活動データ
タイム
09:08
距離
10.2km
のぼり
1203m
くだり
1192m
活動詳細
すべて見る12日・13日・14日と、奇跡的に3連休になった! よっしゃ!遠征や!北アルプスやぁっ!!!… … アカン…天気が…天気が悪い…(~_~;) 3連休の遠征は前後2日間が移動日で中日が登山。ところが中日の13日が台風と前線の影響で、全国的に不安定な天気。 北アルプスにこだわらず、遠征候補の山を関東から九州までつぶさに調べるも全部天気が悪い… せっかくの3連休やのに…今年も遠征はナシか…あきらめよう…(T-T) しかし山には登りたい!旅もしたい!前日の12日の方が若干天気はマシ。それなら夜走りしてそのまま山に登って車中泊して翌日帰るプチ遠征にしよう! 今度はプチ遠征候補の山を片っ端から調べる。しかし天気は悪化傾向…アカン!どこもかしこも天気が悪い(>_<) そんな中、ようやく見つけた雨が降らずに一日を過ごせそうな山!それが東赤石山でした(^-^) とにもかくにも登山ルートを確認。そして車移動の段取りを調べる。走行距離片道300km強、所要時間4時間30分。7時に駐車場に着こうと思ったら、自宅を2:30には出発しなければなりません! と、これが前日11日の19時頃の話。ヤバい!寝なきゃ、寝なきゃ!1時には起きて準備やん!(>_<) というわけでドタバタのうちに東赤石山プチ遠征決定! 前回の瓶ヶ森プチ遠征から約1ヶ月。2回連続の愛媛県遠征です(^^) 東赤石山は前回フォロワーのみほさんに瓶ヶ森をおススメしていただいた時に、おススメリストに入っていた山。今回もみほさんに感謝ですm(_ _)m 東赤石山は愛媛県四国中央市と新居浜市の市境に位置し、石鎚山系の法皇山脈に属する標高1706mの山。山頂付近には表面が酸化して赤茶けたかんらん岩が多く、これが山名の由来になっています。 日本二百名山、花の百名山、四国百名山にも選定され、ちょうど今の時期には東赤石山固有種のオトメシャジンが咲いているらしい。これは楽しみです! 相当厳しい岩場の歩くことになりそうなので、久しぶりにヘルメットも用意。 よし、行きましょう!*\(^o^)/* 予定通り2:30に自宅を出発。それほど眠気はない。 松山道の三島川之江ICを降りてから国道と県道を乗り継いで駐車場を目指す。ありがたいのは駐車場まで道がいいこと!対向2車線のキレイな道を40〜50分くらいかな?アクセス良好です!瓶ヶ森のような車の幅1台分の離合もできない狭い山道を延々と走るようなことはありません。これだけでも随分助かる(^^) 6:50、筏津の駐車場に到着。以前あった施設の駐車場のようですね。アスファルトに枠もきちんと引かれた広い駐車場です。だいたい30台ほど止められそうです。 先着は3台ほど。天気もあまりよくないし、今日は少なめなのかな? 準備をして7:20に出発。駐車場から銅山川の橋を渡り県道を渡ったところが筏津登山口。駐車場からはすぐです。 空は曇天ですが、思っていたより明るい?気温はそれほど高く感じませんが、風が弱いのが気になる。風は大事です。 取り付きからいきなり深い森。基本的には石がゴロゴロと転がる暗い登山道を登って行きます。傾斜は緩めかな?時折急坂もありますが、段差が程よいのでそれほど難しくはありません。 今日はキツい山行になることを覚悟していたんですが、この感じの登山道なら嫌いな類ではないし、なんとか行けそうかな…なんて思っていました。 登山口からおよそ1時間ほど歩いて木橋を渡った先に分岐があります。右は東赤石山へのルート。左は赤石山荘を経て八巻山に向かうルート。まずは分岐を右にとって東赤石山へと向かいます。 木々の合間からゴォゴォと水音が聞こえます。よく見えませんが滝があるようです。道が渓流沿いになると途端に涼しくなる。 気温はそれほど高くはないですが、湿度が高くてすでに滝汗…この渓流のひんやりとした涼しさは助かります!めっちゃ涼しい。生き返る!(^-^) 分岐からさらに1時間ほど歩いたところで、登山道の雰囲気がガラリと変わる。赤茶けた大きな石が積み重なるように転がる見上げるようなガレ場の急坂…これが延々と続く。結論を先に言うと、山頂までガレ場の急坂です(~_~;) これがキツいんだ!(>_<) ここから先、ほとんど土の地面を踏むことはありません。ひたすら石を踏み越え踏み越え登って行きます。 