ツェルト泊で鹿島槍、熊出没!

2022.08.10(水) 2 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
8 時間 11
休憩時間
1 時間 23
距離
6.2 km
のぼり / くだり
1335 / 255 m
5 36
1 5
DAY 2
合計時間
12 時間 44
休憩時間
2 時間 49
距離
12.2 km
のぼり / くだり
839 / 1966 m
44
35
51
28
5
44
4 29

活動詳細

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かねてより約束していた3人(エミ、ヤスネエ、オラ)での8月の鹿島槍。 またもやエミのドタキャン(コロナによる)によりヤスネエと二人で行くことになった。 もともとヤスネエはエミを通しての友達。先回の火打山で初めて出会った人だ。まだ互いによく知らない。なのでややぎこちない二人旅が始まった。 10日の当日は6時に登山口出発、俺は前日の夜から登山口前で車中泊。平日なのにあと2台程度のアキしかなかった。起きたら隣にヤスネエの車が停まっていた。 柏原新道は先週、針ノ木サーキットで下りに利用したばかり、針ノ木雪渓や赤沢岳などを眺めながら気持ちの良い登りが続いた。途中、予定していた雪渓のトラバースも先週よりだいぶ雪が無くなっていて雪の上を歩くことは無かった。 種池山荘で休憩と思ったが凄い人。サッサとパスしてお花畑の斜面に腰かけて広々した風景の中で気持ち良く休憩。いよいよここからが鹿島槍への稜線歩きの始まりだ。お昼に近づき雲が上がってきたが降られることは無かった。 爺ヶ岳南峰への道から今日の目標点の冷池山荘が見える。背後にある布引山、そして鹿島槍。爺ヶ岳南峰あたりが丁度山脈の折り返す地点。種池山荘と冷池山荘とを両サイドに見て眼下には黒部川の十字峡へと接続する棒小屋沢が走っている。絶景だ。その向こうには立山、そして劔が見える。爺ヶ岳の中峰、北峰と回り、冷池山荘に14時頃到着。まずは小屋の前の展望広場でビールで乾杯だ。ちょっと早いがオレはツェルトなのでテント場へ移動。ヤスネエは小屋泊。テント場は小屋から更に10分位登る。トイレが面倒なところにある。テント場に着くと既に大勢の登山者がテントの設営中。人の多いところは苦手なので、少し戻ってハイ松の隙間に丁度ツェルトの張れるくらいの狭いスペースを見つけた。近くにもう一組、張ってるカップルがいた。いいなーこんな所でシッポリと二人で劔を眺めながらテント泊できるなんて!!と過ぎた人生を振り返ってみた(笑) やがて、ヤスネエが缶ビールを買ってきてくれたので二人で焼き鳥を焼いて宴会だ。 17時になり小屋の食事の時間との事でヤスネエが帰っていくと西の空が焼けてきた。 近くのカップルのシルエットの写真も撮ってあげた。その後、おもむろにスケッチの道具を出して夏の夕暮れの立山を描いた。描いてるうちに暗くなったので途中で止めた。このあたりはテキトーだ。(笑) 描くならもっとハヨから描くべきだったがまぁいいかー♪ 翌朝は天気が良くなる気配。星空写真を撮るために2時半に起床。ツェルトからおもむろに顔を出して見上げた空は雲の中に明るい木星が見える程度。こりゃダメだと水も少ないし火を炊くのも面倒なので行動食程度の朝ごはんを済ましデポする荷物を整理して4時の集合時間までヤスネエを待つ。しかし現れず(>_<)。仕方なしに朝焼けとツェルトの写真などを撮っていると4時20分にヤスネエ登場だ。