剱岳 早月日帰り(あかんやつやった)

2022.08.02(火) 日帰り

活動データ

タイム

13:10

距離

14.7km

のぼり

2352m

くだり

2332m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
13 時間 10
休憩時間
48
距離
14.7 km
のぼり / くだり
2352 / 2332 m
1
3 6
1 46
2 56

活動詳細

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剱岳に登ってきました。剱に登ったのは、28年前に、早月、雷鳥平にテント泊で縦走した1回きりです。その時は、山の師(キスリング、ホエーブス、ダブルヤッケ世代)に、「剱は早月から登らないと、登ったって言わないよ。」と言われ登りました。剱岳は日帰りでは登れず、一泊でも他の山に縦走できないので、仲間うちでは敬遠されがち。5年ぐらい前の10月に、仲間と室堂から剱に向かいましたが、剣御前小屋で前日降った雪が凍結していて危険、とストップをかけられ、やむなく立山周回に変更。子育て中は、岩稜を自粛していたのもあって、今回やっと2回目の剱岳となりました。ヤマップを開くと、早月ピストンが日帰りになってる。13時間半14.4km、時間は長いけど、距離はそこそこ。私たちの世代は、不測の事態に備え、15時には行程を終わらせなさいと教えられたけど、今は救助体制も充実してるし、携帯も通じるので、早月も日帰りになっちゃうんだなとか思いながら、なんか行けそうと思い登ってきました。前回登ったときの記憶は、早月小屋に思ったより早く着いて、時間を持て余した事と、山頂直下の登りがめちゃくちゃ怖かった事ぐらいで、辛かった思いは残ってません。でも今回登ってみて、早月は凶暴だと思いました。序盤に長い緩斜と中盤になだらかな所がちょっとありますが、上部は危険な岩稜で、それ以外は過酷って言って良いような急登がほとんどです。急登序盤から手を使って登るようなところが、ぽつぽつ出てきます。下りも急なので、結構体力を消耗します。ここは、トレイルランナーの方とか、ヤマップでもみんなに凄いと言われる健脚の方しか日帰りしないほうが良いと思います。か、または絶対天候が崩れないと思われる日に、超軽装で行くかですかね。私は2度としないと思います。やっぱり早月は、小屋で一泊し、十分疲れをとってから、ピストンするなり、縦走するなりした方が良いです。今回は、ハイドレーションで水2L、ポカリ0.5L、お茶0.5L、グリコのパワー飲料0.5L、おにぎり3個、チョコクッキー5枚、チェルシー5個、グリコのアミノ酸パウダー2袋を持っていきましたが、チェルシーと水以外は使い切り、下りはもうちょっとカロリーが欲しかったです。家を出た時と、登頂前にサンドイッチを食べてます。福井の方が、早月で行方不明になられているとのことで、急な斜面では目を凝らしながら登りましたが、何の痕跡も見つけることは出来ませんでした。

