紅葉まみれの24 TWENTY FOUR①(朝駆けの九重)

2015.10.25(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
10 時間 9
休憩時間
2 時間 43
距離
16.6 km
のぼり / くだり
1567 / 1576 m

活動詳細

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「三俣山の紅葉」に「大船山の紅葉」… 九州yamapの方々の山行記録を拝見し、どうしてもこの目で見たくなった。 でも、土曜日は半日仕事があるし、月曜日は仕事を休む事ができない。 諦めようかとも思ったが、ふと、あの人の言葉が頭をよぎる。 「あきらめたら そこで試合終了ですよ…」 あ、安西先生…。 そして、僕は勇気を出して行動を起こす。 妻に土下座し涙目で声を詰まらせながら「く、くじゅうにいきたいです…」 スラムダンクのワンシーンを再現したのが功を奏し、妻は感動し過ぎたのか能面のような表情で「ご自由に」と冷たくそう言ってくれた(>_<) その2日後、僕は別府に降り立つ。 僕に与えられた時間は「24H」。 「紅葉まみれの24 twenty for」の始まりだ。 【10/24(土)20:15】  感動の別府入りのはずだったが、到着早々衝撃の事実が発覚する。この日の朝、九重に登った○り○んからlineで「紅葉終わってるよ♪」という情報を得る。 僕、紅葉を見に来たんだけど…( ̄O ̄;) でも、もしかしたら、も○や○の行っていない場所には紅葉があるかも!?と淡い期待を抱く。 でも分かっている。 中学生1年の頃、拾ったエロ本のモザイクを消す方法を必死で考え、もしかしたらという思いで、消しゴムで擦ったことがある。もちろん、モザイクと一緒に股間そのものが消えた訳だが。 ダメだと分かっていた。でも、もしかしたら…、もしかしたら…、あのモザイクが消えるかもしれないという、無垢で汚れのないこの純粋な思いが、男のロマンというものだ! 分かってはいるが、やってやるさ。 別府に到着して僅か5分で今回の山行が「おマゾ山行24 twenty four」となった…。 【10/24(土) 20:50】 予約しておいたレンタカーに乗り込み「吉野家」を探して別府の街を彷徨う。しかし「吉野家」を見付けることができず、結局目の前にあった「大阪王将」に飛び込む。別府まで来て一人の食事。孤独だ…。 【10/24(土) 21:30】 ファミマで水と朝食を買う。ファミマの隣に「吉野家」があったというまさか。 【10/24(土) 23:00】 九重「長者原登山口」に到着する。既に駐車場の7割は埋まっていた。 そして、一夜限りの関係である愛人、いや愛車の中で静かに就寝する。 【10/25(日) 02:50】  寒さで目が覚める。でも思っていたよりも深い眠りにつくことができたようだ。どんな環境でも睡眠できる能力は必要だと感じた。 【10/25(日) 03:20】 車のフロントガラスに細かい水滴が・・・。雨なのか?星空も見えない。おうちに帰りたい病を発症する。 【10/25(日) 04:00】  意を決して出発する。真っ暗だ。誰もいない。そして、どこが登山口なのかさえ分からない。やっぱりおうちに帰りたい。 【10/25(日) 05:00】  事前にとっさんからいただいたアドバイス通り、鉱山道という林道、そして笹漕ぎのショートカット道を使い、何とかすがもり峠に辿り着く。道中1組のパーティと会ったのみで、それ以外は人とは会っていない。 【10/25(日) 05:05】  三俣山の西峰を目指すがルートミスを犯す。元の場所まで戻り再び登り始めるが、ガスが発生し視界3m程となる。孤独。人の気配が全くない。 【10/25(日) 05:40】  西峰らしきピークに到着するが、ガスによって標識を見付けることができない。  