活動データ
タイム
12:09
距離
17.3km
のぼり
1749m
くだり
1758m
活動詳細
すべて見る『日本百名山』を読んでいて、著者の深田久弥に感心することがあります。というのもこの人明治の生まれなんです。つまり約100年前の人なんです。 ってことはですよ学生時代が大正時代で、私と同じくらいの年代のとき戦前か戦時中ってことになります。 んで『百名山』が出版されたのが60年代だから…この人戦前、戦時中に日本各地の山を登りまくってたってことになりますね。 『百名山』の中でも「大正時代に(ほとんど誰も登ってない)朝日連峰をテント担いで縦走した」とか、「戦前に十勝岳にスキーに行ったら駅から犬ぞりで半日もかかった」とかちょいちょいぶっ飛んだエピソードが出てきます。 あの時代にそんなことができるってどんな金持ち?ってか仕事は??(あ、小説家か)、交通手段は???てか戦争は????など、一度考え出すと次から次に突っ込みどころが思い浮かんでしまいます。 そんな百名山の中に利尻岳と宮之浦岳が入っていることはほんとに驚嘆に値すると思うんです。 だって宮之浦岳って現代でも九州の人なら知ってるかもしれませんが、全国的には…?(屋久島や縄文杉はみんな知ってるでしょうけど) 利尻だってねぇ、現代でも稚内に行くのでさえ大変なのに、そこからさらに先にある山に登りに行くなんて凄すぎると思いませんか? 閑話休題 私が初めて稚内に行ったのは2017年の夏、その時は深夜のサロベツで稚内駅についただけで、翌朝5時の普通列車で旭川にとんぼ返りをしました。 https://yamap.com/activities/6126980 (一回目の話はここにチラッと書いてます) 二回目に行ったのが2019年の夏。朝一の宗谷で稚内を目指したのですが、この時隣の席になったのが山男のおじさんでした。 おじさん曰く「私は百名山を99ヵ所登っていて、100ヵ所目を達成しに利尻に行くんだ。」とのこと。 当時は今ほど山に興味がなかったので、百名山なんて知らないですしらそもそも利尻にそんな山があるなんて聞いたこともなかった。けどおじさんは利尻岳の魅力を熱をもって語ってくれました。 その時、ふと列車の窓を眺めると抜けるほど青い夏空に深く蒼い海の色、その上に要塞のような巨大な岩山が居座っているではないですか! なんて凄い山なんだ!あんなに感心させられたことはなかったですね、そしていつの日か登りに行こうと心に決めたのでした。 おそらく深田久弥も宗谷本線にのっているときにふと見えた利尻岳心奪われて登りに行こうって決めたんじゃないかなぁ?そんな一目惚れしちゃうくらいかっこいい山なんですよ。 そしてやっと今年、憧れの利尻岳に登りにいってきました!
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