霧ヶ峰登山

2022.08.11(木) 日帰り

活動データ

タイム

05:11

距離

14.1km

のぼり

706m

くだり

706m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 11
休憩時間
16
距離
14.1 km
のぼり / くだり
706 / 706 m

活動詳細

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初めての長野登山に霧ヶ峰を選ぶ 低難易度であることもそうだが、麓の諏訪大社等の観光の兼ね合いもあり、決定とした。 車で山頂近くの駐車場まで移動する。 辺りにはテントがちらほらと見え、今までの山とは少し感じが違う。 恐らくアウトドアの拠点として素晴らしいのだろう、とその時は思っていた。 恐らくというのは、早朝、霧が深く、辺りの全容がはっきりしなかった為だ。 昔、テレビで100m先が見えれば「もや」、そうでないなら「霧」と呼ぶと説明しているのを見たことがあるが、今回のは「霧」だろうと思った。 流石に霧ヶ峰ということはある。 車山へ向かう 山へ向かう道はガレ場の様になっており、少々歩きづらい。真っ白な瓦礫道が霧の中に続いていたが、露の湿り気から次第に黒味を帯びてきた。 ふと、ザックを触ると湿り気があった。 髪の毛には露が滴っていた。これが高山の霧か、本の通り、本当に濡れるんだなと思う。 しかし、これからのことを考えると百均の巾着袋で管理するのは限界かな、と考えていた。 車山は霧ヶ峰の中では最高峰である。 今回の霧では絶景などは期待していなかったが、実際に登ってみると悔しさを実感する。 山頂にある景色が良い時の写真が霧の中で虚に感じた。 逆回りでラストに車山としても良かったかと後悔する。 ここから蝶々深山へ向かう辺りで、模糊とした雲の中に青空が見え出した。 1分もたたずに霧が晴れ出して、辺りの景色がはっきりしたかと思うとまた霧に包まれる、という事が何度かあった。 気持ちが落ち着かない。 蝶々深山、それから先に見晴らし岩?辺りはあまり印象にない。今回の登山は失敗かと考えていた。 視界の奥に湿原地帯が見える。これが八島湿原だと考えていると同時に、遠くまで見える様になったなと思う。しかし、下界の諏訪の街が見えるほどではない。 八島湿原に着いたあたりで霧が晴れ出した。 気持ちも明るくなってきた。それと一緒に足に力も入り出す。 水楢林に入って少し歩くと湿原が目の前に広がる。 高原の湿地帯というと私は戦場ヶ原をイメージするが、こちらはまた趣が違う。 丘の様になだらかな稜線がまた雰囲気作りを買っている。 湿原道に入る頃には人の姿がかなり目立ってきた。 日差しが強くなり、髪の毛があっという間に乾く。 いよいよいつもの登山らしくなってきた。 しかし、ここから折り返しで後はミサ山神社くらいしか見るものがない。 仕方ないので湿原の向こうにある鷲ヶ峰まで足を運ぶ。 こちらは傾斜のある山で、いつもの登山という感じが強い。 登り切ってからは稜線沿いに歩き山頂まで向かう。 左手の斜面から、谷底に溜まった霧がこちらに吹き込んでくる。 霧が横切るのを待ってから改めて左手を見ると、眼下に諏訪湖と街が見えた、下諏訪だ。 上諏訪までは見えなかったが中々良い景色だと感じる。 山頂ではそんな諏訪の景色を眺めながら栄養補給を行う。 大体ここら辺があらゆる意味で今回の登山のピークだろう、と感じながら折り返しのルートに入る。 ミサ山神社はこじんまりとした神社であったが、そばの看板を読むと中々歴史があるらしい。歴史があると思うと目の前の小さな社に何かを感じ、背筋が伸びる。 その時は思わなかったが、今書いていて自分は俗物だなと思う。 帰途の道では左手に行きで歩いた蝶々深山、車山のなだらかな稜線が見える。木が全く生えておらず、なだらかで円やかな稜線は新鮮に感じた。 駐車場に着く頃には大勢の人だかりで一杯だった。 急いで降りることにした。

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