活動データ
タイム
05:20
距離
7.8km
のぼり
915m
くだり
915m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る✻✻✻ 登山口まで ✻✻✻ 上六橋の手前のシキミ畑の脇に車を置きます。橋のかかる沢の左岸には、怪しい木橋がかかっていて、旧登山道を告げています。間違ってこれを辿ると、その先にある木梯子は、さらに芸術的に崩壊しているので、あきらめが肝心です。 さらに、林道を進むと、林道支線が新設されています。ここに切れ込む沢型の右岸側が登山口です。踏み跡はすぐにトラバースになり、思わぬ道草を食ったすえに、ようやく登り基調になります。 ✻✻✻ 登山口~高畑山頂 ✻✻✻ マメヅタ、トウゲシバ、モミの果鱗を見ながら登る。見どころは二本の大モミ。大人三人抱えのサイズ。 山頂は、苔むした岩が配置されて日本庭園風。中には、イルカだったり、座敷わらしだったり、いわゆる「〇〇似」の岩があって思わずニヤリ。 山頂の直前に切り開きがあり、そこが展望地になっている。見下ろすと、心のふるさと海老の集落。奥には三河本宮山・巴山・竜頭山。そして、左奥が弓張山地の峰々だ。 ✻✻✻ 高畑山頂~入洞下山口 ✻✻✻ 下山は西南尾根を選ぶ。コルに降り、舟の舳先のような凸峰に立つと、樹間には鞍掛山や四谷千枚田が透けて見えた。鞍掛山の左奥に、碁盤石や天狗棚。さらに降りかけると、仏庫裡・出来山・寧比曽岳が望める。 ここから、ルート選択に気をつかう急降下。斜度もあって登りもキツそう。林班界を示す白い樹脂製の二本の杭に行き当たる。手持ちのガイド本が示す登路が、この尾根に合流してくるポイントに違いない。でも、下山時に西南尾根通しを意識するなら、今までの流れを断ち切る形になってしまうので、どうにも気乗りしない。 考えた末に、435尾根を捨て、395尾根を取る。しかし、難点は着地点から駐車地への登り返しがキツいことだな。 再び、岩頭に立つ。ちょっとした難所っぽい。ルートが岩壁に切れ落ちている。ホールドはあってもフリー・ソロは度胸がいる。ここは左の凹地を選びましょう。 最後は、入洞に着地。村人のペットと思われるパンダやゴリラに温かく迎えられた。 東前橋を確認してから、高畑林道をたどり、駐車地を目指す。アカゲラがステレオで工事中。メジロやシジュウカラが一足早い春を告げていた。 ✻✻✻ メモ ✻✻✻ ①高畑は、杉の植林が行われる以前は、田んぼの肥料のための草刈り場だった。 ②山頂へは、大林から上六橋を起点にするルートが最も登られている。なお、川売から谷川の左俣を利用する古いルートも二本ある。 また、入洞から高畑林道を歩いて距離700mのところに登山口があったようだ(地元看板には「上級者向き(海老小学校児童会)」との記載あり)。沢が林道に切れ込む標高275m地点がそれだ。この高畑林道は、自動車が走る規格に格上げされるよりずっと昔から、四谷と神田(かだ)を結ぶルートとして歩かれていた。 しかし、高畑林道にこだわるなら、もっと有利なポイントがある。林道をさらに進み、林道を時計回りに大きく回り込んだ地点の方が、より高度を稼げる。林道脇の杉の切り株にA622とあった(2022.2.19現在)。しかし、実際に尾根に登ってみると、間伐や枝伐やらで雑然とした印象だった。 加えて、高畑林道から北西尾根をねらうルートも開かれている(未踏査)。 ③駐車地からは、「ふりくさ道」を示す石標と、観音様が置かれている。このルートは伊那街道の脇往還で、中馬や三州馬が行き交っていた。四谷から神田区間については、旅の安全を祈る観音さまが安置されている。仏坂峠の由来も、そこから来ている。 ④帰路、車の前に飛び出したタヌキ。コロコロ太ってまん丸だった。
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