富士山プリンスルート改

2022.07.24(日) 2 DAYS

初の一泊登山は富士山です。 季節的にちょうどよかったこともありますが ・3000m超 ・山小屋、スタッフが多くトラブル対応しやすい ・宿泊施設が整っている という初めての高所宿泊に向いているためです。 子供連れなので、リスクヘッジは大事かと。 初めての方向けに プリンスルートは夏は登山口まで車で来ることができません。 水ケ塚公園駐車場に車を駐車しバスで移動します。 バスの移動は40分ぐらい。 基本毎時0分出発ですが、満員になると出発してしまうので 人の多い時期などは30分ぐらい余裕をもって現地入りするとよいです。 水ケ塚公園駐車場の売店が最後のきれいなトイレなので ここでは必ずトイレに行っておくとよいです。 バスに揺られ富士宮口五合目へ到着。 この日は快晴でとても良い天気でした。 宝永山に向けて進みます。 天気の良い日限定だと思いますが、 子連れの場合、携帯用アイボンを持ってくることを おすすめします。 火山れき(石ころ)の上を歩き続けるので 砕けた細かい砂みたいなものがかなり舞います。 それが大人でも目に入るので 子供の目の高さだとかなりきついです。 さて、そんなこんなで宝永山に登頂。 この日は宝永山山頂の展望箇所ではものすごく風が強く ゆっくり休むのが大変。 ということで休みも早々に次へ進みます。 このあたりから子供に高山病の気配が・・・。 当初から基本タイムの1.2倍で考えていたので だいぶゆっくりでしたが、なれない高地は疲れが出るようです。 大砂走りの近くで食事休憩。 しっかり休みます。 あとは本日の宿泊施設、赤岩八号館目指して登ります。 ゆっくり登って標高3300mの赤岩八号館に到着です。 子供は疲れてたわりには最後はテンションがあがったからか 7合目から8合目は結構、よいスピードで登っていました。 夏だというのに、この標高だとかなり寒いですね。 天気が良かったので夕日で影富士が見えました。 夕食にカレーを食べて早めの就寝です。 とできればよかったのですが、 子供は高山病にかかりダウン。 山小屋についてテンションがあがり はしゃいでいたつけな気もします。 頭痛薬を飲み吐いた後、なんとかお休みです。 私自身は寝るときに子供が寄ってきて目が覚めてしまうので 睡眠時間は2~3時間ぐらいでした。 さて、翌日は夜中の1時30分に起床。 ヘッドライトの明かりを頼りに上るのですが、 風が強いこともあって、結構大変でした。 装備は低山の冬装備ぐらいを準備したほうがよいです。 レッグウォーマーと冬用の手袋を持ってくればよかったと後悔しました。 それぐらい寒かったです。 1時間半の行程を2時間かけて登頂。 さて、ここからはご来光を見るための場所を確保。 朝日岳のあたりに場所をとって待つことにしました。 が、寒い。めちゃくちゃ寒いです。風も強いし。 ザックからHIKEMANの防水シートを出して2人で羽織ると かなり暖かいです。 ツェルトを準備しておけばよかったと思いました。 そうすると2人で被って防風できるので。 ご来光を見た後はお鉢周り。 富士山の火口が良く見えます。 また、ブロッケン現象を見ることができました。 虹の中に自分の影が映るというのはすごいですね。 冷えた体を温めるためにお湯を沸かます。 子供はコーンスープ、私は緑茶。 ちなみに調べたところ、富士山の山頂は 火気厳禁ではないようです。 国立公園なので、焚火はNGですが、 ガスバーナーなどはOKのようです。 白山岳にも登頂しました。 現地のガイドの方に聞いたところ ロープは張ってあるけどダメではないそうです。 気を付けて自己責任でとのことでした。 しっかり注意すれば危ないところではなかったです。 ぐるっとお鉢周りをしていると剣が峰の手前で キレイな影富士が。 最後の登頂、剣が峰に到着。 3775.5mだそうです。 この剣が峰のところ、写真撮るために結構待ちます。 火口をもう一度見て下山開始です。 登っているときにはあたり一面真っ暗だったので 気づかなかったのですが、山頂に近いところは でかい岩だらけ。 落石注意とか書いてあったけれど 夜に落ちてきたら気づかずに潰れていると思います。 今回は赤岩八号館で朝食を準備してもらったので そちらへ移動。 軽い朝食を食べて再度下山開始。 後半は子供がものすごいスピードで降りるので ついていけません。 完全に置いてけぼりです。 早すぎて本人も周りも危ないので、 声を掛けれるところでなんとかスローダウンに成功。 最後は少しゆったり降りました。 全体的にレキが多く上るのに少し疲れますが 多少、足腰の訓練をしておけば 大人なら、そう苦労はないです。 高山病になる前にしっかりと水を飲むことは 必要だと思います。 子供が高山病になったのも、 水を飲む量が少なかったような気がします。 スマートフォンのバッテリーは25,000mAhと5,000mAhを もっていきました。 大きい方は山小屋での充電用。 小さい方は移動中の充電用です。 山小屋でも充電できるようですが、 今後のこともかねて実験です。 2日目は、写真や動画が多かったこともあり、 途中でスマホのバッテリーがなくなりかけたので 充電しながらの移動になりました。 大きい方はまだだいぶ余裕があったので この装備で2泊3日はいけそうです。 日焼け止めかアームカバー等があるとよいです。 天気が良いとめちゃくちゃ焼けます。