活動データ
タイム
22:44
距離
40.5km
のぼり
3404m
くだり
3352m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る盆休みを利用して、中房温泉から表銀座で槍ヶ岳に行き、その後大キレットを越えて北穂・奥穂高・前穂高を登り、岳沢小屋を経由して上高地に下りることを計画。 時間に余裕があればジャンダルムの様子見も企む。 穂高駅からバスで中房温泉に行くと、五時半ごろにも関わらずすごい人混み。 速やかに登り始めるが、2,30分は渋滞に巻き込まれる。 渋滞の先頭をパスしてから、合戦小屋まで一気に登る。 名物のスイカを食べて小休止。 燕山荘まで登り、荷物をデポ。 燕岳・北燕岳に登り、景色を北アルプスの山々を眺める。 稜線を歩き、大天井岳へ。 荷物の軽量化につとめたが、それでも13〜14キロほどはあり、燕山荘以降は疲れがでて、スピードが落ちる。 特に大天井岳直前の登りは牛歩のよう。 大天荘に着き、テントを設営後、手ぶらで山頂へ。 槍ヶ岳およびそこに連なる峰々がきれいに見渡せる。 余裕があれば、アタックザックを背負い、トレランシューズに履き替えて常念岳までのピストンを企んでいたが、疲労が激しく、断念。 ニュースで台風8号発生見込みであることを知り、翌日活動開始時間を早めて、スケジュールの可変性を高めることにする。 山荘で天ぷらそばとチューハイを頼み、本日の活動打ち止め。 明るいうちから就寝し、翌日に備える。 起床後、テントを撤収し、0時過ぎに出発。 月に見守られながら、人気のない表銀座ルートを進む。 赤岩岳、西岳で、それぞれピークハントをし、東鎌尾根に。 ストックを片付け、急登を登っていく。 離れたところにヘッドライトの光が見えるが、実際に人の気配を感じることはなく、集中して、鎖場を登ったり、ほぼ垂直の長い三段鉄梯子を下ったりしていく。 途中、空が白み始め、西岳の背後から朝焼けがさし始める。 しかし、すぐに雲が沸き立ち、日の出は拝めず、雨も降り出す。 ヒュッテ大槍を通過し、槍ヶ岳山荘に到着。 屋根のあるベンチスペースに入ると、登山者たちがおり、ちょっとほっと感じる。 本降りの雨で止みそうにないので、軽装で槍にアタック。 岩が滑りやすくなっているので、慎重に進む。 天気及び時間の関係で、登っている人は少ない。 山頂を独り占めできたが、ざんねんながら何も見えず。 燕岳や大天井岳から眺めていたピークにいるんだなと思いを巡らせる。 登りよりも更に慎重に下る。 ゆっくりとした動きなので、体温が上がらず、雨と強風でどんどん凍えてくる。 山荘に戻ると、更に待機客が増えており、多くの人が山荘に入り、早朝でも利用可能なカップラーメンを頼んでいる。 自分もカレー味カップヌードルを食べて、少しでも体温を高める。 雨で濡れた中、ソロで大キレットに挑戦するのは危険と判断。 明日台風が来ることも考慮し、槍沢を抜けて上高地に下ることに。 上高地からのバスを検索し、所要時間を考慮して15:15のバスを予約。 体の芯から冷えて、震えが止まらないが、山荘に暖房があるわけでもないので、体を動かして体温を上げるため、下り始める。 しばらくすると震えも収まり、一安心。 登ってくる方々とすれ違いながら、黙々と歩を進める。 槍沢ロッジ以降は、傾斜もほぼ水平に近い下りとなるが、とにかく距離が長い。 バスの時間があるので、各小屋で小休止をとりながら、さっさと歩いていく。 結果的に余裕ができたので、河童橋のところでソフトクリームを堪能。 バスに乗って新島々駅に行き、電車で穂高駅に戻る。 台風が来そうなので、さっさと帰路につく。 道中仮眠を取りつつ、のんびりと深夜のドライブを楽しんで無事帰宅。 結局、一泊二日表銀座縦走の旅となった。 大キレット、ジャンダルム、常念岳などは又の機会に持ち越し。
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