活動データ
タイム
32:52
距離
40.9km
のぼり
3749m
くだり
3922m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る先月常念を登った際に見えた西岳ヒュッテ。 そこからなら槍ヶ岳がドーンと見えるんじゃないか?ということで行ってきました。 結果、山の厳しさと楽しさを味わえるとても充実した山行となりました。 【ルート】 中房温泉 → 燕岳→ 大天井岳 → 赤岩岳 → 西岳 → 徳沢園 → 蝶ヶ岳 → 三股登山口 【0日目】 穂高駅無料駐車場 車中泊 穂高駅の無料駐車場で車中泊。穂高駅出てすぐのところにある安曇野ブルワリーでクラフトビールを頂く。 【1日目】 燕山荘 テン泊 バスで中房温泉まで移動。既に小雨が降っている。前日から分かっていたことであるが、前線の影響が出ており、明日まで雨が続きそう。燕山荘までなら風の影響を受けないので、そこで様子見をしてその後の山行計画を決める。 林道の歩きだからあまり雨当たらないだろうとたかをくくり、レインウェアの下を履かないでいたのが失敗。合戦小屋までの間でハーフパンツがびしょ濡れに。そこからレインを履いたが時既に遅し。少し寒くてスイカを食べる気にはならなかった。 燕山荘までの登りはほとんど疲れることなく黙々と登ることができた。稜線上はガスガスのビュービューのザーザーで全く良いところがなかったが、テン場は西からの風が遮られているため、比較的テントの設営がしやすかった。だがそれでも少しインナーテントが濡れた。頑張った方。 昼食は燕山荘で頂く。コロナ対策のため、テン泊者は山荘内の滞在は30分までとなっている。 昼食後、昼寝をして起きたら雨が止みガスが晴れてきている。ここぞとばかりにトイレと水補給を済ませ、燕岳へ行く。半分ガスがかかっていい感じ。テントに戻って夕食作ってたらまた雨。酒のんでふて寝。気温12度、思ったほど寒くない。 【2日目】 西岳ヒュッテ テン泊 夜中ずっと雨と時折カミナリが聞こえた。幕内が濡れないか心配だったが風の影響が少なく思ったほど濡れなかった。7時半までには雨が止み、朝ごはん食べつつ片付けて9時には燕山荘を出発することができた。 せっかくの表銀座縦走だが、相変わらずガスガスで西からの風が強い。景色を楽しむこともないので黙々と歩き、あっという間に大天荘近くまで。そこからガスが晴れてきて稜線が見えてきた!めっちゃテンション上がる!写真撮りまくる、そして大天荘までの最後の登りが疲れる。 大天荘では青空が出る。このタイミングで青空とはやはり持っている。大天井岳まで軽く往復し、青空の下、生ビール片手に昼食。小屋のスタッフが外で散髪していた笑 赤岩岳までは時折霧雨が降ることもあったが、風があってガスも晴れていて気持ちの良い稜線歩きが続く。常念側の稜線がよく見える。赤岩岳の入り口はとにかく分かりづらい。そして道も酷い。35度くらいある傾斜を木の枝や草を掴みながら滑らないように登らないと行けない。そして頂上はガスガス、しかも雨降ってくる。もうええて。 西岳ヒュッテまでの道は崖沿いをトラバースする少し難しい道が続く。雨に濡れた岩に神経を使う。30分くらいの道だが一番疲れた。 西岳ヒュッテ着。雨の合間をぬってテントを設営。他に1張しかいない。向かいには常念が見える絶好のテン場。時折突風が吹くが、基本的に西からの風が遮られる場所に設営したため、問題無し。小雨が降っているので、夕食を食べて飲んで大人しく就寝。気温10度。 【3日目】 徳沢園 テン泊 0時半に目が覚める。月の明かりが幕内でも眩しい。外にでると満点の星空。雨は止み、ガスもとれて晴れていた。カメラで星空を撮っていると、日の出も最高なんじゃないかとワクワクし寝れず、結局そのまま起きることに。コーヒーを飲んで西岳山頂へ向かうことにする。 山頂からは槍、穂高、常念山脈が近くに見え、遠くにも様々な山のシルエットが見える。月明りがあるため、ヘッドライト無しでもその姿がくっきり見える。風は少しあるが生暖かく、フリース一枚でも小一時間いられるレベル。とても良い時間。そのまま日の出まで2時間弱、写真を撮りながらゆっくり過ごした。 久しぶりの晴れ間に、塗れていたギアを乾かしながらゆっくりと撤収。隣のテントの方は上高地から来られて、常念小屋のテン泊を予定していたそうだが、常念小屋のコロナ閉鎖によって計画変更したそうだ。7時半には撤収完了し、西岳ヒュッテを出発。 水俣乗越までの道が地味にキツい。3日目の疲れもある中、ふらついたら即死ねるような場所を慎重に行く。水俣乗越からは大曲まで岩ゴロゴロの場所を下る。浮石の多い沢の中を下山する感じなのかと思っていたら道外れてた。地図で確認してもルートから大きく外れておらず気づかなかった。どこで外れたか分からなかったが、最終的にルートに合流できたので良し。大曲手前の沢で水浴びをし、3日間の汗を流す。マジで生き返る。 後は徳沢までゆるい下りを高速で下り、到着後速攻でテントを設営しゆっくりタイム。野沢菜チャーハンをビールで流し込み、そしてコーヒーフロートで整えたら完成。寝る。夕飯はロッジのカレーを予約することで食べることができた。そして持ってきたジンを飲み干しまた寝る。気温18度。とても気持ちよく寝れた。 【4日目】 夜行バスで上高地入りしてきた相方と合流。蝶ヶ岳を目指す。既に食料をほぼ食べつくし、相方に少し持ってもらったため、荷物が軽い。連日の疲れを感じることなく登ることができた。途中の長塀山から雨が降り出し、蝶ヶ岳頂上では暴風雨でガスガスであった。蝶ヶ岳は今のところ全て外しているがそれがまた良い。山荘でタクシーを手配し、三股登山口まで下山。 下山後は穂高駐車場までタクシーを使い、豊科温泉山の神で身を清め、松本のビアフェスで心を清めて4日間の縦走を締めた。
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