活動データ
タイム
14:48
距離
20.2km
のぼり
2182m
くだり
2175m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る北アルプス縦走 1日目 中房温泉から燕山荘を経由して表銀座を歩き宿泊先である大天荘へ。 聞いてはいたが、なかなかの急登。合戦小屋でスイカを食べたまでは良かったが、燕山荘手前で左足に違和感…からのフクラハギが攣って思うように足が前に出ない(涙)違和感は両足へと広がり…なんとか気持ちだけで辿り着いた稜線の先には 槍ヶ岳 燕岳 大天井岳…(号泣) その景色に感動し、さらに疲労も加わって自然に涙がこぼれ落ちた。 槍ヶ岳を眺めながらランチを済ませ、待ちに待った 表銀座を歩く。 右手の槍ヶ岳から吹いてくる爽やかな風が午前中の疲労を持ち去ってくれたのも束の間、思いの外アップダウンが激しいぞ表銀座!(笑)案の定、例の違和感が復活…大天荘が見え始めるも、なかなか近づけない… この頃には両足が上がらなくなり、爪先を引きずって歩いていると、バディのノリさんからはゾンビと呼ばれる様になった(笑) 今思うと、この時の俺とすれ違った人は、俺の事を(あの世の人)だと思っていたかも知れない… あと1km…これ以上、ノリさんに迷惑はかけられないと、先に行ってもらう事にした途端、あっという間にいなくなり、大天荘にザックを下ろして、あっという間に迎えに来てくれた…(涙) 俺のザックを背負って、必死に鼓舞してくれるノリさんには感謝しかない… そんなこんなで大天荘に着いたのは15:30 なんとか想定内だったかな。 まずは生ビールで乾杯!標高2,800mで飲む世界一美味いビール!さらにこの後は満天の星空を!…と思ってはいたものの、体は正直、一気に睡魔が襲いかかり、夕飯も喉を通らず18時に就寝(ラウンジのランプの下で酒呑もうねって約束してたノリさん、本当にごめんなさい…) 2日目 3時を過ぎた頃、他の登山客がそれぞれの旅支度を始め、その物音で目が覚める。疲労は完全には癒えていないが、昨日よりはかなりいい感じ。 4:30 ダウンを着て日の出を待つも、ちょうどいい所に雲が…日の出の瞬間は逃したが、朝焼けの涸沢や穂高、最高にキラキラしていた。 朝食を済ませていざ、大天井岳へ! 標高2,922m…その頂きに立ち振り返ると、薄紫色の富士山が俺たちを見守ってくれているかの様だったな。 チェックアウトを済ませて、昨日ゾンビ化した表銀座歩いていると念願であった雷鳥に遭遇!ハイマツや岩肌と同化しすぎて、これでは中々見つけられないはずだ。 そんなこんなで燕山荘まで戻り、ザックをデポしていざ燕岳へ!実際に見る花崗岩の肌触りはとても脆く、雨風の侵食により イルカ や メガネ ができるのも納得。ピークに近づくにつれ、花崗岩の要塞はまるで迷路の様で面白い。途中、イワヒバリの道案内もあり迷う事なく山頂へ。 風が心地よい… 午後から天気が悪くなるとの事で早めに下山をする事に。合戦小屋でうどんを食べ、一気に中房温泉登山口へ向かう。 無事に下山し駐車場に着いた途端に ポツポツと降り出す(ぎりセーフ!) 2日分の汗を中房温泉で流して今回の旅を締めくくる。 辛いけど、辛い思いをする価値がある。 そう思わせてくれた二日間でした。 ノリさん、本当にありがとうございました。
メンバー
もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。