人生と同じく先が不明瞭な金峰山

2022.07.21(木) 日帰り

やはり9月にリベンジしようと思う穂高岳。 ただ今回は、穂高岳、北岳&間ノ岳、富士山の日本Top3全てに挑もうと考えている。 これを達成したら自分の登山ライフは一応の終焉を迎えるんじゃないかと思う。 [後日追記:sayoさんのアドバイスにて、富士山登山は9/10までとのこと。自分はアルプスの紅葉が見たいので、スケジュール的に富士山登山は今回は諦めることにした。代わりに高難度の剱岳とかに行こうかな…?] しかし子育てやら離婚問題やら色々あって全くトレーニング出来ていない。 身体中も痛い。 時間がなく、無謀な挑戦にも思える。 それでも少しでも準備をしないといけないと思い、まずはいつものように金峰山から。 山頂は厚いガスで覆われている。 15:30二千年橋からスタート。 スニーカーのせいか、雨で濡れた坂のアスファルトは滑る! 湿気が凄く、蒸し暑い。 ただ、昨年と違いアブが少ないのは救い。 屋久島や霧島に挑んだ頃の自分と比べると相当に身体の動きが重い。 ガスのせいもあるが、山の景色はまるで目に入らない。 娘のこと、将来のこと、いったい自分はどうすれば良いのかを考え続けていた。 景色は目に入らないが、音だけは聞こえてきた。 途中からあることに気が付いた。 場所場所で聞こえてくる音が違うということに。 まず最初はひぐらしの鳴き声であった。 あちらこちらで声がした。 そのゾーンを過ぎると、急に音が無くなり、次にクマゼミのけたたましい鳴き声のゾーン。 それが終わると、今度は鳥の鳴き声ばかりするゾーンが始まった。 そしてその後は虫の鳴き声のゾーン。 面白いなぁ、と思った。 どういう理由かは分からないが、やはり生物間で棲み分けがなされているんだろうな、と感じた。 途中、警戒心が薄れていたのであろうキジに出会ったりもした。 天気のせいもあり、この山には自分ただ一人。 車の音も、人の生活音も何もしない。 聞こえてくるのは自然の音と自分の歩く音だけ。 大都会の人間達は一人だけの状況を怖いと恐れる。 しかし自分は一人だけで自然の中にいられるこの状況を贅沢だと感じる。 山頂に近付くとガスが酷くなり、10m先も見えなくなった。 湿度が高いと、皮膚から放熱が出来なくなるので暑い。 眺望などあるはずもなく、風も強い。 さっさと下山を開始。 降りながらなんだか笑ってしまった。 前も後ろも横も、上も下も、全方向全く見えない。 なんか今の自分の状況と同じだな、と。 将来、先行きが完全にガスで覆われて不明瞭。 どっちに進むべきなのかまるで分からない。 考えてみると、なんか山に登る時っていつも山が自分の状況を表しているような気がしてきた。 調子が良い時は素晴らしい景色を見せてくれて、調子が悪い時は酷い天候となる。 荒天の乗鞍岳にせよ、今回の金峰山にせよ、それでも何とか歩いていれば何とかなる。 人生も同じで、今は先行き不透明でも、進んでいればまた道が見えてくるのだろう。 それを信じて歩き続けようと思う。 また山に教えられた。 また山に少し救われた。 来週からは沖縄の島々、鹿児島の奄美付近の島々に行く。 コロナ感染者数爆発中の沖縄だが、自分はとにかく人には会わないような計画を立てている。 レンタカーで行く場所も街は避け自然のある場所のみ。 唯一人を避けられないのは飛行機…🛫 また自然の中を歩いて色々と考えようと思う。 [後日追記:翌日整体に行って電流マッサージをしたのだが、逆にふくらはぎ部にかなりの痛みが出てしまった。やはり電流マッサージは弱めに設定してもらわないと逆効果だな] [7/25:再度金峰山に登ってきた。今回はスタートが17:20(苦笑)ゴールは19:10。暑かった。それでも一つだけ良いことがあった。自分が大好きなアカショウビンの鳴き声を聞けた!アカショウビンのあの綺麗な声を聞けると、ほんと嬉しくなる。ラッキーだった。]

ガスの中歩き続ける

ガスの中歩き続ける

ガスの中歩き続ける

10m先は全く見えない

10m先は全く見えない

10m先は全く見えない

眺望などない

眺望などない

眺望などない

風も強い

風も強い

風も強い

到着

到着

ガスの中歩き続ける

10m先は全く見えない

眺望などない

風も強い

到着