国見岳捜索救助

2022.08.16(火) 日帰り

活動データ

タイム

08:05

距離

17.3km

のぼり

1239m

くだり

1240m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
8 時間 5
休憩時間
24
距離
17.3 km
のぼり / くだり
1239 / 1240 m
13
1 37
3 21
2 27
15

活動詳細

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8/10に遭難し、捜索が行われていた男性を無事発見することができました。 峰越峠-烏帽子岳-五勇-林道終点-1678ピーク付近の捜索という計画で入山。 今回一緒になったPTはバリバリのトレイルランナー2名。長距離の工程に若干の不安を抱く。 林道終点から未捜索の範囲だったので、林道周辺から呼びかけを始める。 谷、山両方に気を配り、「おーーい」との呼びかけ、ホイッスルのコールを行いながら国見岳方面へ。 林道上に水が流れている箇所があったので入り口を捜索するも居らず。 崩落している林道を注意しながら進む。2次遭難は絶対に避けなければ。1ヶ所ロープを出した。 1時間ほど荒れた林道を進むと、カーブの向こうから声がした。 我々「おーーい」 ??「おーーーい!!」 我々(めちゃくちゃでかい声だな。別の捜索隊が入ってたか?) 我々「捜索の方ですかー?」 ??「助けて下さーーーい!!!」 我々「今行きます!」 カーブの向こうから力強く、助けを呼ぶ声がした。生きていた!!! 「助けにきました!」「そこから動かないでください!」と声をかけながら、要救の元へ向かう。 14:20 要救助者発見。生存を確認。 足はふやけててボロボロ、擦り傷が見られるが会話はちゃんとできる。がやはり衰弱している様子。 持ってきたOS1や食料を渡す。 これからの動きを考える。 林道はdocomo、auともに圏外。 アマチュア無線でのコールも応答なし。 林道に至るまで、ちょこちょこ電波の入り具合を確認していたが稜線付近ならギリ入る。 3人PTのうち1名を付き添い、2名を救助要請のため移動という作戦にでる。 持ってきたクッカーや食料、ツエルトを現場に託し急な尾根を登る。 15:00 稜線に出る。かろうじて電波が入る。 119にかける。 「山岳遭難。国見岳の遭難者発見。生存。自力下山不可」 航空隊から連絡がある。「15分後に基地発。16時ごろには現場着」要救の位置を伝えようとするも、応対された方が山慣れしていないのかうまく伝わらない。(五勇山の北1596ピークの東の林道上) と言ったけどどうだったのか...怪しかった為緯度経度でも伝える。 要救に付き添ってる仲間にトランシーバーで状況を報告。 距離があるから心配だったが通じてよかった。 電波の繋がるところで待機せよと指示を受ける。 え、下山時間....ヘッデンになるぞ....。と悶々としながら待機する。この間、要救の服装や状況確認の電話複数回あり。 16:07 ヘリが現場に向かってるとの連絡を受ける。 下山を開始する。 16:20ごろ ヘリを発見するも、違う場所を飛んでいる。 航空隊に連絡しようとするも、電波が不安定でうまく説明できない。 また、ガスが出てき始めて焦りと苛立ちがつのる。 留守本部から航空隊に場所を説明するように依頼する。 17:05 要救助者をヘリ収容と連絡を受ける。(留守本部より) 一通り我々の役目は終えたので、走って下山を開始する。 18:30 下山。 車の鍵を持ってる河野さんがヘリ同行し、登山口からの足が無くなっていた所でしたが、Tさんグループがピックアップし、山女荘まで送ってくれました。 ------------------ 捜索に携わった全ての方、お疲れ様でした。 今回、たまたま自分達が発見に至りましたが、それ以前に活動してくれた方の功績、思いを引き継げたのが最大の勝因だと思います。 ・警察や消防、ハイカーが登山道を。クライマーが登山道以外をしらみつぶしに探した ・そのGPSログを取りまとめてくれる人がいた ・FB、TwitterなどのSNSで情報発信があった ・その結果、空白箇所を潰すことができた ・一緒に山に入る仲間がいた ・要救がじっとしていた ・留守本部の重要さを実感した。電波が不安定な状況、また時間的猶予もない環境下での外部との電話は歯がゆいものがあった。現場の状況を理解できる留守本部に端的にメッセージを送りそこから関係各位に情報伝達がスムーズかと思った。 (稜線上でもラインはギリ遅れるけど、電話は厳しいくらいの電波でした。) ・後方支援のありがたさ。ガス等で万一ピックアップできなかった時のサポート隊の安心感。 ・確実にテキストメッセージのやり取りができるinreachなどのデバイスがあれば心強いと思った。 ・2年前の根子救助の経験もあり、比較的落ち着いて行動できた。捜索箇所に入るまで「でっけー木!」とかはしゃいでごめんなさい。内心割と緊張はしてました。 感想 発見して、通報して、ヘリが飛んで何回「よかった」と口にしたことか。 本日、居ても立っても居られなくなったお義父さんが登山口まで来られてたとの事。 生存の一報を聞いた時の様子を教えてもらって自分も安堵しました。 下山してから紆余曲折あり、山女荘にお泊まりさせていくことに。3人で祝杯をあげました! 久々に18km近く歩いて疲れた😂 【ウメキチさん】 国見岳 活動報告 遭難救助 https://yamap.com/activities/19080957 #YAMAP 【星と焚き火さん】 国見岳遭難者捜索活動 https://yamap.com/activities/19077613 #YAMAP 【tanekuさん】 国見岳行方不明者捜索 ※8/16無事発見救助☆追記しました https://yamap.com/activities/19055245 #YAMAP

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