切り替えて南紀の山へ(法師山-大塔山周回)

2022.07.17(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間
休憩時間
24
距離
15.0 km
のぼり / くだり
1630 / 1632 m
1 23
2 39
21
27
1 4
6
24

活動詳細

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先週のダメージはまだ残っているのですが、翌週に再挑戦できるわけでもなく。というか、この週末は電話当番なので、呼ばれれば奈良まで戻れる範囲にいる必要があります。それなのに南紀に行ってていいのか、というのはまあおいといて。 近畿・関西百名山はとりあえずクリアしておきたいと思っていますが、ネックになるのは和歌山とか三重の南の方。日帰りしていると時間ばかりかかるので、泊まりで複数こなしておきたいものです。計画立てながら地図を見ていたら、一度行ってみたかった植魚の滝が結構近い。ではこの辺を抱き合わせで行けないかという計画。最初のプランでは、初日に百間山-半作嶺の周回、二日目に法師山-大塔山周回と植魚の滝、だったのですが、終わってからつらつら考えるに、このプランは無謀でした。こだわらなくてよかった・・・ げに恐ろしきは和歌山の林間道路。 橿原を2時過ぎに出発し、法師山登山口を目指します。Googleに道を尋ねたら、高速を使っても10分くらい早く着くだけだと言うので、少しけちって一般道で行くことに。順調にR168を南下し、本宮付近から県道241号線に入るのですが、少し進むと「通行止め」。Googleさん、通行止めの情報は仕入れといて下さいな。仕方ないのでR311から回り込みました。こんなことなら高速で来たら良かったようなものですが、下川上の集落から見た日の出などは美しくて、このタイミングでよかったかも。 さて、通行止めが気になっていましたが、地すべりを起こしているのは法師山登山口よりも東なので、ここまでの到達は問題なし。登山口近くに車を停めていざスタート。法師山は、多少急なところもあるものの、登りやすい山でした。ただ、山頂近くの偽ピークが微妙に辛い。登る前から雲海が出てそうな期待はしていましたが、登頂するまで待っていてくれました。海は見えなかったけれど、雲海が見えたので大満足。 ここから周回に入るのですが、予想以上にしんどかったです。最初はどうということがなくて「長いだけ」とか思っていたところ、法師山への分岐が近づいてくると、突然アップダウンが激しくなります。ロープ場も登場したりして、かなり消耗しました。大塔山やめて帰ろうか、でもここでへたれたら富士山で何も学んでないしなと、一ノ森-大塔山を目指すことに。ただ、分岐を過ぎてひいひい言ってたら、途中抜きつ抜かれつしていた男性から、「この後もしんどそうですね」と。敢えて意識しないでいたのに・・・ 大塔山への往復のネックになるのは、一ノ森前後の急坂です。大概疲れ果てた脚にはきつかったです。大塔山の手前は、一ノ森ほどきつくはないですが、尾根が広くて道がはっきりしません。適当に登りました。山頂到達して帰りでは、一ノ森の山頂を通りたくなくて巻き道を通ろうとしたら、見事に墓穴を掘りました。はい、素直に山頂を通った方がよかったです。分岐を過ぎて、大塔山の登山口を目指して降りますが、ここは別に難しくないとは言え、長い。登山口まで降りたら、ここからの林道がまた長い。しかも眠い。歩いていたらなんだか左に寄っていく。下山後の林道歩きはいつもしんどいにせよ、この日は本当に大変でした。 ただまあ、ここから本宮に抜けられないことがわかっていたことも幸い?して、このまままっすぐキャンプ場を目指すことができました。いや、本当にふらふら。途中、あまりの眠気に車を停めて仮眠することも。キャンプ場では、テントを持って行ったのですが、設営する気力がなく、車中泊することになりました。これで、関西百名山74、近畿百名山64。 道の状況: 【法師山】多少急なくらいで、危険箇所もありません。踏み跡もはっきりしています。ポイントに標識が立っています。この山だけなら初心者でもなんとかなりそうです。眺望は良好です。 【周回路】4.3kmくらいで、長いです。途中にはピークもなく、メリハリに欠けます---と思っていたら、最後の最後で急なアップダウンが連続します。この箇所があるだけでも、初心者には不適です。踏み跡はほぼ明瞭。標識は少なめ。 【一ノ森-大塔山】一ノ森までは急な登りですが、道は明瞭です。山頂を過ぎると、尾根が広くなり、踏み跡は不明瞭になります。まあ、登りさえすればいいのですが。山頂は防獣ネットの向こうで、4箇所くくられています。眺望はあまりよくありません。大塔山登山路(下山路)は、道は明瞭で危険箇所もありませんが、長くて、淡々と降りなければなりません。その後も2.8kmの林道です。 駐車場とアプローチ:法師山登山口の少し手前の路肩にスペースがあり、登山口至近も含めれば5台くらい停められそうです。携帯電波は入らなかったと思います。お手洗いはありません。大塔山登山口は上述の林道を登り切ったところにあって、広いです。ただ、どなたかのレポートで「林道でパンクした車がいた」とか読んだような気もします。登山口に到る道は、よくある山の舗装路で、幅もそこまで狭くはありません。落石もそんなに多くなかったと思います。