もう、本気でおうちに帰りたい。 【10/25(日) 05:55】  南峰を目指していたが、なぜかⅣ峰に到着してしまう。ここでガスが晴れ、空が明るみ始める。時間がないのでご来光はここで拝むこととする。  先客者が1名いたが何故だか会話が弾まない。ここはやはりエロトークか!?と思うが、グッと我慢し沈黙に耐える。 【10/25(日) 06:15】  まだご来光が拝めない。いよいよか!?と思った矢先にガス発生。一気にモノトーンの世界に包まれる。  背後にきりやんがいるのでは・・・・と何度も後ろを確認をしてしまう。いや、これはきっと○リ○ンが下から呪っているからに違いない!?  風は強く気温も5℃ほど。グローブを車に忘れてしまうというまさか。 【10/25(日) 06:35】   ご来光を諦め、本峰経由で南峰へ移動する。 【10/25(日) 07:00】 南峰に到着する。人の姿はなく貸切状態。そしてガスが取れ始め、眼下に九重連山の壮大な景色が広がる。来て良かった! エスプレッソコーヒーを飲みながら、のんびりと景色を堪能する。九重最高! 【10/25(日) 08:20】 登山者が増えて来たので、直登コースから坊がつるに下る。ここからは、ちょここさんが歩かれたGPSログを使用させていただく。でも、ちょここさん、これはちょっと変態コースじゃないですか⁇ かなりキツい急斜面。石鎚山の東陵を下っているような感じだ。 【10/25(日) 09:00】 やっとの思いで坊がつるまで下りてきた。この急斜面は膝に堪えた。出発前にロキソニンを飲んでいたのだが、違和感が出始めたので、再びロキソニンを注入する。 【10/25(日) 09:25】 大船山登山口から山頂を目指す。早朝の三俣山とは打って変わり、沢山の登山者と出会う事が出来た。ここは登山道も整備されており、非常に快適なコースだ! 【10/25(日) 10:40】 大船山山頂に到着。かなりの賑わいで座る所が無いほどだ。 そんな中、自撮りを決行する。いつものようにカッコつけて後ろ姿を撮っていたのだが、それに気づいたカップルがこちらをチラチラ見ている。何か見てはいけないものを見てしまったというような感じで、明らかに僕を哀れんでいる目だった。確かにおじさんの自撮りは哀愁が漂っている。 【10/25(日) 10:55】 憧れの地、大船山の御池に降り立つ。紅葉と山ガールが溢れる桃源郷の筈であるが、何故だか互いの写真を撮り合うおっさんで溢れ返っていた。どうしておっさんばかり⁇ そんな僕も場の雰囲気に飲まれてしまい、おっさんに撮影を頼んでしまう。そして返盃の如く、私も撮っていただけますか?と、結局互いを撮りあってしまう。山ガール同士だと可愛く微笑ましい光景になるのだが、おっさん同士だと滑稽に見えてしまうのは何故だろうか…? 【10/25(日) 11:20】 大船山山頂へ戻りすぐに下山開始。後のスケジュールを考えるとかなり時間が押しているので、とにかく急いで下る。 【10/25(日) 12:05】 坊がつるに下山する。テント場は今から泊まる方だろうか、日曜日の昼間とは思えない程賑わっている。僕も来年はここでテント泊をしたいと思った。 【10/25(日) 12:40】 坊がつるで昼食を済ませ、長者原登山口に下山を開始する。やはり人気の山、沢山の登山者が下山しており、かなりのスローペース。膝の痛みもあるので丁度良かった。 【10/25(日) 14:10】 長者原登山口に到着する。そして直ちに炭酸を注入する。今すぐ登山靴を脱ぎ捨て、足湯に浸かりたい。何なら、足湯に全裸で浸かりたいぐらいだ。あー、温泉、いや普通のお風呂でいいから浸かりたい…。しかし次なる山が僕を待っているので急がなければならない。 【10/25(日) 14:20】 九重を後にし、いざ由布岳へ! 続く。

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