一年越しの白馬に行って来ました。 天気予報は良くなかったのですが、山の天気らしく朝方は素晴らしい天気に恵まれました。 大雪渓って、甘く考えてましたけど、落石の数と大きさを見ると安易に考えちゃいけないですね。今回は軽アイゼンを新調していきました。チェーンスパでは、やっぱり滑ってる人が多いように思います。大雪渓で体力をつかいますが、残りの登りの方がキツイように思います。ただ、綺麗なお花畑が出迎えてくれます。 今回は1日目に杓子岳と白馬鑓ケ岳を宿舎からピストンする予定だったのですが、遠雷が聞こえ始めたので、杓子岳のみにしました。でも、そんな時にはもしやと思っていたら、いました雷鳥の親子。ラッキーです。 2日目は白馬山頂でご来光をむかえ、そこから白馬大池迄極上の稜線歩きを堪能しました。稜線フェチの私には堪らない登山道でした。なんだか、白馬鑓ケ岳を越えて唐松まで不帰の剣にチャレンジしたくなりましたよ。 今回の宿: 村営白馬頂上宿舎の食事がとてもおいしく、お弁当もレベルが高かったです。3000m近い場所で食べる弁当の水準超えてます。 下山後のお風呂: 八方尾根には有名な八方の湯がバスの発着場所近くにありますが、栂池は現在ありません。タクシー代はかかりますが、白馬乗鞍に一軒日帰り温泉があります。600円と格安です。
土曜日の朝は人でいっぱい
白馬鑓ケ岳の向こうから降りて来る時は、ここに来るのか。
晴れたー。たぶん8時くらいまでだろうけど感激
有名な
大雪渓が見えてきました
軽アイゼンをつけて、いざ出陣。チェーンスパの人も結構いたけど、六本ツメをお勧めします。
落石がゴロゴロ、コワ。
結構登って来ましたけど、まだ半分です。大腿筋がきついです。
このまま晴れててくれないかな。
と思っていたら、下からガスってきました。
落石が目の前で。
やっと大雪渓終了です。
大雪渓を過ぎるとお花の楽園が始まります。
お花畑1
お花畑2
小雪渓の上にヘリがホバリング。救助されているところを初めて間近に見ました。だけど、小雪渓の下なら滑落するのは分かるけど、上は?何してたんだろ。流石に人が上へ吊り上げられていくところは遠慮しました。でも、救助隊員の訓練度はすごいです。上空にホバリングを初めてものの数分で完了していました。救助隊員の方々に感謝です。
お約束の小雪渓横断です。ツボ足でも可能でしょうが、一旦滑落したら落ちる落差が大きいので大怪我間違いない。私には無理です。というか軽アイゼンかチェーンスパつけましょうね。
やっと避難小屋まで来ました。
ここからがきついのよ。
お花畑3
お花畑4、ここは暫く見とれてました。よくあるチングルマの群生とは違って、色んな植生が混在するお花畑って余り多くない気がします。
頂上宿舎が見えてきました。
到着です。
チェックインをして、お昼にカレーと生ビールを頂きます。山のカレーは旨いと決まっている。でも、今まで食べたカレーNo.1はあそこだな。
可愛いお花
ガスが出てきました。旭岳。
こましゃくれたとはコマクサのためにある言葉かしら。
杓子岳へ向かう途中ガスが晴れて白馬岳が勇姿を見せました。男前や。
これから向かう杓子岳。結構キツそう。
なんと素晴らしいお花畑。
見惚れて歩行ペースが上がりません。
杓子岳頂上に着くころ、すっかりガスガスに。
白馬鑓ケ岳も隠れてしまいました。
一瞬ガスが晴れて白馬岳が姿を見せました。
杓子岳の西側を望む。
白馬鑓ケ岳へ向かいます。
杓子岳から下って白馬鑓ケ岳への登りが見えた頃、南のほうから遠雷が。いかんいかん、引き返すことにします。
こういう時は、ひょっとして思っていたら、運よく雷鳥が山道脇に現れました。
分かりづらいけど、ヒナが3羽見えますか?
雨が降り始め、雷⚡️に追われながら宿舎に逃げ帰った食堂で、数量限定プリンを頂きます。美味しゅうございました。
夕食後、雨上がりの杓子岳と白馬鑓ケ岳。
下界も見えます。
朝食は弁当にしてもらいました。オカズが品数多くてびっくり。ちょっと想像を超えていました。
夕暮れの杓子岳と白馬鑓ケ岳。
綺麗な夕空を背景に旭岳。
おや?槍様ではありませんか。一ヶ月後にご挨拶に伺います。
剣様もおやすみなさいませ。
向こうにうっすらと能登半島と富山湾が見えるの分かりますか。
宿舎の上から
明朝、ヘッデンつけて白馬岳山頂へ。光量が小さいライトの女性二人とご一緒に。お礼にコーヒーをご馳走になりました。
東の空が明るくなって来ました。
山頂西側は雲海が流れていました。
来るか
いらっしゃいました。合掌。
ご来光は何度見ても美しい。
剣様もご機嫌麗しゅう。
白馬山頂なんですが、実はこの周りに100人くらい人がいます。
いい時間を有難うございました。
これから向かう稜線です。稜線フェチの私にはこたえられません。
流れる雲海って初めて見たよ。
おっ!遠く富士山も。
旭岳に別れを告げて。
名残り惜しい白馬の王子様。
向かう方向が凄いことになってる。
白馬山頂がもうあんなに離れてしまった。
槍様サヨナラ。
5分経ったらガスが何処かへ。
この山脈の先は親不知へ続きます。
優勝ーーー。
白馬三山を北から。みんな男前や。
ダイヤモンド💎なんとか。
ドラクエで新しい剣を見つけたぞ。
コントラストが美しい。
かわいいです。
えぇっ! 大雪渓って横から見ると、あんなに傾斜が急だったんだ! 大腿筋消耗するはずだよ。
さよなら白馬。
白馬大池が見えてきました。
白馬大池全景。
池の周りのお花畑。
美しいお花畑をどうぞ。
今回のベストショットかも。
乗鞍のケルン。
栂池側の小雪渓。
白馬大池南側は、大きな岩の道が続いて、何気に神経を使いますが、湿地帯に入って木道が見えてきました。それも束の間、滑りやすい下りが待っていました。
湿原で一息。激しい雨と雷が予想されているので、この後は急いで降りる事にします。
この活動日記で通ったコース
猿倉-白馬大雪渓-白馬岳 -白馬大池-栂池 周回コース
- 10:33
- 14.9 km
- 1965 m
- コース定数 43
村営猿倉荘のある猿倉登山口から入山し、白馬大雪渓を経由して白馬岳頂上に至り、そのまま先へ進んで小蓮華山、白馬乗鞍岳、白馬大池を経由して栂池自然園へと下山する白馬岳満喫コースだ。通常、日帰りでは歩けないコースであるため、頂上直下にある日本最大の収容人数を誇る白馬山荘や頂上宿舎で1泊し、2日目に栂池方面へと下山するといいだろう。大雪渓は雪道かつ上部からの落石があるため、アイゼンとヘルメットが必要となる。夏期、雪渓の上部は日本有数の高山植物のお花畑が広がり白馬のお花畑とよばれている。白馬大池から白馬岳に向かう稜線からの展望が素晴らしく白馬大池は北アルプス北部白馬乗鞍岳直下、標高2,379mにある雲上の湖。夏期は白馬大池周辺に、チングルマやハクサンコザクラ、ハクサンイチゲなどを中心とした高山植物のお花畑が広がり、登山者の目を楽しませてくれる人気のエリアである。