さて鹿島槍の北峰まで行けるかな。南峰まで行った都合で決めようとスタート。 布引山を登る頃に日の出を迎えた。周辺のガスがオレンジに染まり、その中から真っ赤な太陽の一部が顔を出した。とても幻想的な空間に浸ることができた。 鹿島槍南峰の直下にくるとカッパを必要とする位の雨になりカッパを着込む。南峰の頂上では運良く雨は止んで、山頂では登山客が富士山が雲の間から見え隠れしていると騒いでいた。 さて北峰まで行って行けないことはない時間だが帰路で万が一トラブルがあった場合はギリギリになる可能性がある。ここで引き返した方が無難かもとヤスネエに話すと大賛成みたいな雰囲気だ。 だが、次回冬に来る時のために少し下見をしておきたいと北峰へ向けて少し下ったあたりでヤスネエの小屋の弁当をとってもらった。 帰路、ガスが少しずつ晴れて日本海、そして能登半島までもうっすらと望める位になってきた。岩稜帯の間から浅間山や八ヶ岳なども望める上天気だ。 爺ヶ岳南峰を越えて種池山荘まであと10分という所で先行の登山者が立ち止まっている。 なんで???とよーく見るとなんと熊がいるではないか!!(以下の動画参照) 俺は腰ベルトに引っ掛けた熊スプレーのレボルバーに右手を掛けた。しかし良く考えると風向きが微妙だ。吹きかけるにしても俺や他の登山客が風上にいる必要がある。 そこで種池山荘に電話で連絡。 暫く熊が過ぎ去るのを待つこと30分弱。過ぎ去った頃を見計らって大勢いで熊鈴を鳴らしながらガヤガヤと通り過ぎた。その頃になって小屋のスタッフがスコップを持って走ってきた。スコップで戦うつもりだったのだろうか??? 小屋で他の登山者が一昨日は種池のテント場に出たらしいと話していた。 コワー、そのテント場はつい5日前にツェルト泊してたんですけど(>_<) 小屋の前の登山者の行列ですぐ前の女性が振り向いて「あのーこれから下山される方いますかー?」と呼びかけた。瞬間「ハーイ」と手を挙げた。こういう風に聞かれると学生時代からすぐ手を上げる癖があったので何の気なしに手を挙げたのだ。 すると「一人で来たので熊が怖いから一緒に下山して下さい」との事。遅れてやってきたヤスネエを紹介し、ここから3人で下山。 そして柏原新道も半分を過ぎる頃、休憩しているとまたも一人の女性が下りて来た「あのー心細いんで一緒に下山させて下さい」と。「いいですよー」と俺。いつの間にか2人のパーティーが4人になってしまった。この調子でどんどん増えていったらどうしようと内心不安(>_<) そうして賑やかに話しながら下山していると後ろを歩いていたヤスネエが段差で右足を木の根かなにかにぶつけたみたいだ「痛いー」と顔が歪んでいる。俺の持っていたファーストエイドキットで応急処置しロキソニンを飲んでもらった。 途中も痛みを訴えるので片足づつ荷重がゆっくりと乗るように普通の3倍以上の時間をかけて下山した。途中から同行した2人には先に下山してもらった。 最悪、暗くなる前には下山したいと思ったが焦ってまた痛めてしまってはもっと大変になる。俺の右足も痛めたのだと言い聞かせるようにして彼女の気持ちを理解できるようにゆっくりと歩いた。 駐車場が見えた時には心底安心した。明るいうちに下山できて本当に良かった。 北峰まで行かないことで助かったと思った。 痛みもだいぶ和らいだとの事で帰路は大町温泉郷でひと風呂浴びて晩御飯を食べて解散となった。 今回、多様な天候と熊も含めて色んな出会い。そしてトラブルがあっても無事に下山でき、 バリエーションに富んだ山旅をすることができました。

鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 いざスタート。よろしく~
いざスタート。よろしく~
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 さーてスケッチしましょう♪
さーてスケッチしましょう♪
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 先週歩いた針ノ木サーキット
先週歩いた針ノ木サーキット
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 柏原新道の要所要所に海岸みたいな地名がつけられている。
柏原新道の要所要所に海岸みたいな地名がつけられている。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 このあたりが足場が悪い
このあたりが足場が悪い
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 種池山荘についたー
種池山荘についたー
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 先週歩いた針ノ木雪渓が見える
先週歩いた針ノ木雪渓が見える
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 お花畑で休憩。
柏原新道を下山する人たち。
お花畑で休憩。 柏原新道を下山する人たち。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 種池からの道
種池からの道
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 爺ヶ岳南峰への道
爺ヶ岳南峰への道
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 種池山荘を振り返る
種池山荘を振り返る
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 種池山荘を振り返る
種池山荘を振り返る
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 爺ヶ岳南峰到着
爺ヶ岳南峰到着
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 爺ヶ岳中峰と北峰を望む
爺ヶ岳中峰と北峰を望む
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 爺ヶ岳中峰到着
爺ヶ岳中峰到着
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 左に種池、右に冷池、真ん中に棒小屋沢
左に種池、右に冷池、真ん中に棒小屋沢
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 冷池山荘が近づいてきた
冷池山荘が近づいてきた
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 テント場から少し離れてツェルトを設営
テント場から少し離れてツェルトを設営
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 焼き鳥焼いて宴会。熊くるかなー?
焼き鳥焼いて宴会。熊くるかなー?
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 立山、剣を見ながらサイコーの場所だ
立山、剣を見ながらサイコーの場所だ
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 隣のテントのカップル
隣のテントのカップル
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 ツェルト泊の朝が明けた
ツェルト泊の朝が明けた
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 朝日を見るヤスネエ
朝日を見るヤスネエ
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 周辺のガスがオレンジに染まる
周辺のガスがオレンジに染まる
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 太陽が見え始める
太陽が見え始める
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 布引山山頂
布引山山頂
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 雲が多いがドラマチックだ
雲が多いがドラマチックだ
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 雲海がきれい
雲海がきれい
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 鹿島槍東尾根
鹿島槍東尾根
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 鹿島槍への稜線
鹿島槍への稜線
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 ハイ松と雲海と日の出
ハイ松と雲海と日の出
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 立山のモルゲンロート
立山のモルゲンロート
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 雲の演出がドラマチック!!!
雲の演出がドラマチック!!!
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 十字峡へと流れる棒小屋沢
十字峡へと流れる棒小屋沢
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 お花ばたけ!!名前知らん!
お花ばたけ!!名前知らん!
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 鹿島槍南峰到着
鹿島槍南峰到着
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 鹿島槍北峰へ少し向かってみる
鹿島槍北峰へ少し向かってみる
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 1人の登山者
1人の登山者
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 雲と岩稜帯の間に劔
雲と岩稜帯の間に劔
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 鹿島槍から冷池へ
鹿島槍から冷池へ
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 鹿島槍から冷池へ
鹿島槍から冷池へ
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 日本海の向こうにうっすらと能登半島
日本海の向こうにうっすらと能登半島
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 晴れてきたー
晴れてきたー
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 秋に行くよー
秋に行くよー
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 素晴らしい稜線の旅
素晴らしい稜線の旅
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 自分たちの影を谷に落としてみる
自分たちの影を谷に落としてみる
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 楽しそうなグループ
楽しそうなグループ
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 劔の小窓から日本海が見える
劔の小窓から日本海が見える
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 平蔵谷と長次郎谷
平蔵谷と長次郎谷
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 針ノ木雪渓
針ノ木雪渓
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 またもや影で遊ぶ
またもや影で遊ぶ
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 八ヶ岳と富士山
八ヶ岳と富士山
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 雲と光の共演だー
雲と光の共演だー
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 布引山へ
布引山へ
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 布引山へ
布引山へ
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 布引山へ
布引山へ
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 雲と光の共演だー
雲と光の共演だー
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 岩稜の間から見る浅間山
岩稜の間から見る浅間山
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 鹿島槍東尾根
鹿島槍東尾根
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 ツクモグサみたいだけど違うわなー
ツクモグサみたいだけど違うわなー
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 雲の中のオラ
雲の中のオラ
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 冷池山荘まで戻ってきました。
コーラが美味かった!!
冷池山荘まで戻ってきました。 コーラが美味かった!!
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 冷池山荘を振り返る
冷池山荘を振り返る
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 冷池山荘を振り返る
冷池山荘を振り返る
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 劔も遠くなった
劔も遠くなった
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 熊出没中~( ;∀;)
熊出没中~( ;∀;)
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 ハヨどいてー
ハヨどいてー
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 お疲れ様~
お疲れ様~
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 靴も汚れました。
靴も汚れました。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 ハガキサイズのスケッチ、帰宅後仕上げて投函しました。
ハガキサイズのスケッチ、帰宅後仕上げて投函しました。

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