上高地~長塀山~蝶ヶ岳~常念岳~一ノ沢

2022.08.07(日) 2 DAYS

活動データ

タイム

14:32

距離

27.0km

のぼり

2178m

くだり

2389m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 27
休憩時間
1 時間 5
距離
12.4 km
のぼり / くだり
1361 / 211 m
DAY 2
合計時間
8 時間 4
休憩時間
58
距離
14.5 km
のぼり / くだり
817 / 2172 m

活動詳細

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ソロでテント泊縦走! JAMAの皆さんと乗鞍岳に登ったあと、畳平で皆さんとお別れし、一人で平湯温泉に下山。 ひらゆの森で温泉を楽しんだ後、16時平湯温泉発のバスで上高地へ。 この時間から上高地に向かう人は少なくてバスはがらがら。 最初の宿泊地は、小梨平。混んでいる8月の週末はテントも予約制。 混んでいるけれど、張れそうな場所はたくさんあって、張れないということはなさそう。 ソロテントの多いBサイトの奥に張りました。 数年前に熊の事故があったので、夜はすべての食料を食糧庫に収納しないといけません。 食糧庫の扉の閉め方が難しくて苦戦していたら、近くのサイトの子どもたちが手伝ってくれた♥ありがとう。 翌朝。まずは徳沢へ。穂高・槍方面に向かう人たちがたくさん。 梓川沿いの道はだるいってよく言われるけれど、久しぶりに歩くと青くきらきら輝く水と、そびえる前穂高にわくわくが止まらない。 徳沢から蝶ヶ岳に登る人はとても少ない。4組しか会わなかった。 下山に使う方が多いみたい。 事前の予習どおり、展望のない森の中の急登が延々と続く。 久しぶりのテント泊・重荷が心配だったけれど、それほど遅くないペースで登れてほっとする。 長塀山、妖精の池を過ぎて、お花畑を過ぎて、やっと稜線へ。 いきなり穂高・槍の稜線が見えてテンションが一気にアップ! まだテント場も空いてた。テントを立てて、お昼ご飯を食べに稜線へ。 松本の小松パンのバゲットをガーリックトーストにして、コンビーフにコーヒーミルク1個とコショウを混ぜたもの、じゃがりこサラダをお湯で戻したマッシュポテトを載せていただきます! 背負ってきた大好きなとっておきの白ワイン・ムルソーと一緒に。 なんて素敵なんだ・・・ 日帰りもいいけど、大パノラマを見ながらゆっくり過ごせるのが、宿泊の醍醐味。 翌朝。3時半ころに目覚めると、風がテントを叩く音がする。 外をのぞくとガスがすごいスピードで流れていくのが見える。 さすが稜線のテン場。ペグと岩で止めたガイラインが無事か少し心配になる。 朝ごはんを食べてコーヒーを飲んで、少し明るくなってきたので外に出ると・・・ さっきまで山を覆っていたガスがどんどん飛ばされて松本の町に落ちていく。 一面の雲海。 そして、空が、雲がピンクに染まって。 ご来光に会えた。思わず手を合わせて登山の無事をお祈り。 この景色に出会えるから、アルプス登山は止められないんだなぁ。 常念岳に向かって歩く。 穂高と槍がずっと見えていて、つい立ち止まってしまう。 パノラマ銀座っていうネーミング、ぴったり。 蝶槍まで、本当に気持ちのよい稜線歩き。 蝶槍からぐっと下る。もったいないくらい。 私が出発した時間が早かったから?同じように常念に向かう人がほとんどいない。 ちょっと緊張して、だからこそ慎重に、慎重に、と歩いていたら。 左足が木の根っこの輪に引っかかって、あっ抜けない!と思った時には右手と顔面から転んでしまっていた。 慌ててザックをおろして一呼吸。 まず鏡を出して顔を確認、泥がついてるけど無傷。 次に右手を見ると、薬指が小指のほうに向かって脱臼しちゃったみたい。 痛みを感じないので、引っ張ってみたらすぐに元の場所に戻った! エマージェンシーキットからテーピングを出して、中指を支柱にして固定する。 しばらく痛みと腫れを見ながら、蝶槍に戻って横尾に下山するか、予定どおり常念に向かうか考える。 骨折ではないと判断して、常念に行くことに。 ソロだからすごくすごく気を付けていたのに転んでしまったことに落ち込む。テンション爆下がり。 常念岳への登り返しは、岩稜帯を登るところがたくさんあり、ルート選定に悩むところも。 落ち込むし痛いしきついし、とぼとぼ歩いていたら。 横で女の子のような声がするので見てみると、雷鳥のお母さんが! 鳴いているのは子供たちのため。子供たちがまわりを自由に歩き回っている。 ニンゲンは私だけなので、全く警戒せず、子供は登山道まで出てきた。 「ありがとう、がんばるね」お母さんにお礼を言って、最後の一登りへ。 常念岳山頂。遠く野口五郎のゆったりした山並みや、大天井、燕の稜線まで見えて、しばらくぼーっとする。 常念小屋でmouveさん×ノースフェイスコラボのTシャツと、mouveさんのバッチをゲットし、タクシーの予約をお願いして、一の沢へ。 道はとてもよく整備されていたけれど、滑落注意の高巻きもあり、転倒で弱ったマインドにはつらい下山。 手もどんどん痛くなって、いい加減歩くのに疲れてきたところでやっと登山口に着いた。 しゃくなげの湯に立ち寄り、穂高駅16時発あずさで新宿へ。 無事に帰れてよかった。またあの空の上の稜線を歩きたいから。 ケガをしないようにもっと日々のトレーニングに励まねば。

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