大塔山 熊野本宮方面から県道241号線に入ったのですが、しばらく行くと「地すべり通行止め」と。通行止め箇所は大杉隧道だったので、西からなら法師山登山口へは到達可能です。
熊野本宮方面から県道241号線に入ったのですが、しばらく行くと「地すべり通行止め」と。通行止め箇所は大杉隧道だったので、西からなら法師山登山口へは到達可能です。
大塔山 下川上までやってきたら、夜明けが美しかったです。
下川上までやってきたら、夜明けが美しかったです。
大塔山 雲が低くて幻想的。上にあがったら雲海も見えそうで期待。
雲が低くて幻想的。上にあがったら雲海も見えそうで期待。
大塔山 登山口手前の駐車スペース。ここまでの道は、そこまで幅が狭いわけでもなく、落石が多いわけでもなく。通り抜けの車がないとわかっているから、比較的楽でした。先着の車が一台(少し意外)。
登山口手前の駐車スペース。ここまでの道は、そこまで幅が狭いわけでもなく、落石が多いわけでもなく。通り抜けの車がないとわかっているから、比較的楽でした。先着の車が一台(少し意外)。
大塔山 法師山登山口。ちなみに、大塔山登山口はさらに林道を登っていったところにあります。
法師山登山口。ちなみに、大塔山登山口はさらに林道を登っていったところにあります。
大塔山 いきなり吊り橋。雨上がりで滑ります。
いきなり吊り橋。雨上がりで滑ります。
大塔山 稜線に出るまでは急登はありませんが、ここはそこそこ急でした。
稜線に出るまでは急登はありませんが、ここはそこそこ急でした。
大塔山 この形式の標識が要所に立てられています。有難いのですが、個人的には白い矢印はカットしておいて欲しかったです。
この形式の標識が要所に立てられています。有難いのですが、個人的には白い矢印はカットしておいて欲しかったです。
大塔山 霧の中を登ります。
霧の中を登ります。
大塔山 結構辛い。
結構辛い。
大塔山 やっと山頂!と思いきや、百間山? ただの分岐標識でした。
やっと山頂!と思いきや、百間山? ただの分岐標識でした。
大塔山 あれぞ本当の山頂。
あれぞ本当の山頂。
大塔山 到着。
到着。
大塔山 絶好の眺望。
絶好の眺望。
大塔山 雲海!
雲海!
大塔山 広角で。
広角で。
大塔山 三角点あり。
三角点あり。
大塔山 周回に入っています。左右に雲海が見えていたのですが、なかなか木々の切れ目がなくて。
周回に入っています。左右に雲海が見えていたのですが、なかなか木々の切れ目がなくて。
大塔山 池です。
池です。
大塔山 向こうに見えているのが大塔山で、左が一ノ森かと。
向こうに見えているのが大塔山で、左が一ノ森かと。
大塔山 ここまでは普通の山道でただ長いだけでしたが、ここから急にアップダウンが。ロープ場も登場します。
ここまでは普通の山道でただ長いだけでしたが、ここから急にアップダウンが。ロープ場も登場します。
大塔山 一ノ森。手前はかなり急でした。写真も撮ってません。
一ノ森。手前はかなり急でした。写真も撮ってません。
大塔山 さらに道のよくわからない広い尾根を登り返して大塔山(斜度は一ノ森の方がきつい)。山頂は防獣ネットの向こう。
さらに道のよくわからない広い尾根を登り返して大塔山(斜度は一ノ森の方がきつい)。山頂は防獣ネットの向こう。
大塔山 眺望はこんなくらい。
眺望はこんなくらい。
大塔山 下山はとにかく長かった。写真ほとんど撮ってません。林道を歩いていたら、なんだか左に寄っていく。
下山はとにかく長かった。写真ほとんど撮ってません。林道を歩いていたら、なんだか左に寄っていく。
大塔山 百間山渓谷キャンプ場に泊まりましたが、テントを張る気力がなく、車内で寝ました。夕食はアルファ米にのっけ飯。それから大豆ミート(軽くて運びやすい蛋白源にいいのではないかと思ったのですが)。
百間山渓谷キャンプ場に泊まりましたが、テントを張る気力がなく、車内で寝ました。夕食はアルファ米にのっけ飯。それから大豆ミート(軽くて運びやすい蛋白源にいいのではないかと思ったのですが)。

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