活動データ
タイム
22:14
距離
28.0km
のぼり
3494m
くだり
3211m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る【一口メモ】 ■【緊急のお知らせ】 「白馬山荘営業自粛のお知らせ スタッフにコロナ陽性者発生のため7月27日(水)からしばらくの間営業を自粛させていただきます。」 燕山荘や涸沢ヒュッテも同様に営業自粛中です。 ♦白馬大雪渓は日本三大雪渓のひとつです。大雪渓は末端の白馬尻から葱平まで約2kmに達し、一年中消えることがありません。また強風が雪渓に降りるとホワイトアウトで視界が悪くなり、気づかないうちに間違った雪渓を登り、登ることも後戻りもできなくなります。落石も注意が必要です⚠過去に落石に当たり亡くなった方もいます。 ♦不帰ノ嶮(Ⅰ峰・Ⅱ峰・Ⅲ峰と3つの峰から成るエリア)は、別名「不帰キレット」とも呼ばれ、急峻な岩場地帯であることから「日本3大キレット」の一つとなっています。その中でもⅠ峰とⅡ峰北峰の間は最も危ない核心部となっています。 ♦天狗山荘ではauのインターネットは使えませんでした。五竜山荘でも同じです。このあたりはauネットはだめですね。ドコモは使えていました。 【活動日記】 《一日目 白馬岳登頂》 〜猿倉から白馬岳経由で天狗山荘へ〜 夜行バスで白馬岳の登山口の一つである猿倉に到着。降りたのは9名だけでした、猿倉山荘前のベンチで身支度を整えますが、バス組意外に数名の方がいた程度です。当然、山道もスキスキなので自分ペースで登れました。 参道の脇には様々な花🏵が咲いています。まだ紫陽花が咲いていたのには、びっくりしました。花を見たり、撮ったりして、大雪渓まではわりとスンナリ登れた気がします(記憶違いかも😓)。 大雪渓を前に6本爪アイゼンを装着します。登りがキツいのでチェーンスパイクだとちょっと心もとないかも。足跡を見ると何も付けずに登っている方もいるようです。ここで大学生っぽい5人組(後で聞いたら、白馬山荘にボランティアで来たそうで、長い人は一ヶ月半もいるそうです)がいたので、その5人組の後を追うことにしました。 大雪渓は2kmぐらいあり、なかなか出口の見えない戦いです。最初はなだらかですが、すぐに急登となります。雪質はわりとしまっているので、アイゼンの爪がかかりますが、息が切れて休み休みでないととても登りきりません💦。 道標となるベンガラがあまりわからず、踏み跡を頼りに登って行きます。しだいにガスが出てきて、視界が悪くなり、先行者の姿が見えなくなった時は少し不安になりました。安心保証を得るため、あとから来る方の姿が見えるまで少し待ちました✋。そして長い長い戦いを終え、やっと大雪渓を登りきり、一つの目標を達成しました✌️。 ここから岩場、ガレ場となるのでアイゼンを外し、小雪渓を目指します。この間はかなりの急登です。水も出ているので、歩きにくいです💦。ただ癒やされたのは、この一帯が花園だったことです🌼🏵。なんか生き生きしてるんですよ。花びらも大きくて、色が濃いんです😍そこら中に咲いているので、見惚れたり、写真を撮るため、なかなか前に進みません。 小雪渓を前にまたアイゼンを装着します。短いトラバースなので、“なし“でもいけそうですが、念の為です。あっという間にここを渡りきり、また“岩場、ガレ場ゾーン“に突入です。ここから白馬山荘までが、長い急登です😓。ただ“癒やしの花園”はまだ続きます😍。小屋が見えたので、「もう少し」と思ったら、白馬岳頂上山荘でした😢白馬山荘が見えますが、まだちょっと距離がありそう💧。初めて股関節の付け根に痛みを覚え始めました😰。 痛みをだましだまし堪え、白馬山荘(営業中でした。主人と女性スタッフと話をしましたが、自粛の話題はありませんでした)に到着。ここに重たい荷物を預けて、水などをアタックザックに入れて、白馬岳山頂ヘ向かいます。山頂は意外に近く、あっという間に到着。荷物が軽かったせいかも。反対側から団体さんが登ってきたので、先に山頂にいた女性に急いで写真を撮って頂き、すぐ下山です。なんかあっけなかったです〜。結局、小屋から山頂往復30分でした👍 時間に余裕があったので、山荘の外のベンチでバンを食べ、少し休憩しました。人気のある白馬でもほとんど人が来てない雰囲気でした。時間が早いせい?平日だったから? さて、本日泊まる天狗山荘に向かいます。そこに至るまでいくつかの山を超えなくてはなりません。丸山まではすぐです。上りもきつくないです。しか〜し、下りが怖い。急勾配でザラザラガラガラしたところを下りていきます。ここから先はずっとそんな感じです。ダウンしたらアップの繰り返し。杓子岳と鑓ヶ岳は山頂には行かず、巻き道をショートカットしたのですが、その道すらきつかったです😢 天狗山荘には7名しか泊まっていませんでした。寝床は広々でした。夕食では名物の鍋が美味しかったです👍😃。水は雪解け水を塩素消毒したものですが、無料でいただけます👍。特に問題なく飲めました。8時半消灯。トタン屋根に激しく打つ雨音を聞きながら眠りにつきました😪 《二日目 移動日》 〜天狗山荘から五竜山荘へ縦走〜 4時50分頃に起床。激しい雨音に憂鬱な気分😢。5時半の朝食は4名のみ。3名は早くに出発した模様。「この雨、いつ止むんだろう」っと窓の外を眺めていると、なんと食事が終わる頃にやみました😃。