活動データ
タイム
19:21
距離
37.7km
のぼり
2197m
くだり
2196m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る2021年9月19日17時18分頃、岐阜県飛騨地方を震源とするマグニチュード5.0の地震は、 翌日に奥穂高岳への登頂を控え、涸沢にいた私たちを直撃した。 翌20日快晴、奥穂高岳を眼前に、私たちは下山を余儀なくされた。 あれから10か月の月日が立ち、2022年7月16日、私は再び涸沢の地にあった。 あえて言おう、これは「リベンジ登山」の記録であると。 (…何か変なテンション。またもダラダラ長文なのでそっ閉じ推奨) というわけで、アップが遅くなりましたが、LINEグループの企画で涸沢~奥穂高岳~徳澤園の2泊3日テント泊に行ってきました。 考えてみると、テント泊は昨年5回、今年3回とそれなりにしてますが、2泊のテント泊は初テン泊の槍ヶ岳以来です。 あの頃は推定23キロ(!)あった荷物も、16キロまで減らすことが出来ているのは、それなりにテント泊に慣れてきた証拠。 今回のプランは、天候や三連休最終日のUターン渋滞を考慮して、2日目は涸沢から撤収して徳澤園まで降りて芝生地でテント泊、早めに松本を出るというもの。2日目は奥穂高岳登頂&涸沢下山になるのでタイトですが、その分、1日目は涸沢まで、3日目は徳澤からと、どちらも余裕があります。 …そう思ってた時期が私にもありました(伏線) 【1日目】 1日目は沢渡駐車場から上高地まで定額タクシーで向かいます。 天候不順を警戒してか、沢渡駐車場も上高地も三連休初日だというのに閑散としていました。 涸沢まで2回目、横尾まで3回目とすでに慣れたもの。 前回9月と比べて、花がたくさん咲いていたので撮りまくりましたが、例によって種類が特定出来ないので写真の最後にまとめてあります。 涸沢も驚くほどテントは少なく、12時前到着にも関わらずコンパネもだいぶ余ってたので使ってみました。 涸沢ヒュッテでビールを飲んでいると突然の大雨が! しばらく身動き取れませんでしたが、ヒュッテで傘を借りてテントに戻り、夕食、就寝です。 雲が多く、残念ながら夕焼けも星空もモルゲンロートもなし。 【2日目】 2日目は早朝から雨が降り出したので、出発を5時に遅らせてスタート。 前回歩きやすかったパノラマコースに行ったら、合流手前でガッツリ雪渓が残っていました。 私は自信がなかったのでポールを出しましたが、斜度はないので慣れていればそのまま行けます。 もちろんチェンスパとかは不要。 ちなみにその後の雪は2か所だけ、ザイテングラート取り付きの手前と、穂高岳山荘手前の階段で、 どちらもポールすら不要ですので、パノラマコースを使わなければ雪の心配はありません。 ザイテングラート取り付きで休憩がてらヘルメットを装着しましたが、穂高岳山荘までは特に危険個所もなく。 穂高岳山荘で雨が降ってきたのでレインを装着し、ついに奥穂高岳山頂へ! …実はこの時雲が出ていてわからなかったのですが、この山荘から見上げたところがほぼ核心部の全てです。 長い鎖と梯子、切り立った岩場は、ガスでほぼほぼ視界がないので高度感を感じることなくクリアしましたが、 それなりに晴れていたら、結構大変だったような気がします。 それでも、以前槍ヶ岳にアタックした頃のガクブルぶりに比べれば、ずいぶんマシになったと自画自賛…ダメ? 核心部さえ越えてしまえば、あとは単なるガレた岩場なので、それほど苦労することなく山頂に到着。 山頂は安定のガスガスで、狭くて人もそれなりに多く、あまり快適とは言えません。 馬の背は少し見えましたが、噂のジャンダルムを拝むことは出来ず。 一応奥宮の祠まで登りましたが、階段状の岩がわずかしか踏面がないのでつま先で登るのを怖がって、ついつい祠の右側の柱を掴んでしまいました。しかも登る時にヘルメットでちょっと頭突きしちゃったし…このバチあたりが! せっかくの百名山33座目、せめて山名標のソロ写真撮ってもらえばよかったな… 下山はひたすらピストンでしたが、岩場の下りは思った以上に足裏にきました。 11時過ぎにテンバに戻り、12時出発を目指してテント撤収&軽食。かなりのバタバタです。 下山時は日が差して暑く、下山なのにペース上がらず。 本谷橋でちょっと長めの休憩を取り、横尾まで頑張って降りたところでまた雨が降り出します。 祠の柱掴んだ祟りか…? 徳澤までは平らにもかかわらず例によって平地だらだらで置いていかれる展開に。 徳澤に着いた時には本降りの雨でしたが、覚悟を決めて木陰にテントを張り、小休憩のあと、いつもは素通りしている徳澤ロッヂに入浴しに行きました! 1000円でタオル付です。もちろんただの沸かし湯ですが、疲れた体にはとてもありがたい。しっかりシャンプーもボディーソープも備え付けで、ドライヤーまで完備。さすが徳澤です。 夕食は徳澤園のレストランで、と思ったら時間が遅くてすでにフードは終了、ビールだけ頂いて各自テントで夕食を取り、就寝です。 雨が降ったりやんだりで星空はありませんが、芝生地のテント泊は暑くも寒くもなく快適そのものでした。 【3日目】 この日はゆっくりと6時出発。わずか2時間で上高地BTまで着くのですが、明神館の先に行ったことがなかったので、思い切って明神橋を渡るプランを提案しました。 考えてみたら、しばらく上高地に来ることもなさそうだし。 明神橋は横尾大橋同様の立派な橋で、渡ってしばらく行くと嘉門次小屋が! ここは山と食欲と私でも紹介されていたので、ようやく来ることが出来ました。 あいにく開店前だったので素通りですが、雰囲気だけでも味わえました。 穂高神社奥宮に参拝し、明神池はガスガスで見えなさそうなのでパス。 ただ、せっかくだから御朱印頂けばよかったとちょっと後悔。 初めて自然探勝路の方を歩きましたが、完璧に整備された木道でとても気持ちのよい道でした。 涸沢から降りていたら、疲れきっていてこの道を通ることもなかったと思うので、今回のプランに感謝。 河童橋近くのトワサンクでいつもの罪滅ぼしのアップルパイをホールで購入。早い時間の開店で助かりました。 時間があるので上高地BTで河童焼きを初めていただき、そこからタクシーで沢渡駐車場に戻ります。 相変わらずガラガラの駐車場を後にして、松本IC近くのスーパー銭湯に向かいます。 そこでお昼を取り、2軒隣の噂の地元スーパー、ツルヤへ! PB商品の充実ぶりがすさまじく、思わず買いすぎました。 (場つなぎのモーメントにDOMOいただいた皆様、ありがとうございました) 13時過ぎには松本ICに入り、これなら渋滞は回避できる! …そう思ってた時期が(しつこい) まさかの笹子トンネルでの事故渋滞で、高速を降りて河口湖経由で乗り直した結果、 いつもの小仏トンネル周辺に事故渋滞で溜まったクルマが集中して、結局大渋滞に。 これが祠の祟り(本番)…? というオチもつきましたが、何はともあれ登頂してリベンジを果たしたので、大満足の山行でした!
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