登山口からおよそ2時間20分ほど歩いたところで、初めての休憩。いやー、キツい! 気を取り直して出発。ガレ場の急坂はなおも続く。水が出ていて石の間を流れ、川のようになっているところもある。 登山口からおよそ3時間30分ほどで権現山から二ツ岳へ向かうルートとの分岐に到着。山頂を目指して分岐を左へ。 道の状況はあまり変わらないですが、この辺りからはたくさんの花が見られるようになりました*\(^o^)/* お!?ツリガネニンジン?ん?これがオトメシャジンか!? 固有種と言いながら近隣の山でも咲いたりする花が結構あるんですが、オトメシャジンは本当にここにしか咲かない貴重な花です。珍しい花に出会えてラッキーです!(*´꒳`*) シモツケソウ、ノギクの仲間、そして大好きなシラヒゲソウに久しぶりに会えました!めっちゃカワイイ(≧∀≦) 花に背中を押されながら石を踏み越え斜面を登る。赤石山荘への分岐を右へ。八巻山への分岐を右へ。目の前に巨大で険しい岩場が見えてきました! 全身を使って岩をよじ登り、登山口からおよそ4時間、11:30東赤石山山頂に到着です!*\(^o^)/* いやー、時間かかっちゃったな!体力的には問題ないんですが、後半ペースが落ちちゃいました。 たどり着いた山頂は…もうちょっと広いのかと思ってた(^_^;)狭い岩場です。 展望は…仕方ない…想定内です。ただこの山頂自体がガスに包まれているわけではないので、雲は低いですが周囲はある程度見渡せます。晴れていたら360度の素晴らしい展望なんでしょうね(^^) 山頂から東へ5分ほど進むと三角点峰があります。行ってみましょう。 11:35、三角点峰に到着。三等三角点があります。 こちらの山頂はそれほど広くはありませんが広場になっていて、周囲にも適当な岩場がたくさんありますので、休憩をするならこちらの山頂の方がいいかもしれません。この三角点峰でガスの景色を眺めながら食事休憩にします。 12:20、さあ、八巻山に向かいましょう!本日のクライマックスです。せっかく持ってきたので、ここからはヘルメット着用(^^) 東赤石山から八巻山を望む…うわー、スゴい岩場やな!恐怖よりも無性にテンションが上がる!ワクドキ!楽しみぃ!*\(^o^)/* 東赤石山から少し下り、分岐を西赤石山方面へ。ほどなく岩場に突入!真っ赤なかんらん岩の岩場が目の前に聳えています! おっと!マツムシソウ発見!初めて見た!ずっと出会いたかった花なんです。たくさん咲いています。 もちろんオトメシャジンやシラヒゲソウもたくさん。リンドウも1輪発見しました。 それにしてもスゴい岩場ですねー!険しいですけど三点支持で登れる岩場ばかりです。それほど難しくはありません。ただルートがよくわからない。一体どこをどう進めばいいのか? そんな時はとりあえず手頃な高い岩のテッペンに登る。上から俯瞰で周囲を眺めるとルートを発見しやすいんですよ。 遠くに道らしきものやピンテを発見する。あそこに行くには手前のあの岩場を左から巻いて…という具合にルートを確認してから岩を降りで道を辿り直す。そんなことを何度か繰り返していたので、結構時間がかかっちゃいました(^^) めっちゃ楽しいです!もう岩場に対する躊躇はなくなりましたね。躊躇しても仕方ありません。行くしかないですから☆ あとヘルメットを着用していて本当によかった。岩の段差をガガッと登ったんですが、足元ばかりを見ていて頭上に庇のように突き出た岩に全く気がついていなかった。その頭上の岩に首が詰まるほど強く脳天を打ちつけた!(>_<)ヘルメットをしていたからビックリしただけで済みましたけど、ヘルメットしていなかったら頭割れてたかもしれないですね。ヨカッタ、ヨカッタ(^^) 東赤石山からおよそ40分、無事に八巻山に到着です!*\(^o^)/* ここも岩だらけの山頂です。ガスってほぼ展望はありませんが、ここも晴れていたらきっと素晴らしい景色が見られるはず。 少しだけ休憩して赤石山荘へ向かいます。赤石山荘までヘルメットは着用したままにします。 この下りも険しい岩場が続きます。両手もフル稼働で岩を下る。下の方に赤石山荘の赤い屋根が見えてきました(^^) 目標は見えているのに、ここもルートが分かりにくい。岩場はどこにでも降りれちゃいますからね。なるべく安全で目標から外れないように下って行きます。 岩陰にはたくさんの花!