すぐに支度して、6時出発。ガスってはいますが、遠くの空は晴れていました。「とにかく雨は降らないでくれ」と、願いながらいくつかのビークを越えていきます。結論を先に言うと、この縦走区間は想像以上に大変でした💦森林限界を超えると、花の数は減りますが、岩場の隙間などにたくましく咲いている花を見ると癒やしと同時に勇気をもらいました✋💪。 最初のピークは、“天狗の頭”。天気はまずまずでしたが、しだいにガスが多くなり、先が見えにくくなりました。尾根道は眺望がいいはずなのに、この先ずっとこんな調子でした😭 “天狗の大下り”は、とても長い下り坂で、何ヶ所か鎖場もあります。最後の鎖場は結構長かったです。起点から下り終えるまで50分くらいかかりました😟 最大の難所は、"不帰の嶮(かえらずのけん)"と言われる鎖場ですが、取り付きとなるⅠ峰までが遠かったです。何度かピークに騙されました(笑) Ⅰ峰は鎖場はなく(不確か😓)、すんなりたどり着けました。核心部であるⅡ峰は南北あり、いくつもの鎖場を乗り越えなければなりません。中には片側が完全にキレているところや、足元が不安定で腕力に頼るところもありました⚠️⚠️⚠️ 頂上付近で雷鳥のつがいとメス一羽に遭遇しました。1mぐらいしか離れていませんでしたが、逃げようともせず、仲良く花の芽を啄んでいました😍。私は鎖につかまっている状態でしたので、あまり写真は撮れませんでしたが、じっくり観察できました。癒やされました👍✨ 鎖の下りを降りきり、一安心と思いきや、この先まだまだ鎖場が続いたのは予定外でした😵。唐松岳頂上山荘(コロナ感染のため営業自粛中)を過ぎたら、“牛の首鎖場”が待ち構えていました。ここは岩場の細い足場を横断するのですが、長い下りも鎖場です⚠️⚠️。その後、ほぼ垂直の岩場がありますが、そこは鎖やロープはありません⚠️⚠️ 「ヤレヤレ、終わった」と心でガッツポーズ✌️したのに、しばらくしてまた鎖場です。鎖場が多すぎて、すべてを写真を撮ってませんが、その数倍はあると思ってください。 雨が降り出し、レインウェアを着込み、唐松岳ヘ向かいますが、またいくつかのビークを越えていきます💦。山頂付近で初めて人に会いました。年配の男性は、「ガスで全然見えないね」と言い残し、すれ違っていきました。地図上では、あと一つ大黒岳を越えれば山荘です。が、また裏切られました。大黒岳までにもいくつかのピークがあり、大黒岳から山荘までも地図上にない山をいくつも越えました。予定では、今日中に五竜岳に登るつもりでしたが、すでに諦めました。慎重に鎖場を越えたり、疲労で小休止をたくさん取ったり、雨が降ったりで、時間を取られたからです。それに天候も悪いし…。体力も精神も消耗し、心が折られました😞 五竜山荘に到着。乾燥室で衣類を乾かそうにも吊るす場所がないくらいの混みようです。団体が何組か入っていたようです。それでも寝床は下段全部確保できました。水は天水を消毒したものが無料で頂けます✋私的には味が気になり、“いろはす”を300円で買いました。夕食はカレーの他にコロッケ、たまご焼き、野菜にフルーツと満足できるものでした👍👍カレーとライスはおかわり自由です✋消灯は9時頃。明日の天候回復を願って就寝😪 《3日目 五竜岳登頂》 4時半頃に起床。ガスで真っ白けでしたが、雨は降っていなかったので良しとしよう✋5時からの朝食をさっさと済ませ、大荷物は預けて、水と雨具だけ持って五竜岳山頂を目指します。落石に備えてヘルメットをかぶりました。五竜岳に至るには手間のG1、G2と呼ばれる山を巻くように越えていきます。五竜岳はG3です。尾根道を進むと、ほぼ垂直の岩場が現れました😰。昨晩の雨でツルツルの岩に足を置くのは怖かったですが、ホールドはしっかりしているので、なんとか登りきりました✌️。切り立った細い山道を通り、岩場にたどり着きます。鎖場をいくつかのクリアすれば山頂です。山荘から約50分かかりました。眺望0😵誰もいないので自撮りして、すぐに下山。下りのほうが怖いですが、巻き道を利用したので40分で下りられました👍。山荘で小休止後、下山開始。一旦白岳まで登り返します。この辺りも花がたくさん咲いていました😍。遠見尾根は岩場の下りが長く続きます。鎖場もいくつかあります⚠️。やはり岩が滑るので、慎重に下りました。西遠見山は窪地でした。この辺から岩場が終わり、笹の間を抜けていきますが、ドロドロのぬかるんだ箇所がいくつもあります。大遠見山、中遠見山、小遠見山とアップダウンしながら標高を下げていきます。展望台まで来るとリフト乗り場が見え、あと少しだなっと思えます😃。リフト乗り場からテレキャビンまで「アルプス平自然遊歩道」を歩きます。この辺はお花畑エリアで、白馬五竜高山植物園へとつながっています。ここでは高山植物の女王とも呼ばれる「コマクサ」は園内に5万株も群生。野生状態に近い状態で植生している「ヒマラヤの青いケシ」も見られます👍。早く入浴したかったので、園内をじっくりは見ませんでした。テレキャビンを降りたところのエスカルプラザで久々の入浴で、サッパリしました。バスの時間まで4時間もあったので、ゆっくり食事して、おみやげを探し、のんびり過ごしました😃
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