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槍ヶ岳❌・穂高岳❌(2)(大喰岳・中岳・南岳)の写真

2022.08.10(水) 07:40

この写真を含む活動日記

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24

11:14

16.7 km

553 m

槍ヶ岳❌・穂高岳❌(2)(大喰岳・中岳・南岳)

槍ヶ岳・穂高岳・上高地 (長野, 岐阜, 富山)

2022.08.10(水) 日帰り

原因不明の「おつかれやま」表示で、記録が一旦中断されたので、槍ヶ岳/奥穂の記録を改めて開始。 一晩中の台風並みの暴風雨🌬に耐え、寒さに震えていたが、カイロのお陰もあり、ちょっと頭痛がある程度で済んだ。新たに最悪状況の経験というスキルを獲得できたのは良いのだけれど、相変わらずの暴風でテント⛺️を片付けるのも厳しい。濡れて重さを増した荷物にも体力は奪われる。 こんな状況で槍ヶ岳登頂は諦めざるをえないものの山の天気は変わりやすい可能性に少しでもかけてみようと奥穂を目指し、まずは南岳まで行ってみることにした。ここは3000m峰が3つも連なる稜線歩きだ。 途中ハシゴ場🪜があり、これを登りながら「槍ヶ岳のハシゴではなく何故このハシゴを登ってるんだ。」と槍ヶ岳に挑戦したらよかったと思いながら、強風でテントを貼った状態でテントを離れられなかった事情など色々なことが頭を駆け巡りながら3000m峰をこなしていく。 途中でザックカバーがないことに気づいたがどうしようもなく、雨も降ってきたが強行突破。寒さに震えながら南岳小屋に到着。下界の暑さを羨ましく思いながら早々に下山を決意。槍ヶ岳だけでなく奥穂も諦めることとなった。 南岳新道を下りで利用することとなったが、これがまた厳しい。基本的にずっと急斜面で下山開始直後の南岳近くには痩せ尾根も。ここに木道が設置されて歩きやすくしているのだろうが、今回の天気では濡れているので凄く恐ろしい。実際滑って5m程ダイブし、右小指を捻挫し、以降の下山は右手の痛みとも戦う羽目となった。ダイブは幸い道に沿ってした為、大きな滑落とはならなかった。しかし以降の下山はより慎重になり、大きな影響があった。慎重になったためか、インナーマッスルの衰えか、靴の劣化か、平らな石🪨を選んで踏んだためか、この後も5回ほどちっちゃな滑落を繰り返しながら槍平まで満身創痍の下山となった。濡れた石の上はやはり尖っている場所を踏まないといけないと改めて実感することとなった。 鍋平までロープウェイ🚡を使いたかったので、下山を急ぎたい所ではあったが、槍平で、のんびりと昼食をとりつつ、他の登山者の方と楽しい時間を過ごした。満身創痍の体ではあったが少し回復し、ここからのほとんど平坦な道のりにも助けられて、無事下山。ロープウェイの臨時便があったのか定かではないが、ひっそりしたロープウェイ駅に荷物を置いて、空荷で鍋平まで登り返すこととなった。荷物担いでの登り返しは不可能だった。 槍ヶ岳も奥穂もゲット出来ず、大喰岳、中岳、南岳の3000m峰3つをゲットした消化不良の登山となった。