんは少ない。私とあと二人だった。小屋番さんたちがコロナ感染して休業した時の話などお聞きすることができて、大変さが胸に迫った。 ベッドに戻ると星空が凄かった。同時に雷が遠くでずっと稲光を走らせていた。イザルケ岳のシルエットがずっと浮かび上がっている。ずっと見ていられる。 夜半過ぎからはガスってしまい、小雨になってしまった。 美味しい朝食をいただき、雨の中を下山。幸い雨脚は弱くてしとしと降ったり止んだり。苔の森が雨に濡れて美しい。 易老渡に着いてホッとしたが、本降りになった。林道歩きは何気に長い。車に着いて軽く着替えて、暫し呆然。これからの運転、無事に国道に辿り着けるだろうか・・・。 柴沢ゲートから国道までの15キロほどの細くうねる林道の運転はかなり怖い。コンクリートミキサー車などとのすれ違いも意外と多い。国道に辿り着いた時は、心からホッとした。あの道を運転するのはもう懲り懲りだけど、原生林の美しい森と南アルプスの美しく気高い山々を仰ぎに、またいつか訪ねてみたい。 【聖光小屋について】 https://seikougoya.info/ 小屋には4人部屋が3室。同行の者同士しか同じ部屋に泊まれない。3室塞がると、次の客は外に張ってあるテントになる。 予約客には芝沢ゲート15時に迎えの車が来てくれる。 当日、私は自然渋滞、事故渋滞、工事渋滞で15時芝沢ゲートに間に合わず、16時40分着。歩くつもりだったが何と一人だけのために迎えに来てくださった。感謝。夕食はジビエの焼き肉など。とても美味しかった。小屋番さんが育てた極上のお茶🍵も! お客さんは私の他は、3名のグループが二つとソロの方。グループの一つが光岳に向かい、後の方達は聖岳に向かうとのこと。同じ方向に行く方がいるのは心強かった。 シャワーが使えるのには驚いた。濡れたタオルを持ち歩くのは大変だからと、さっぱり洗濯済みのタオルまで貸して頂けた。感謝。 テントにはマットが敷き詰めてあった。寝袋、枕も準備されていた。虫の音、沢の流れを聞きながら眠りについた。弁当🍙はシンプル❣️いい小屋だったなぁ。
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