北アルプスには行けなかったですが、まるでアルプスのような風景の岩場です☆ 八巻山からおよそ30分で赤石山荘に到着。ここで装備を岩登りモードから通常登山モードに変更。 赤石山荘出発が14:00。あっちゃー!遅くなっちゃった! しかしここからが長かった(>_<)特に石を踏みながら下って行く区間は足へのダメージが大きい。濡れていてとても滑りやすいですし、浮き石も多いのでバランスを取るのが大変!下りの方がキツい山ですねー。 赤石山荘からおよそ1時間40分、かなり足もキツくなってきたところで木橋の分岐まで下りてきました。ここから先は朝歩いた道になるので、雰囲気はよくわかっています。気持ち的にも幾分かは楽。 気がつけば時刻は16時を回り、森の中は場所によっては足元が見にくいほど真っ暗になる。さすがにちょっと焦る。体力はまだ大丈夫。ヘトヘトというわけではないんですが、足はやっぱりキツいです。ちょっと踏ん張れなくなってきた。 ラスト20分が無限に長く感じましたね。車道が下の方に見えてるのに、なかなか辿り着かない。ここが一番辛かったぁ! 赤石山荘からおよそ2時間40分、16:25無事に登山口まで戻ってきました!*\(^o^)/* ふぁ〜、疲れたぁ〜。 いきなり決めた東赤石山登山。何の予備知識もなしに山に入った。厳しい山行になることは覚悟していたし、予想通りの、いや、思っていた以上の厳しい山でしたけど、この一座は私にとってかけがいのないいい経験になりました。 険しい岩場を上り下りしたことも、石を踏み越え踏み越え急坂を登り続けたことも、たくさんの沢を渡ったことも…体力的なことも、精神的なことも…今日のこの一日で多くの経験と学びを得たような気がします。 決して楽な山ではありません。正直厳しかった。でも思い切って来てよかった。この山に登らなければ気づかなかったこと、知らなかったことがたくさんあったはず。それを経験できたことは自分にとってプラスになったし、少しばかりの自信にもなった。 東赤石山…この山を登ったことで少しくらいは変われたかな?この経験をこれからの山行に生かさなきゃ! さあ、次は9月の連休です!頼む!晴れてくれ! 酷い汗まみれです(~_~;)汗を流しに行かなきゃ! 前日時間がなかったので温泉を全く調べていない。登山口の駐車場で調べて、四国中央市の三島乃湯に向かう。 高速のICも近いしいい立地(^^) 飲食店やカラオケ店などが同一敷地内にある「おいしい広場」という場所の一角。いわゆるいかにも普通の日帰り温泉施設です。全体的に湯温は高め。熱いお湯は苦手です(ー ー;)唯一、二つある露天の一つがぬる湯設定だったので、そこでぼんやりと半身浴をしながら疲れを癒す。 はぁ、キレイになって生き返った(^^) そして「おいしい広場」の敷地内にラーメン屋を発見!移動時間0分で地元ラーメンに辿り着きました*\(^o^)/* 一番亭伊予三島店。タンタン麺が主力のラーメン屋さんですが、あまり辛いものを食べるとお腹を壊すので、ぐっと堪えて肉味噌の入った味噌ラーメンに餃子に中ライスに替え玉のカロリー増し積みメニュー! うひゃー!お腹いっぱいだよ。苦しい〜(>_<) 高速に乗って、1ヶ月前同様、高松道の府中湖PAで車中泊することにします。PAに着いた時点で時刻は22時。めちゃくちゃ遅なった! 寝床の準備をして23時、就寝です。おやすみなさい。 翌日13日は7時に起床!片付けをしてしばらくのんびりしてから出発。それにしても明け方もの凄い雨が降ったな。雨音で何度も目が覚めました。 それでは朝食をいただくために淡路SAに向かいましょう! 定番の釜あげしらす丼ですが、今日は少し趣向を変えて、いつもの温玉乗せではなく炙りサーモンと淡路産玉ねぎ乗せの贅沢メニューです☆ 相変わらずめっちゃ美味いがな!*\(^o^)/* コーヒーを飲んでゆっくり休憩して、あとは自宅に戻るだけ。 ドタバタのプチ遠征でしたが、内容の濃い山旅になりました!山自体が濃い山でしたからねー、そりゃ濃くなりますよ(^_^;) 東赤石山は何かが変わるきっかけになりそうな山でした。いや、変わらなきゃダメでしょー。 まだまだ暑い夏は続きます。しっかり準備と対策をして、夏山を乗り切りましょう!次の山旅は9月の連休。ある計画を立てているんですが…今からてるてる坊主を作っとこうかな…(^_^;)
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