剱岳 念のために、ヘルメット、ツエルト、防寒着は持っていきます。水分が多いので、結構重い。
念のために、ヘルメット、ツエルト、防寒着は持っていきます。水分が多いので、結構重い。
剱岳 妻に前泊すると言い出せず、1時頃家を出ました。9時半に床に就きましたが、運転があるので酒も飲めず、寝むれる訳もなくほとんど寝ていない状態です。4時前に着いた時は満天の星空でしたが、トイレと準備をしていたら、空が白み始めました。スタートします。
妻に前泊すると言い出せず、1時頃家を出ました。9時半に床に就きましたが、運転があるので酒も飲めず、寝むれる訳もなくほとんど寝ていない状態です。4時前に着いた時は満天の星空でしたが、トイレと準備をしていたら、空が白み始めました。スタートします。
剱岳 最初に物凄い急登があります。白山の別当出会いのスタート直後の石段を、5倍したぐらいの感じです。足元が暗いので、ヘッドランプ点けてます。
最初に物凄い急登があります。白山の別当出会いのスタート直後の石段を、5倍したぐらいの感じです。足元が暗いので、ヘッドランプ点けてます。
剱岳 急登が終わると、緩斜になります。その緩斜の最初の方と後半に平坦な道があります。後半の方は結構長いです。その道の一角に開けた所があり、そこから小窓尾根が見えました。
急登が終わると、緩斜になります。その緩斜の最初の方と後半に平坦な道があります。後半の方は結構長いです。その道の一角に開けた所があり、そこから小窓尾根が見えました。
剱岳 下の方には、巨大な松の木が何本も生えてます。平坦な道を過ぎ、3本目のこの巨木から急登になります。
下の方には、巨大な松の木が何本も生えてます。平坦な道を過ぎ、3本目のこの巨木から急登になります。
剱岳 中央の赤い屋根の建物がスタート地点。1時間歩いたの、にまだこれだけしか登ってないのかって感じです。
中央の赤い屋根の建物がスタート地点。1時間歩いたの、にまだこれだけしか登ってないのかって感じです。
剱岳 途中、富山平野が見えました。
途中、富山平野が見えました。
剱岳 はー、まだ1.600Mもあるのか。
はー、まだ1.600Mもあるのか。
剱岳 やっと剱が見えました。煙が上がっている所が小屋ですね。まだまだ先です。
やっと剱が見えました。煙が上がっている所が小屋ですね。まだまだ先です。
剱岳 もう疲労困憊してるのに、まだ1kmもあるのか。
もう疲労困憊してるのに、まだ1kmもあるのか。
剱岳 小屋前は、強烈な急登です。
小屋前は、強烈な急登です。
剱岳 でかい岩も登ります。
でかい岩も登ります。
剱岳 やっと小屋に到着。剱山頂と左に小窓尾根。チブリ尾根から別山に登り、そこから白山にまで来ましたぐらいの疲労度です。
やっと小屋に到着。剱山頂と左に小窓尾根。チブリ尾根から別山に登り、そこから白山にまで来ましたぐらいの疲労度です。
剱岳 小屋と室堂方面。ここで休憩して、おにぎり2個食べました。
小屋と室堂方面。ここで休憩して、おにぎり2個食べました。
剱岳 富山平野方面。霞んでいなければ、海が見えるのでしょう。
富山平野方面。霞んでいなければ、海が見えるのでしょう。
剱岳 もう帰っても良い位の疲労度ですが、この標識を見て、あと日野山を登る位だと思い歩を進めましたが、日野山を2往復位に感じられました。
もう帰っても良い位の疲労度ですが、この標識を見て、あと日野山を登る位だと思い歩を進めましたが、日野山を2往復位に感じられました。
剱岳 薬師岳が見えました。
薬師岳が見えました。
剱岳 小屋を振り返り。もうゾンビ状態。止まらないように、一歩一歩足を進めるだけです。
小屋を振り返り。もうゾンビ状態。止まらないように、一歩一歩足を進めるだけです。
剱岳 室堂方面。
室堂方面。
剱岳 まだまだ遠いな。ここからヘルメットかぶります。
まだまだ遠いな。ここからヘルメットかぶります。
剱岳 山頂。ここから見ると、あまり険しくは見えないんだけどね。
山頂。ここから見ると、あまり険しくは見えないんだけどね。
剱岳 まだ雪が残ってます。
まだ雪が残ってます。
剱岳 この尾根を登ります。
この尾根を登ります。
剱岳 後もうちょっと。
後もうちょっと。
剱岳 一番の危険個所。
一番の危険個所。
剱岳 絶壁です。
絶壁です。
剱岳 立山の全景。
立山の全景。
剱岳 ここを登って来たんだね。
ここを登って来たんだね。
剱岳 垂直の鎖場もあります。前回登った時とはルートは違うと思いますが当時は、鎖などなく、とても怖かったです。
垂直の鎖場もあります。前回登った時とはルートは違うと思いますが当時は、鎖などなく、とても怖かったです。
剱岳 だいぶ登って来たな。
だいぶ登って来たな。
剱岳 山頂到着。山頂には5、6人しかいなかったのですが、しばらくすると、がやがやしてきたので見ると、いってQに出ている金子さんが、スタッフを引き連れ登ってきました。インタビューを受け、念願の剣岳に登れて感激してます的な事を語ってました。
山頂到着。山頂には5、6人しかいなかったのですが、しばらくすると、がやがやしてきたので見ると、いってQに出ている金子さんが、スタッフを引き連れ登ってきました。インタビューを受け、念願の剣岳に登れて感激してます的な事を語ってました。
剱岳 源次郎尾根。
源次郎尾根。
剱岳 東方面。
東方面。
剱岳 立山方面。
立山方面。
剱岳 下ります。
下ります。
剱岳 危険個所。真ん中に右にちょっと傾いたボルトがあります。そこに足を掛けないと渡れません。折れないか心配です。
危険個所。真ん中に右にちょっと傾いたボルトがあります。そこに足を掛けないと渡れません。折れないか心配です。
剱岳 剱を振り返り。
剱を振り返り。
剱岳 辛い下りです。
辛い下りです。
剱岳 小屋で最後に剱にお別れです。でもまだ1/3しか下ってないんだけどね。
小屋で最後に剱にお別れです。でもまだ1/3しか下ってないんだけどね。
剱岳 やっとゴール。キャンプ場の炊事場で顔を洗っていたら、汗のにおいを嗅ぎつけてか、大量のあぶが寄ってきました。逃げるように車に戻り、奴らが好きなCO2におびき寄せようと思い、車のエンジンをかけたら、さらに大量のあぶが寄ってきました。タオルを振り回している私の姿は滑稽だったと思います。5ヶ所刺されました。
やっとゴール。キャンプ場の炊事場で顔を洗っていたら、汗のにおいを嗅ぎつけてか、大量のあぶが寄ってきました。逃げるように車に戻り、奴らが好きなCO2におびき寄せようと思い、車のエンジンをかけたら、さらに大量のあぶが寄ってきました。タオルを振り回している私の姿は滑稽だったと思います。5ヶ所刺されました。

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