立山(雄山)・立山(大汝山)・立山(富士ノ折立)・真砂岳・前剱・剱岳

2022.08.11(木) 2 DAYS

活動データ

タイム

18:55

距離

16.9km

のぼり

2114m

くだり

2120m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 23
休憩時間
1 時間 31
距離
7.2 km
のぼり / くだり
833 / 801 m
1 6
51
9
2 8
29
DAY 2
合計時間
11 時間 32
休憩時間
2 時間 41
距離
9.6 km
のぼり / くだり
1280 / 1317 m
17
36
36
9
7
26
29
16
56
1 1
1 15
28

活動詳細

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6時半発のバスに乗り込み+ケーブルカー+ロープ‐ウェイ+トローリーバスと乗り継いで、登山のスタート地点「室堂」7:38到着。サンドイッチの朝食を食べて出発。 朝霧が濃いというか、雲の中というか、視界はイマイチながら、早速雪渓を渡り枯れ場を歩く登山のスタート。やはり重い荷を背負っての登山が久々だったためか、思うように足が出ないと感じつつも、立山三山を登り切り真砂岳を経て何とか本日の宿、剣山荘に到着! 山小屋では珍しくシャワーがあり、コロナのせいで部屋も3人で8人部屋を貸し切れるという贅沢な仕様で大満足。石鹸の使用は禁止だけれどシャワーで今日一日の汗を流し、暮れなずむ山々を眺めながらの乾杯タイム。友人と乾杯して生ビールを1/3ほど一気に喉を滑らせる~あぁ至福~。生きている実感が体の芯から湧き上がり、周囲の景色に目頭が熱くなる。 友人が持参したサラミやおかきをつまみながら、直ぐに生ビールを飲み干してしまい缶ビールを買いに売店を往復する。しかし、山小屋の生ビール1杯は1000円、350mlの缶でさえ700円。もしお酒が飲めないも又は嫌いだったら、この出費は苦も無く抑えられるはず…などと話しながら、それでも美味しく飲めて美味しく食べて、自然を満喫している今は素晴らしい。 夕食もご飯をおかわりして美味しくいただき、「剱岳アタック」の明日に不安を感じながらも希望と期待に胸を膨らませて初日を終了。 夜中に暑くて目が覚める。標高2475mの剣山荘では夜は冷えるのでダウンの上下を着て寝ていた。ダウンのパンツを一枚脱いで布団にくるまる。その後ウトウトしながら3時前に起床。ザックを廊下に出し、アタックザックを背負ってヘルメットにヘッドランプを付けて、4:10出発! 東の空は少し白んできているが、まだまだ闇の中、ヘッドランプで足元を照らして一歩ずつ登る。風が強く、ウィンドブレイカーを持ってくればよかったと早くも後悔。冷たい風に体力を奪われ、予想外にお腹がすく。水分もとりつつ携行食とゼリーで体力維持に努めつつ足を進める。 東の空の雲間からビームが山々をクッキリと映し出す。稜線がビシッと浮かび上がり、登山者の間から感嘆の声が漏れ、その声で山がどよめく。ゾワッと身震いしながら朝の光に刻一刻と変化する山の景色を食い入るように眺める。しばしその美しさに呆然としつつも山頂を目指し足を進めるが、どうやら曇っていて山頂付近は見えない。 ますます雲が濃くなり、だんだんとグレーに包まれ心細さが体の中で増殖し始めるのを感じつつ「山頂ではきっと景色が見えるはず」と信じて登る。その甲斐もあり、山頂では雲が晴れ、周囲の山々の歓迎を受け、下山のために踏み出そうとした足は岩の間に取られて「行かないで!」と後ろ髪を引かれる思いを味わって苦笑いする。 その後はまた雲がかかり、雨が落ちる中、山道でレインコートを身に着け、滑る鎖を伝って岩肌を這うようにしてひたすら下る。あっという間に山頂は遠のき、登頂は一瞬の夢のように過ぎ去って行った。 小屋に戻る頃には雨も止んで少しゆっくり昼食をとったが、そのおかげで下山は時間との戦いになった。 予定していたルートが、雪渓を渡るのにアイゼンが無いと危険だと、う回路を推奨されてそちらに切り替えての下山。時間も体力も予定以上の消耗で泣きそうになりながら、何とか最終の1本前のトローリーバスに間に合った! 4つの交通手段の乗り継ぎで歩く移動距離も、行きは全く苦にならなかったのがとても遠く不便に感じた。その日はもう階段は見たくない程疲労困憊して、両足の親指は痛くて一刻も早く靴を脱ぎたい状態だったので、登山もこれだけキツイともうイイって思うかもな~と「最後の登山」的な寂しさと情けなさを伴う下山となってしまったのでした。 しかし、翌日には大分体力を取り戻して「やっぱり山行くよね~」となっていたので、もう少し頻繁に登ってトレーニングしなくては!っていうのが反省点かな(笑)

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