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養老山地佐谷遡行(30年振りの再来)の写真

2022.08.07(日) 12:50

正面から阿弥陀滝

この写真を含む活動日記

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10:49

16.1 km

980 m

養老山地佐谷遡行(30年振りの再来)

養老山・笙ヶ岳・三方山 (岐阜, 三重)

2022.08.07(日) 日帰り

8月7日(日)「晴れ」 平成元年以来、約30年振りとなる。地形図には、沢名が記されていないが、ヤマレコのレポに沢名が書いてあった。今回は、左俣とする。簡易水道施設から、牧田川本流(多良峡)に降りる。階段が在るので苦も無く、取水ダム(取水ダム?)まで降りられる。梯子を降りて本流に立つ。地形図には左岸に通した作業道もあるようだが、此方のが廃道で鬱陶しいだろう。目指す佐谷までは、峡谷となってトウトウと流れる牧田川本流を遡る。水量はあるが楽しく行ける。佐谷入るとゴルジュ状が度々現れるが、距離が短いので浸かりながら問題なく通過できる。合流点より黒い塩ビの水管が続く。かなり続くが、左岸に脚立がぶら下っいているゴルジュ入口で終了した。左右からも滝状に支流が落ち込み、中々良い雰囲気だ。知らぬ間に送電線を通過したのか、中電の巡視路らしきが現れた。巡視案内の黄色い目印と再生廃プラの黒い階段が現れた。吊る樹木がブランコのように掛かり、乗ってみた。上手く天然ブランコで遊べた。二俣に到着し、左俣を詰める。直ぐに二条の綺麗な滝が掛かっていた。右手を登るが、虎ロープが掛けてあった。その上も滝も水流を登って楽しめた。暫くで林道が横切る。折角なので、林道から右股に掛かる阿弥陀滝を眺めに行く。かつて発見に驚いた滝は、優美に健在だった。当たり前か。その時は名前もわからなかったが、時代が進みグーグルマップに阿弥陀滝と明記されている。何て便利な時代になったのだろう。此処で左俣は特に変化も無いらしいので、相談の上、右俣を遡る事に変更した。滝に近付くと、嘗ての思い出が蘇ってきた。左ルンゼの左側にある尾根から高巻く。コルから下ると古いフィックスロープが垂れ下がっていた。フックスロープは、途中で途切れ、少し先にもう一つのフィックスロープが掛かっている。そのロープの無い間は、木の根っ子を掴みながらの下降となる。緊張する場面なので、確かに此の場面あったなと思い出が過る。約30年前、クレモナロープ?はその時の物か?。巻き終わると滝の後半部分で、ゴルジュ状となっている。前回は下降して落ち口を覗いたようだが、時間も掛かり割愛した。滝巻きも滝の直ぐ横左側岩稜を登ったような記憶だ。暫く平凡になるが、小滝も現れ水流に戯れ楽しく進む。再び二俣に出ると上部は鬱陶しいようなので、左の開放的な沢に入り、直ぐに尾根に逃げる。本尾根直下で登山道のような踏み跡が現れたので、その道を右に進む。目論見道理に養老山へと突き上げた。早々と下山に掛かる。縦走路を少し北上し、西に延びる林道から下山だ。分岐が沢山あり少し不安だったが。主林道だったのか、良い道を考えずに進めば、間違いは無かった。途中にあった廃トラックも、何だか覚えがあったぞ。殆ど忘れているようだが、記憶が蘇ると、30年前がほんの数年前に思えた。今一度歩いてみるのも面白いと思った。 友人の記録 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4562940.html 過去の記録 ●場所● 養老山西面の沢(牧田川支流) 5万図:津島・彦根西部 ●日時● 平成元年10月15日「快晴」 ●行動概要● 上石津町前ヶ瀬(浄水場)→養老山西面の沢出合→二俣→養老山→林道→浄水場 ●装備● 渓流足袋・靴下・登山シャツ・Tシャツ・セーター・トレーニングズボン・アタックザック・時計・磁石・地図・雨ガッパ・ヘッドランプ・軍手・トイレットペーパー・ポリタンク・カメラ ●食料計画● 一日分の行動食とする。 ●覚書● ①上石津町前ヶ瀬より養老山へ登る林道を少し入った右手の浄水場が駐車場だ。 ②これより、牧田川へ下ると砂防ダムがあり、牧田川右岸を出合いめざして進む。 ③出合いまでは、道も途切れがちで以外と時間がかかる。 ④出合いよりは、いよいよ遡行となるが、水量は少なく快適に登れる。 ⑤しばらくすると、両岸迫ったゴルジュとなる。このゴルジュは以外と長くつづき一ヶ所幅が2メートル位となり、胸ぐらいまで水に入らなけらばならない所があるが、幸いにも流木が橋のように引っ掛かっており、事無くを得る。 ⑥高圧送電線を上に見送るとゴルジュも終わり、平凡なゴーロがつづく。 ⑦しばらくすると、ようやく待望の滝が現われる。高さは4メートルぐらいで、左より難なく登れる。 ⑧これよりまた、平凡なゴーロがつづき、両岸に植林の跡が現われる頃、左手に小屋が見えてくる。そして、二俣に着き本流(右手の沢)を登ると、突然林道が横切っておりがっかりさせられる。しかし、この後がこの沢の核心部だ。 ⑨林道に出ると、上部にヘ~と思うような大きな滝が見える。高さは10~12メートル。直登は出来ないので左手より高巻く、まず泥のルンゼを10メートル程登りブッシュ混じりの岩尾根を登り沢に降りる。興味があれば少し下って、滝の落ち口を覗いてみよう。以外と上から見るとたいしたことはない。 ⑩これより先はまた平凡な渓相になるがもう一つ滝がある。そして水量が少なくなった頃稜線の縦走路に飛び出す。左に行けば、養老山の山頂に出る。帰路は林道を下ればよい。 ●コースタイム● 浄水場より養老山頂上 4~5時間